2024年前期朝ドラ第110作目「虎に翼」のあらすじ（ネタバレ）を第1週から最終週までを各週ごと一覧で紹介します。
「虎に翼」は日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ「三淵嘉子」さんの実話に基づき、脚本家の吉田恵里香さんが書き上げています。
主人公は「猪爪寅子」で演じるキャストは「伊藤沙里」さん。伊藤さんの朝ドラ出演は2017年の「ひよっこ」以来です。
それでは、生まれ持った芝居のセンスでシリアスな役からコミカルな役まで演じられる伊藤沙莉の寅子を半年間楽しみたいと思います。
第5週は（4月29日～5月3日）は大げさに言えば「猪爪家VS国家権力」権力に立ち向かう人、権力に忖度する人が描かれると思います。
⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」第5週「朝雨は女の腕まくり？」のあらすじ（ネタバレ）と感想。
「虎に翼」のテーマは「ジェンダーフリー」と「多様性」ですが、この言葉と無縁な昭和初期の時代から描いています。
ただ、脚本の大テーマは憲法第14条「法の下の平等」ですね。
第1週アバンで寅子の背中が、震える背中が映りますが、寅子が手にしている新聞記事には新憲法のこの言葉でした。
しかしながら、令和の時代になった昨今の日本でも憲法第14条「法の下の平等」を国民皆が享受しているでしょうか？
自民党の裏金事件はその象徴たる事件だと思います。
なぜ国会議員だけが裏金を許されてしまうのか？「法の下の平等」は未だに実現していないと思うのは私だけではないはずです。
ところで、仕事の関係で伊藤さん主演の「虎に翼」を見逃してしまった。伊藤さん演じる
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2024年前期朝ドラ「虎に翼」のあらすじ（ネタバレ第1週～）戦前。
「虎に翼」の時代背景はブギウギの主役・福来スズ子と同時代で、笠置シヅ子と「三淵嘉子」は共に大正3年（1914年）生まれです。
第1週で描かれる女学生の寅子もOSK（梅丸少女歌劇団）に興味を持っていたようです。さて、「虎に翼」は寅子の幼少期パートが描かれていません。
ですので、第1話では、戦後の新憲法14条を語り担当の「真野真千子」が難しい憲法を優しく丁寧に語っています。
主人公・猪爪寅子を演じるキャストは伊藤沙莉さんのショットはその14条を新聞で読んでいるのですが、体は震えていて考え深い表情を想像します。
第6週「女の一念、岩をも通す？」26話～30話。
| 放送 | 2024年5月6日（月）～5月10日（金） |
| 主人公 | 寅子（キャスト：伊藤沙莉） |
| 主人公モデル | 三淵嘉子 |
週タイトルの「女の一念、岩をも通す？」とは、
女性の強い思いは硬い岩をも通してしまうという意味のことわざです。女性が執念深いことのたとえとして使われています。
と言う意味ですが、執念深いとは誰を指しているのでしょう。寅子？
⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」第6週「女の一念、岩をも通す？」のあらすじ（ネタバレ）と感想。
第5週「朝雨は女の腕まくり？」21話～25話。
| 放送 | 2024年4月29日（月）～5月3日（金） |
| 主人公 | 寅子（キャスト：伊藤沙莉） |
| 主人公モデル | 三淵嘉子 |
週タイトルの「朝雨は女の腕まくり？」とは、
女が腕まくりしていくら力んで見せても、すぐにへたばってしまう。 同じように、朝降る雨は、じきに上がるから恐れるに足りないことをいう。
と言う意味ですが、今週はどんな展開になるのでしょうか？
猪爪家の事件は寅子たちの手で解決することができるのでしょうか？ハラハラドキドキです。どうなるの直言。
⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」第5週「朝雨は女の腕まくり？」のあらすじ（ネタバレ）と感想。
第4週「屈み女に反り男？」16話～20話。
第4週（4月22日～26日）は「屈み女に反り男？」です。
寅子たちは明律大学女子部を卒業し法学部に進学することになりました。男子学生と一緒の学び舎です。
男子学生たちと少々トラブルもありましたが、猪爪家では一大事件が勃発していました。その事件とは…。
| 放送 | 2024年4月22日（月）～26日（金） |
| 主人公 | 寅子（キャスト：伊藤沙莉） |
| 主人公モデル | 三淵嘉子 |
週タイトルの「屈み女に反り男？（かがみおんなにそりおとこ）」とは、
女は少しうつむき加減にしている姿が良く、男は少し胸を張った反り加減の姿が良いということ。
です。昭和一桁の時代では常識だったのでしょうか？現代では死語かも？寅子はどう思われていたのでしょう。
2年前に弁護士法が改正され、女性も高等試験に合格すれば、弁護士資格を取得できるようになっていました。
⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」第4週「屈み女に反り男？」のあらすじ（ネタバレ）と感想。
第3週「女は三界に家なし？」11話～15話。
| 放送 | 2024年4月15日（月）～19日（金） |
| 主人公 | 寅子（キャスト：伊藤沙莉） |
| 主人公モデル | 三淵嘉子 |
週タイトルの「女は三界に家なし？」の意味は、
女性には心から安らげる場所がこの世の中には全くない、という旧来の因習的観念を述べた慣用表現です。
「安らげる場所がない」とは誰を指しているのでしょうか？寅子の同級生たち？いや花江の浮かぬ顔もひっかかりますね。
さて、寅子が明律大学女子部の2年生になって半年が経ちました。同級生は20人まで減り、クラスも3つから1つになっていました。
女子部存続の危機です。
⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」第3週「女は三界に家なし？」のあらすじ（ネタバレ）と感想。
第2週「女三人寄ればかしましい？」6話～10話。
| 放送 | 2024年4月8日（月）～12日（金） |
| 主人公 | 寅子（キャスト：伊藤沙莉） |
| 主人公モデル | 三淵嘉子 |
週タイトルの「女三人寄ればかしましい？」とは、
女性が3人集まると、そのおしゃべりでたいへんににぎやかなことになる、というたとえです。
寅子の周りには多くの新たな女性キャストが登場しますからね。
寅子は女学校を卒業し法律を学ぶために「明律大学女子部」に入学しました。新たな登場人物が寅子と対峙します。
一方、優三は高等試験に落ち、司法浪人2年目に突入しています。そして、親友の花江は猪爪家に入り、デレデレの直道と2人で、幸せな新婚生活を送っています。
⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」第2週「女三人寄ればかしましい？」のあらすじ（ネタバレ）と感想。
第1週「女賢しくて牛売り損なう？」1話～5話。
| 放送 | 2024年4月1日（月）～5日（金） |
| 主人公 | 寅子（キャスト：伊藤沙莉） |
| 主人公モデル | 三淵嘉子 |
2024年前期の朝ドラ「虎に翼」が4月1日から始まりまりました。
週タイトルの「女賢しくて牛売り損なう」の意味は…
女が利口なようすをしてでしゃばると、かえってその浅知恵を見すかされて物事をやりそこなうことのたとえ。
で「寅子の母・はる」が寅子のお見合いシーンで使っていましたね。
女学校の最終学年で学ぶ17歳の猪爪寅子はあるレストランでお見合いに臨んでいました。
帝都銀行に勤める寅子の父・直言が相手の方に寅子を紹介しますが、寅子はまったく元気がありません。
⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」第1週「女賢しくて牛売り損なう？」のあらすじ（ネタバレ）と感想。
2024年前期朝ドラ「虎に翼」のあらすじ（ネタバレ概要）。
三淵嘉子さんは日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ日本初の女性弁護士です。
⇒虎に翼のヒロイン「猪爪寅子」のモデルは戦後初の女性弁護士・裁判官「三淵嘉子」
| 脚本 | 吉田恵里香 |
| 主人公 | 寅子（キャスト：伊藤沙莉） |
| ナレーター | 尾野真千子（女優） |
| 主題歌 | さよーならまたいつか！（米津玄師） |
昭和のはじめ、日本初の女性専門に法律を教える学校ができました。そこへ集ったのは、当時の日本のどこにも収まれない、あふれ出す何かを抱えた女性たちでした。
この物語の主人公・猪爪寅子も、そんな収まれない女性です。
周囲から“魔女部”と陰口をたたかれた女性だけの学びやで、彼女たちは自らの道を切り開くため法律を学んでいきます。
昭和13年（1938年）、卒業生から日本初の女性弁護士が誕生します。寅子もその一人として日本中から注目され憧れの的になります。
しかし弁護士として意気揚々と世に出た彼女たちを待ち受けていたのは、戦争へと突き進んでいく日本でした。
法学という社会に羽ばたく翼を得たはずが、それを使える場は急速に消えてしまいます。
昭和20年（1945）、焼け野原に立つ寅子は全てを失っていました。明日生きるため頼れるのは、かつて学んだ法律だけ。彼女は裁判官になることを決意するのです。
戦争で親を亡くした子どもや苦境に立たされた女性たちのため、家庭裁判所の設立に奔走することになります。
そして、寅子はついに裁判官になりました。
彼女とその仲間たちは、政治でも経済でも解決できない、追いつめられた人々の半径５メートルの世界を見つめ、その苦境から救うため情熱をもって向き合っていきます。
主人公の伊藤沙莉が演じる寅子とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子どもや追いつめられた女性たちを救っていきます。
「虎に翼」の意味。
タイトルの「虎に翼」とは、中国の法家・韓非子の言葉から取られ、「強い力を持つ者にさらに強さが加わる」という意味を持ちます。
「鬼に金棒」と同義語ですね。
“トラコ”ことヒロインの寅子が、法律という翼を得て力強く羽ばたいていく姿が描かれます。
主人公・寅子は強大な力にとまどい時には悩みながら、弱き人々のために自らの翼を正しく使えるよう、一歩ずつ成長していきます。
2024年前期朝ドラ「虎に翼」あらすじ（ネタバレ）制作統括の声。
制作統括の尾崎裕和氏は「虎に翼」は声のドラマです。とコメントしています。
法廷に響く荘厳な「判決の声」、仲間たちのはしゃいだ「笑い声」、 そして弱きものたちの「声なき声」です。
数多の声が絡みぶつかり合いそこに物語が生まれます。
そんな「声のドラマ」のど真ん中にいていただく「語り」を尾野真千子さんが担当します。縦横無尽で唯一無二の「虎に翼」の語りが始まります。
まとめ。
三淵さんをモデルにした「虎に翼」は前回の「ブギウギ」と同時代です。と言うのも笠置シヅ子さんは、三淵さんは大正3（1914）年生まれ笠置さんと同じです。
当然、ドラマも同じ時代を背景として描かれると思います。
昭和の激動の時代を生きた一人の女性法曹とその仲間たちの波瀾万丈の物語として大胆に再構成した「虎に翼」。
原作なしのオリジナルストーリーの展開をドキドキワクワクしながら楽しんで視聴します。
