2024年前期朝ドラ「虎に翼」第16週「女やもめに花が咲く?」のあらすじ(ネタバレ)と感想をお届けします。
第16週からは地方に転勤した寅子の物語です。寅子は新潟県に転勤します。娘の優未と一緒に転勤しました。
二人だけの生活に不安はあります。優未の学校のこともあります。転向して友達と仲良くやっていけるのでしょうか?
とても心配ですよね。
ところで、伊藤沙莉さんが演じる猪爪寅子をもう一度観たい!尾野真千子さんの語りをもう一度聴きたい、と思いませんか?
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「虎に翼」第16週「女やもめに花が咲く?」のあらすじ。
週タイトルの意味。
週タイトルの「女やもめに花が咲く?」とは、
女やもめとは「夫を亡くして再婚しない女」
と言う意味で、寅子にも当てはまります。でも「花が咲く」とは寅子が身ぎれいになるのでしょうか?
第16週「女やもめに花が咲く?」あらすじ。
寅子は、新潟地家裁の三条支部に赴任し、娘との二人暮らしを始めます。
職場は地縁と血縁で成り立つ地域社会においては、出来るだけ波風立てないやり方を模索するという環境でした。
新潟本庁刑事部に勤務する星航一と、予期せぬ再会を果たしますが、二人が旧知である事を知った三条支部に出入りする面々からは、含みのある視線を浴びます。
帰宅後は、我が子との間に出来た溝を埋めようと努力する寅子なのですが…。
モデル(実存) | 寅に翼の設定 | 寅に翼のキャスト |
三淵嘉子 | 猪爪寅子 | 伊藤沙里(役:猪爪寅子) |
猪爪花江 | 森田望智(役:花江) | |
星航一 | 岡田将生(役:星航一) | |
語り(ナレーター) | 尾野真千子 | |
主題歌 | 米津玄師「さよーならまたいつか!」 |
伊藤沙里が演じる猪爪寅子のモデルは三淵嘉子さん。
⇒虎に翼のヒロイン「猪爪寅子」のモデルは戦後初の女性弁護士・裁判官「三淵嘉子」
「虎に翼」第16週「女やもめに花が咲く?」のネタバレ。
週タイトル | 女やもめに花が咲く? |
放送日 | 2024年7月15日(月)~19日(金) |
放送 | 午前8時~8時15分 |
再放送 | 午後0時45分~1時 |
※詳細は視聴後に掲載します。
ネタバレ第76話:7月15日(月)謙虚だが…
桂場や多岐川らに送り出され、新潟地家裁三条支部に赴任した寅子は支部の職員たち、地元の弁護士・杉田太郎らから大歓迎を受けました。
困惑しながらも、新しい職場に一日でも早くなじもうと努力する寅子です。一方で、娘・優未との距離は縮まらないままで過ごすします。
寅子は謙虚だが…
寅子は東京での私生活を含む行動を反省し就任地の新潟では謙虚に一から全てをやり直そうとしています。
しかし、慣れないこともあり、仕事量の多さは物理的にキャパを超えています。全てを完璧にこなすのは無理です。
航一から「なぜ謝るの?」と言われたように今の寅子は謝ることを優先し「ありがとう」の感謝の気持ちが足りません。
さてさて、これからどうなることやら…
ネタバレ第77話:7月16日(火)花江のアドバイス。
花江への手紙に「仕事も家事も完璧にこなす」と書いた寅子に、花江からの返事が届きました。そこには「寅子にしかできないことを」と書かれていたのです。
花江の手紙。
花江の手書きの内容が16週のポイントではないかと思います。「寅子にしかできないこと」は必ずあるはずです。
親子関係は完璧に行うことではありません。猪爪家の日常生活を見てきた花江だからわかるのです。
虎ちゃんは素直に早く花江の言葉を理解してほしいですね。
⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」で森田望智(キャスト)が演じる「花江」とは。
現地の仕事(山の境界線をめぐる民事調停)
一方、三条支部では判事としての仕事が山積みでした。山の境界線をめぐる民事調停を担当することになりました。
寅子は、申立人の森口、弁護士の杉田、書記官の高瀬らとで現地へ出向きます。
そこで、お昼休み中に森口(現地の有力者)につかみかかる高瀬(書記官)を目撃し、慌てて止めに入りましたが、振り払われてしまい川へ落ちてしまいます。
現地の有力者と弁護士の関係、寅子は地方の習慣と人間関係に「?」を感じるのでしょうか。
ネタバレ第78話:7月17日(水)トラブルが発生。
山の境界線をめぐる現地調停で書記官の高瀬と申立人の森口との間にトラブルが発生しました。寅子も巻き込まれてしまいました。
高瀬書記官はお休みしていました。
優未の性格。
家に帰った寅子は優未がテストの点数をごまかそうとしている場面に出くわします。でもそれには訳があったのです。
緊張するとお腹の具合が悪くなりテストに影響していたのです。優未は父の優三のDNAを受け継いでいましたね。
寅子は亡き夫・優三のことを思い出していました。
優三も緊張するとお腹を壊していた。
寅子は未だに優三の死を受け止めていないのではと思います。娘の優未は父の姿を見ていません。記憶にないのです。
ですから優三との思い出を娘の優未に語ってほしいです。出征前に渡した「お守り」そしてその「お守り」を戦友に渡し命を救った話。
その戦友から「お守り」が返ってきた話。結婚前の二人の話もたくさんあるはずです。その全てを娘の優未に語ってほしいです。
⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」でキャストの仲野太賀が演じる“佐田優三”とは。
ネタバレ第79話:7月18日(木)穏便に。
前日、父親の話が聞きたいと言う優未に寅子は優三の話をすることができませんでした。翌日、寅子は航一の言葉から優三の死を受け止めきれていなかったことに気付くのです。
寅子は帰り道に読書をしている高瀬に声をかけます。そして謝り翌日は来てくださいと頼むのです。
調停を穏便に済ませようとする。
民事調停が行われる日。判事として寅子の質問が行われる日でした。しかし太郎が新しい証拠を提出し寅子の質問を制しました。
双方の意見は対立することなくお互いが“被害者”だと言うことで納得し、円満解決となりました。
なんと後味が悪いことです。太郎は事件を起こした高瀬は訴えないとしましたが、寅子は“持ちつ持たれつ”を拒否しました。
「高瀬さんは、書記官としてあるまじき行動をした。それはしっかりと処分されなければ、裁判所の信頼に関わります」と太郎に言い、
「森口さんにはこうお伝えください。この暴行の一件はこちらできちんと処置しますと」毅然とした態度を取りました。
さてさて、この件で地元民たちはどのような態度をとってくるか?寅子はまた問題を抱えるのです。
ネタバレ第80話:7月19日(金)寅子の思いやり。
森口との間を自分が取り持つことで穏便に済ませようという杉田弁護士からの提案を断り、寅子は高瀬を書記官としてきちんと処分すると告げます。
高瀬書記官の処分理由。
高瀬が暴行したことは許されないと言う寅子。
ただ、心に出来たカサブタを事あるごとに悪気なく剥がしていくような人たちに、借りを作ってほしくないという思いがありました。
判事は定期的に変わります。でも高瀬はこの地で書記官として働き続けます。この先、寅子がいなくなったあとの考えたと思います。
だから処分はするというのです。処分の意図に納得した高瀬には笑みが浮かんでいましたね。
高瀬と向き合えたことをきっかけに、寅子は娘・優未に亡き夫・優三の話をしようと決意するのです。
優未との会話。
夜中、職務で高瀬がやってきました。寅子はお礼にともらったキャラメルを優未と分け合います。
実は優未からおねだりされたのです。「今、食べちゃ駄目? だって、美味しいもの一人で食べてもつまんない」と言うのです。
その言葉であの日の思い出がフラッシュバックしました。優三がおいしいものは分け合って食べようと言った「かぼちゃ饅頭」
寅子は優三のことを初めてゆっくりと話し始めるのです。不器用で優しいところは優未も似てしまったのね。
と寅子は声を詰まらせながら優未に話すのです。
新潟本庁の帰りに寄った喫茶店「ライトハウス=燈台」
寅子は新潟地裁の本庁に呼び出され、欠員を補うため、毎週水曜日に本庁の刑事事件を担当することになりました。
航一から誘われた「美味しいコーヒーとハヤシライスを出す喫茶店」に行くとそのお店の看板には「ライトハウス」と書かれていました。
ライトハウスとはよねが働いていた上野のカフェの名前です。そしてそのお店にいたのはなんと涼子様こと華族の令嬢・涼子でした。
「虎に翼」のあらすじのまとめ一覧はこちら。
⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」のあらすじ(ネタバレ)1週から最終週まで一覧。
「虎に翼」第16週「女やもめに花が咲く?」の感想。
寅子が判事として中央の家庭裁判所から地方の裁判所に就任する16週はなぜか大河ドラマ「光る君へ」でまひろ(紫式部)の父が都から地方の越前守として就任するシーンとダブります。
役所の実務者が税の取り立てをごまかすのは慣例であったこと。それは「虎に翼」で描いている現地の風習に慣れることなのでしょう。
1000年前も、戦後の昭和でも同じことが起きていますね。これが地方で仕事をする(生きる)現実なのでしょうか?
とすれば令和で起こる地方行政の民と官のトラブルも同じ構造なので変わっていないということです。
視聴者の感想。
引用:ヤッフーニュース
涼子様もきっと東京のカフェー燈台の名前にいろんな想いを馳せて名付けたのかもしれません
以前法廷劇の後、カフェー燈台でよねさんみたいに強くなりたいって言ってたから…
まとめ。
次週の「虎に翼」は第17週「女の情に蛇が住む?」です。
金曜日はホットする展開でよかったです。でも喫茶店の中には涼子さまが…どうして新潟に来たのか?
玉はどうしたのか?その謎がわかるのでしょうか。明律大学の皆それぞれ戦後を生き抜ていて生きていたのですね。
早く来週が見たい!!