2024年前期朝ドラ「虎に翼」のあらすじ（ネタバレ）と感想のまとめ一覧。

2024年前期朝ドラ第110作目「虎に翼」のあらすじ（ネタバレ）と感想のまとめを一覧でお届けします。

「虎に翼」は日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ「三淵嘉子」さんの実話に基づき、脚本家の吉田恵里香さんが書き上げています。

主人公「猪爪寅子」を演じるキャストは「伊藤沙里」さん。伊藤さんの朝ドラ出演は2017年の「ひよっこ」以来です。

それでは、生まれ持った芝居のセンスでシリアスな役からコミカルな役まで演じられる伊藤沙莉の寅子を半年間楽しみたいと思います。

「虎に翼」のテーマは「ジェンダーフリー」と「多様性」ですが、この言葉と無縁な昭和初期の時代から物語は始まります。

脚本の大テーマは憲法第14条「法の下の平等」ですね。

第1週のアバンで寅子の背中が…、震える寅子の背中が映りました。寅子が手にしている新聞には新憲法「法の下の平等」の記事が載っていました。

しかしながら、令和時代なっても憲法第14条「法の下の平等」を国民皆が享受しているでしょうか？

自民党の裏金事件はその象徴たる事件だと思います。

なぜ国会議員だけが裏金を許されてしまうのか？「法の下の平等」は未だに実現していないと思うのは私だけではないはずです。

さて、9月23日（月）からは最終週の第26週「虎に翼」です。法の下の平等が最高裁で問われる最後の山場が描かれます。

朝ドラ「虎に翼」のあらすじ（ネタバレ）まとめ一覧。

「虎に翼」の時代背景はブギウギの主役・福来スズ子と同時代で、笠置シヅ子と「三淵嘉子」は共に大正3年（1914年）生まれです。

第1週で描かれる女学生の寅子もOSK（梅丸少女歌劇団）に興味を持っていたようです。さて、「虎に翼」は寅子の幼少期パートが描かれていません。

ですので、第1話では、戦後の新憲法14条を語り担当の「真野真千子」が難しい憲法を優しく丁寧に語っています。

主人公・猪爪寅子を演じるキャストは伊藤沙莉さんのショットはその14条の新聞記事を読んでいるのですが、体は震えています。考え深い表情を想像します。

朝ドラ「虎に翼」のキャストと相関図。

⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」のキャスト一覧と相関図。

朝ドラ「虎に翼」のあらすじ（ネタバレ）第20週～第26週。判事・東京編。

第26週（最終週）「虎に翼」126話～130話。

放送	2024年9月23日（月）～9月27日（金）
主人公	寅子（キャスト：伊藤沙莉）
主人公モデル	三淵嘉子

⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」第26週(最終週）「虎に翼」のあらすじ（ネタバレ）と感想。

第25週「女の知恵は後へまわる？」121話～125話。

放送	2024年9月16日（月）～9月20日（金）
主人公	寅子（キャスト：伊藤沙莉）
主人公モデル	三淵嘉子

⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」第25週「女の知恵は後へまわる？」のあらすじ（ネタバレ）と感想。

第24週「女三人あれば身代が潰れる？」116話～120話。

放送	2024年9月9日（月）～9月13日（金）
主人公	寅子（キャスト：伊藤沙莉）
主人公モデル	三淵嘉子

愛の家庭裁判所の尽力した多岐川が逝きました。

⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」第24週「女三人あれば身代が潰れる？」のあらすじ（ネタバレ）と感想。

第23週「始めは処女の如く、後は脱兎の如し？」111話～115話。

放送	2024年9月2日（月）～9月6日（金）
主人公	寅子（キャスト：伊藤沙莉）
主人公モデル	三淵嘉子

いよいよ長い時間をかけて準備してきた「原爆裁判」の口頭弁論がいよいよ行われます。当時の日本国政府の考え方がわかる大事な裁判です。

その判決は…。

⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」第23週「始めは処女の如く、後は脱兎の如し？」のあらすじ（ネタバレ）と感想。

第22週「女房に惚れてお家繁盛？」106話～110話。

放送	2024年8月26日（月）～8月30日（金）
主人公	寅子（キャスト：伊藤沙莉）
主人公モデル	三淵嘉子

寅子は航一の家族と一緒に生活することになりました。

しかし、生活感が異なった家族が一緒に生活することで意見のぶつかりも起きますよね。寅子はどう乗り越えるか？

⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」第22週「女房に惚れてお家繁盛？」のあらすじ（ネタバレ）と感想。

第21週「貞女は二夫に見えず？」101話～105話。

放送	2024年8月19日（月）～8月23日（金）
主人公	寅子（キャスト：伊藤沙莉）
主人公モデル	三淵嘉子

⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」第21週「貞女は二夫に見えず？」のあらすじ（ネタバレ）と感想。

第20週「稼ぎ男に繰り女？」96話～100話。

放送	2024年8月12日（月）～8月16日（金）
主人公	寅子（キャスト：伊藤沙莉）
主人公モデル	三淵嘉子

新潟編が完結して東京編に移ります。時代は昭和30年（1955年）でサンフラン条約が締結し日本は独立国として再スタートします。

大正3年（1914年）生まれの佐田寅子（伊藤沙莉）は41歳になりました。

⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」第20週「稼ぎ男に繰り女？」のあらすじ（ネタバレ）と感想。

朝ドラ「虎に翼」のあらすじ（ネタバレ）第16週～第19週。判事・新潟編。

15週までの寅子は裁判補として一生懸命頑張ってきましたが、何か欠けていたものがありました。それは家族への愛です。

そして、娘との絆です。少し隙間が空いてしまいましたが、16週以降で取り戻すことはできるのでしょうか？

さて、寅子は一時新潟勤務になり、地方での人間関係の複雑さに悩みながらも無事任務が終了し、また判事として東京勤務となります。

時代は高度成長期に入りました。

第19週「悪女の賢者ぶり？」91話～95話。

放送	2024年8月5日（月）～8月9日（金）
主人公	寅子（キャスト：伊藤沙莉）
主人公モデル	三淵嘉子

⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」第19週「悪女の賢者ぶり？」のあらすじ（ネタバレ）と感想。

第18週「七人の子は生すとも女に心許すな？」86話～90話。

放送	2024年7月29日（月）～8月2日（金）
主人公	寅子（キャスト：伊藤沙莉）
主人公モデル	三淵嘉子

⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」第18週「七人の子は生すとも女に心許すな？」のあらすじ（ネタバレ）と感想。

第17週「女の情に蛇が住む？」81話～85話。

放送	2024年7月22日（月）～7月26日（金）
主人公	寅子（キャスト：伊藤沙莉）
主人公モデル	三淵嘉子

新潟に転勤したことでとても懐かしい出会いがありました。

しかし、その女性も問題を抱えていました。寅子はその問題にどう応えていくのでしょう。

戦前には存在していた「華族制度」は戦後の憲法では廃止されました。

⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」第17週「女の情に蛇が住む？」のあらすじ（ネタバレ）と感想。

第16週「女やもめに花が咲く？」76話～80話。

放送	2024年7月15日（月）～7月19日（金）
主人公	寅子（キャスト：伊藤沙莉）
主人公モデル	三淵嘉子

寅子は東京から新潟に転勤してきました。

それも心に隙間が生じ「スンッ」としている娘と二人での新生活です。なにか心配ですね。

⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」第16週「女やもめに花が咲く？」のあらすじ（ネタバレ）と感想。

朝ドラ「虎に翼」のあらすじ（ネタバレ）第10週～第14週。判事補・東京編。

第15週「女房は山の神百石の位？」71話～75話。

放送	2024年7月8日（月）～7月12日（金）
主人公	寅子（キャスト：伊藤沙莉）
主人公モデル	三淵嘉子

猪爪家では寅子がいると「スンッ」状態でみんなが接しています。そのよい家族状況を作りあがたのは寅子本人であることを知りません。

そんなある日、寅子に判事として地方転勤の命が下ります。

⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」第15週「女房は山の神百石の位？」のあらすじ（ネタバレ）と感想。

第14週「女房百日　馬二十日？」66話～70話

放送	2024年7月1日（月）～7月5日（金）
主人公	寅子（キャスト：伊藤沙莉）
主人公モデル	三淵嘉子

今週は寅子にとって新たな出会いがありますね。その人とは…。将来の再婚相手。

⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」第14週「女房百日　馬二十日？」のあらすじ（ネタバレ）と感想。

第13週「女房は掃きだめから拾え？」61話～65話。

放送	2024年6月24日（月）～6月28日（金）
主人公	寅子（キャスト：伊藤沙莉）
主人公モデル	三淵嘉子

寅子は特例判事補として、家事部の審判も担当することになりました。そんなある日、家庭裁判所で梅子と再会するのです。

10年振りに学友の梅と再会しますが、梅の家庭はドロドロでした。

⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」第13週「女房は掃きだめから拾え？」のあらすじ（ネタバレ）と感想。

第12週「家に女房なきは火のない炉のごとし？」56話～60話。

放送	2024年6月17日（月）～6月21日（金）
主人公	寅子（キャスト：伊藤沙莉）
主人公モデル	三淵嘉子

寅子は念願の裁判官になりますが、今まで通り、家庭局の仕事も勤務しなければなりません。今週も涙、涙の物語です。

当時、戦災孤児が社会問題となっており寅子もかかわっていました。

そんなある日、轟とよねが出会い戦争孤児たちを助けています。そこに寅子が現れるのですがよねは彼女を信じることができず突き放してしまいます。

⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」第12週「家に女房なきは火のない炉のごとし？」のあらすじ（ネタバレ）と感想。

第11週「女子と小人は養い難し？」51話～55話。

放送	2024年6月5日（月）～6月14日（金）
主人公	寅子（キャスト：伊藤沙莉）
主人公モデル	三淵嘉子

第11週では花岡が栄養失調で亡くなります。それは、新聞記事に載るほどの世間のショックは図り知りません。

寅子も法曹界も皆ショックです。そんなある日、寅子は桂場に呼ばれます。それは、家庭裁判所設立準備室への異動の命でした。

⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」第11週「女子と小人は養い難し？」のあらすじ（ネタバレ）と感想。

第10週「女の知恵は鼻の先？」46話～50話。

放送	2024年6月3日（月）～6月7日（金）
主人公	寅子（キャスト：伊藤沙莉）
主人公モデル	三淵嘉子

寅子は猪爪家の為、弟の直明の為、いや自分が求めていた法曹界へ飛び込む決心をしました。向かったのは法曹会館です。

その人事課にいたのは…

「虎に翼」第10週「女の知恵は鼻の先？」からは寅子の「裁判官への道」が描かれます。その道の最初の入り口はあの「桂場等一郎」でした。

時代は連合国軍最高司令官総司令部（GHQ)の指導の下、敗戦処理と国家の民主化を進めていました。

⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」第10週「女の知恵は鼻の先？」のあらすじ（ネタバレ）と感想。

朝ドラ「虎に翼」のあらすじ（ネタバレ）第7週～第9週。弁護士編（優三との結婚そして戦病死）。

女性初の弁護士になった猪爪寅子の弁護士人生が第7週31話から始まります。しかし、時代は戦争へと突き進む日本です。

猪爪家でもとても辛く悲しい出来事がたび重なりました。直道の戦死、優三の戦病死、そして最後はお父さんの直言が栄養失調と肺炎で病死しました。

寅子はしゃべる元気も出ません。そんな時、優三が出征する時に渡した手作りのお守り袋が復員兵の方から受け取りました。

やっと現実に向き合う寅子は川辺で泣くことで夫・優三の死を受け入れるのでした。

第9週「男は度胸、女は愛嬌？」41話～45話。

放送	2024年5月27日（月）～5月31日（金）
主人公	寅子（キャスト：伊藤沙莉）
主人公モデル	三淵嘉子

ご存じアメリカ軍のB29で東京は火の海へと変わり果てていきます。寅子と花江は疎開しており無事でしたが、花江の両親は犠牲になりました。

昭和20年の東京大空襲そして敗戦。日本の民が一番苦しく辛い時代です。猪爪家でももっとも過酷で辛い日常が続きます。

さて、週タイトルの「男は度胸、女は愛嬌？」とは

男性にとって物に動じない度胸が、女性にとって魅力的な笑顔、つまり愛嬌が大切だという意味のことわざです。男女それぞれにふさわしい資質を、度胸・愛敬と韻を踏んで示した言葉で、それぞれが単独でも用いられています。

と言う意味です。男は度胸の男は誰なのか？女は愛嬌の女は誰なんでしょうか？

日本にとっても猪爪家にとっても辛く過酷な日々が待っていました。しかし、そこは民主化の入口であり、寅子には新しい日本国憲法が迎えてくれます。

⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」第9週「男は度胸、女は愛嬌？」のあらすじ（ネタバレ）と感想。

第8週「女冥利に尽きる？」36話～40話。

放送	2024年5月20日（月）～5月24日（金）
主人公	寅子（キャスト：伊藤沙莉）
主人公モデル	三淵嘉子

週タイトルの「女冥利に尽きる？」とは

「女に生まれた甲斐があること」「女に生まれたことの幸せ」を意味する「女冥利」に「尽きる」を組み合わせた言葉です。

この言葉に当てはまる女性はやはり寅子ですかね。

さて、弁護の依頼も増え仕事は順調でしたが、優三との夫婦生活はとても微妙でした。そんなある日、寅子は担当した裁判に勝訴したのですが…。

激動の時代、戦時中の寅子の生活です。優三との結婚、そして出産、しかし住み慣れた家から離れないとなりません。

優三はいつも寅子に優しく接してくれました。しかしその優三にも召集令状が届くのです。

⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」第8週「女冥利に尽きる？」のあらすじ（ネタバレ）と感想。

第7週「女の心は猫の目？」31話～35話。

放送	2024年5月13日（月）～5月17日（金）
主人公	寅子（キャスト：伊藤沙莉）
主人公モデル	三淵嘉子

週タイトルの「女の一念、岩をも通す？」とは、

女の心は気まぐれで変わりやすいことのたとえ。
女心は、猫の目が光によって形が変化するように変わりやすいとの意から。

と言う意味ですが…

寅子は弁護士事務所に勤務し実務の勉強に励みますが、何かが違うのです。

⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」第7週「女の心は猫の目？」のあらすじ（ネタバレ）と感想。

朝ドラ「虎に翼」のあらすじ（ネタバレ）第1週～第6週。学生編。

寅子の母・はるは寅子に第1話からあなたの進む道は「地獄よ」との言葉を使っていました。そして寅子は地獄への入り口に立ちました。

第6週「女の一念、岩をも通す？」では2回目の高等試験に合格し見事初の女性弁護士第1号となりました。

そこでも、寅子はどんな地獄でも突き進んでみせると決意を新たにするのです。

弁護士の道に目覚め、男尊女卑の時代に「はて」と何かにつけて疑問を持ちこれでいいのだろうか？と自問自答していた寅子。

寅子と一緒に入学した仲間は道半ばで弁護士の道を諦め寅子はその内情を知り悔しがります。合格後も寅子はマスコミに投げかけます。

「法改正がなされても結局、女は不利のまま～」と。

第6週「女の一念、岩をも通す？」26話～30話。

放送	2024年5月6日（月）～5月10日（金）
主人公	寅子（キャスト：伊藤沙莉）
主人公モデル	三淵嘉子

週タイトルの「女の一念、岩をも通す？」とは、

女性の強い思いは硬い岩をも通してしまうという意味のことわざです。女性が執念深いことのたとえとして使われています。

と言う意味ですが、執念深いとは誰を指しているのでしょう。寅子かな？

寅子が2回目の高等試験に合格し大学で祝賀会を開いてくれました。しかし寅子はなんかしっくりしていないようです。

⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」第6週「女の一念、岩をも通す？」のあらすじ（ネタバレ）と感想。

第5週「朝雨は女の腕まくり？」21話～25話。

第5週は、権力に立ち向かう人、権力に忖度する人が描かれました。

共亜事件に伴う直言の弁護をどうするか？検事VS弁護でどちらが勝訴するのか？大げさに言えば猪妻家と国家権力の戦いです。

見どころ満載の法廷ドラマで展開します。

放送	2024年4月29日（月）～5月3日（金）
主人公	寅子（キャスト：伊藤沙莉）
主人公モデル	三淵嘉子

週タイトルの「朝雨は女の腕まくり？」とは、

女が腕まくりしていくら力んで見せても、すぐにへたばってしまう。 同じように、朝降る雨は、じきに上がるから恐れるに足りないことをいう。

と言う意味ですが、今週はどんな展開になるのでしょうか？

猪爪家の事件は寅子たちの手で解決することができるのでしょうか？ハラハラドキドキです。どうなるの直言。

番組テーマでもある「助け合い」が法廷の場で描かれます。寅子とその家族、そして仲間、何より師である穂高教授が弁護を引き受けてくれたのですから。

⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」第5週「朝雨は女の腕まくり？」のあらすじ（ネタバレ）と感想。

第4週「屈み女に反り男？」16話～20話。

第4週（4月22日～26日）は「屈み女に反り男？」です。猪爪家に激震が走りました。

20話では猪爪家に検察が来て家宅捜査が行われました。寅子の父・直言が共亜事件で拘留されたとの事です。

物語の前半は、寅子たちが明律大学女子部を卒業し法学部に進学し、男子学生と一緒の学ぶことからでした。

男子学生たちと少々トラブルもありましたね。

放送	2024年4月22日（月）～26日（金）
主人公	寅子（キャスト：伊藤沙莉）
主人公モデル	三淵嘉子

週タイトルの「屈み女に反り男？（かがみおんなにそりおとこ）」とは、

女は少しうつむき加減にしている姿が良く、男は少し胸を張った反り加減の姿が良いということ。

です。昭和一桁の時代では常識だったのでしょうか？現代では死語かも？寅子はどう思われていたのでしょう。

2年前に弁護士法が改正され、女性も高等試験に合格すれば、弁護士資格を取得できるようになっていました。

男子学生と共に学ぶ寅子たちが描かれますが、この週の見どころは、男子学生の花岡が寅子の仲間の梅子の言葉によって、自分らしさを回復するシーンです。

⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」第4週「屈み女に反り男？」のあらすじ（ネタバレ）と感想。

第3週「女は三界に家なし？」11話～15話。

放送	2024年4月15日（月）～19日（金）
主人公	寅子（キャスト：伊藤沙莉）
主人公モデル	三淵嘉子

週タイトルの「女は三界に家なし？」の意味は、

女性には心から安らげる場所がこの世の中には全くない、という旧来の因習的観念を述べた慣用表現です。

「安らげる場所がない」とは誰を指しているのでしょうか？寅子の同級生たち？いや花江の浮かぬ顔もひっかかりますね。

さて、寅子が明律大学女子部の2年生になって半年が経ちました。同級生は20人まで減り、クラスも3つから1つになっていました。

3年生は2人しか残っていません。さらに、新入生の数も減り、女子部は存続の危機に陥っています。そこで寅子たちはあることを行います。

⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」第3週「女は三界に家なし？」のあらすじ（ネタバレ）と感想。

第2週「女三人寄ればかしましい？」6話～10話。

放送	2024年4月8日（月）～12日（金）
主人公	寅子（キャスト：伊藤沙莉）
主人公モデル	三淵嘉子

週タイトルの「女三人寄ればかしましい？」とは、

女性が3人集まると、そのおしゃべりでたいへんににぎやかなことになる、というたとえです。

寅子の周りには多くの新たな女性キャストが登場します。

寅子は女学校を卒業し法律を学ぶために「明律大学女子部」に入学しました。新たな登場人物が寅子と対峙します。

大学には法律を学びたいという女子の面々が揃いました。しかし世間からは「魔女部」と言われており、結婚を諦めた女性たちと批判されていました。

一方、優三は高等試験に落ち、司法浪人2年目に突入しています。そして、親友の花江は猪爪家に入り、デレデレの直道と2人で、幸せな新婚生活を送っています。

⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」第2週「女三人寄ればかしましい？」のあらすじ（ネタバレ）と感想。

第1週「女賢しくて牛売り損なう？」1話～5話。

放送	2024年4月1日（月）～5日（金）
主人公	寅子（キャスト：伊藤沙莉）
主人公モデル	三淵嘉子

2024年前期の朝ドラ「虎に翼」が4月1日から始まりました。

週タイトルの「女賢しくて牛売り損なう」の意味は…

女が利口なようすをしてでしゃばると、かえってその浅知恵を見すかされて物事をやりそこなうことのたとえ。

で「寅子の母・はる」が寅子のお見合いシーンで使っていましたね。

女学校の最終学年で学ぶ17歳の猪爪寅子はあるレストランでお見合いに臨んでいました。

帝都銀行に勤める寅子の父・直言が相手の方に寅子を紹介しますが、寅子はまったく元気がありません。

視聴して先ずは映像の美しさと時代背景の再現性にビックリしています。

戦前の東京やGHQの兵隊さんがいる戦後まもない東京を見事に再現していました。また当時のお茶の水が再現されているので現代と比較するのも面白いですね。

とにもかくにも、寅子が法曹の世界（地獄）に飛び込んだ第一日目です。

第1週は「女の幸せは結婚」という当時の固定概念を描いていますが、その概念に疑問を持っているが女学生の「猪爪寅子」です。

新たな切り口である「法」を題材にした「虎に翼」を半年間楽しみに視聴していきます。

⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」第1週「女賢しくて牛売り損なう？」のあらすじ（ネタバレ）と感想。

朝ドラ「虎に翼」のあらすじ（ネタバレ）概要。

三淵嘉子さんは日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ日本初の女性弁護士です。

⇒虎に翼のヒロイン「猪爪寅子」のモデルは戦後初の女性弁護士・裁判官「三淵嘉子」

脚本	吉田恵里香
主人公	寅子（キャスト：伊藤沙莉）
ナレーター	尾野真千子（女優）
主題歌	さよーならまたいつか！（米津玄師）

昭和のはじめ、日本初の女性専門に法律を教える学校ができました。そこへ集ったのは、当時の日本のどこにも収まれない、あふれ出す何かを抱えた女性たちでした。

この物語の主人公・猪爪寅子も、そんな収まれない女性です。

周囲から“魔女部”と陰口をたたかれた女性だけの学びやで、彼女たちは自らの道を切り開くため法律を学んでいきます。

昭和13年（1938年）、卒業生から日本初の女性弁護士が誕生します。寅子もその一人として日本中から注目され憧れの的になります。

しかし弁護士として意気揚々と世に出た彼女たちを待ち受けていたのは、戦争へと突き進んでいく日本でした。

法学という社会に羽ばたく翼を得たはずが、それを使える場は急速に消えてしまいます。

昭和20年（1945）、焼け野原に立つ寅子は全てを失っていました。明日生きるため頼れるのは、かつて学んだ法律だけ。彼女は裁判官になることを決意するのです。

戦争で親を亡くした子どもや苦境に立たされた女性たちのため、家庭裁判所の設立に奔走することになります。

そして、寅子はついに裁判官になりました。

彼女とその仲間たちは、政治でも経済でも解決できない、追いつめられた人々の半径５メートルの世界を見つめ、その苦境から救うため情熱をもって向き合っていきます。

主人公の伊藤沙莉が演じる寅子とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子どもや追いつめられた女性たちを救っていきます。

「虎に翼」の意味。

タイトルの「虎に翼」とは、中国の法家・韓非子の言葉から取られ、「強い力を持つ者にさらに強さが加わる」という意味を持ちます。

「鬼に金棒」と同義語ですね。

“トラコ”ことヒロインの寅子が、法律という翼を得て力強く羽ばたいていく姿が描かれます。

主人公・寅子は強大な力にとまどい時には悩みながら、弱き人々のために自らの翼を正しく使えるよう、一歩ずつ成長していきます。

朝ドラ「虎に翼」あらすじ（ネタバレ）制作統括の声。

制作統括の尾崎裕和氏は「虎に翼」は声のドラマです。とコメントしています。

法廷に響く荘厳な「判決の声」、仲間たちのはしゃいだ「笑い声」、 そして弱きものたちの「声なき声」です。

数多の声が絡みぶつかり合いそこに物語が生まれます。

そんな「声のドラマ」のど真ん中にいていただく「語り」を尾野真千子さんが担当します。縦横無尽で唯一無二の「虎に翼」の語りが始まります。

まとめ。

三淵さんをモデルにした「虎に翼」は前回の「ブギウギ」と同時代です。と言うのも笠置シヅ子さんは、三淵さんは大正3（1914）年生まれ笠置さんと同じです。

当然、ドラマも同じ時代を背景として描かれると思います。

昭和の激動の時代を生きた一人の女性法曹とその仲間たちの波瀾万丈の物語として大胆に再構成した「虎に翼」。

原作なしのオリジナルストーリーの展開をドキドキワクワクしながら楽しんで視聴します。