「虎に翼」キャスト一覧と相関図
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2024年前期朝ドラ「虎に翼」第14週「女房百日 馬二十日?」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

2024年朝ドラ(虎に翼)
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2024年前期朝ドラ「虎に翼」第14週「女房百日 馬二十日?」のあらすじ(ネタバレ)と感想をお届けします。

今週は寅子にとって新たな出会いがありますね。それは寅子のこれからの人生にとってとても大事な人なんですが、この時点ではまだ分かりません。

それと、寅子を法曹の世界に導いた穂高先生も登場しますが、なぜか言い争っています。それは…

ところで、伊藤沙莉さんが演じる猪爪寅子をもう一度観たい!尾野真千子さんの語りをもう一度聴きたい、と思いませんか?

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「虎に翼」第14週「女房百日 馬二十日?」のあらすじ。

週タイトルの意味。

週タイトルの「女房百日 馬二十日」とは、

どんなものも、はじめのうちは珍しがられるが、すぐに飽きられてしまうというたとえ。 妻は百日、馬は二十日もすれば飽きてしまうとのこと。

と言う意味ですが、妻の百日の妻とは誰の事なのか?

第14週「女房百日 馬二十日?」あらすじ。

昭和24年(1549年)

寅子は広報コンサートの成果で、一躍世間に知られる存在となり、最高裁判所長官の著書改稿作業を手伝ったりと、相変わらず多忙な日々でした。

そんな中、非行を繰り返す息子の親権を押し付け合う国際結婚夫婦の離婚調停を担当することになりました。

家庭審判所と少年審判所が一つになり設立された家庭裁判所ならではの内情から、一筋縄では進みません。

しかし寅子は子供の意思を聞き、子供の立場に立って、調停しようと奮闘します。

モデル(実存) 寅に翼の設定 寅に翼のキャスト
三淵嘉子 猪爪寅子ともこ 伊藤沙里(役:猪爪寅子)
猪爪花江 森田望智(役:花江)
語り(ナレーター) 尾野真千子
主題歌 米津玄師「さよーならまたいつか!」

伊藤沙里が演じる猪爪寅子のモデルは三淵嘉子さん。
虎に翼のヒロイン「猪爪寅子」のモデルは戦後初の女性弁護士・裁判官「三淵嘉子」

「虎に翼」第14週「女房百日 馬二十日?」のネタバレ。

週タイトル 女房百日 馬二十日?
放送日 2024年7月1日(月)~5日(金)
放送 午前8時~8時15分
再放送 午後0時45分~1時

※詳細は視聴後に掲載します。

第66話:7月1日(月)寅子は超有名人。

昭和25年(1950年)。

家庭裁判所主催の「愛のコンサート」は、“ブルースの女王”茨田りつ子の出演で大成功のうちに幕を閉じました。

茨田りつ子は終演後の記者会見で「東京在住の困ったご婦人方は是非、佐田寅子さんをお訪ねになって」と述べていました。

有名人になった寅子。

「茨田りつ子」の発言で、有名人になった寅子はますます仕事に追われるようになります。

雑誌記者のインタビューが終わった後、サインを頼まれるほど“日本一有名な裁判官”として一躍人気者になりました。

しかし、家庭のことは花江に任せきりになっています。そのことがとても気になります。

寅子の帰宅は娘が寝た後の時間。小学校一年生になった娘の優未はまだまだ母親に甘えたい年齢ですが、母は忙しくて家にはいません。

昭和25年では女性は家にいるのが普通を思われていました。子供は特にその思いが強かったと思います。

花江がすべての家事をこなしているから猪爪家は何とか成り立っているのです。

2024年前期朝ドラ「虎に翼」で森田望智(キャスト)が演じる「花江」とは。

それと、寅子はまだ判事補です。見習い裁判官なのです。寅子が脚光を浴びることを当然よく思わない人は中にはいます。

最高裁長官・星朋彦の改稿作業。

そんな超忙しくなった寅子に、桂場と久藤から仕事とは別なお願いをされてしまいます。それは、

最高裁長官・星朋彦の本の改稿作業の手伝いです。

桂場が「無理をして、また……」と言いかけたのが寅子は気になりました。桂場は寅子が学生時代に倒れてのを目の前で見ていましたからね。

「また倒れでもしたら」と思ったのでしょう。

でも、寅子は別の解釈していましたね。とにかく寅子は休日返上で依頼を引き受けるのです。

星の息子・航一との出会い。

寅子は長官室を訪ねてきましたが、留守でした。そこで星の息子で横浜地裁の判事である航一と出会うのです。

航一の第一声は「あの佐田寅子さんが手伝ってくださるとは」…でした。寅子は「あの」が気になっているようでした。

2024年前期朝ドラ「虎に翼」で岡田将生(キャスト)が演じる「星航一」とは。

第67話:7月2日(火)最高裁長官・星朋彦氏退場。

寅子は休日返上で航一と戸惑いながらも改稿作業をしていますが、航一はおだやかだが考えていることが全く読めません。

一方、家庭局では、家事部と少年部の親睦を深めため昼食会を企画する寅子ですが、人がまったく集まりません。

星智彦の「日常生活と民法」書籍。

最高裁長官・星朋彦の本の改稿作業が終わり、佐田寅子の名も掲載されていました。寅子は涙ぐみながら航一に伝えます。

「夫が言ってたんです。いつか法律の本を出すのが夢だって」と。すると優三さんの回想シーンが流れました。

「法律の本を出したかった。僕が法律を学ぶ楽しさを知ったように、誰かにも伝えられたらなって」と笑いながら話す優三さんを寅子は思い出したのです。

そして、寅子は何度もうなずきながら「代わりに夢をかなえたってことにしちゃおうかしら」と笑みを浮かべます。

このシーンでも優三さんを思い出す脚本力の凄さに感心し、将来の夫になる航一は口癖の「なるほど」と返答していました。

帰宅した寅子は優三の写真の前に完成した本をそなえました。

星智彦「日常生活と民法」序文の一節。

甘味処竹もとで寅子と航一が打ち合わせをしていると、そこに序文を完成させた星長官が訪れました。

そこで、自ら書いた序文をその場で読み上げます。

~これ(新しい民法)が国民になじむまで相当の工夫や努力と日時を要するでしょう~

~人が作ったものですから、古くもなりますし、間違いもあります~

長官が序文を読み終わると、寅子や航一だけではなく、竹もとで働いている梅子やおかみさんもおやじさんもそしてその場に居合わせたのお客さまも拍手を送っていました。

その瞬間、なぜか涙が込み上げてきました。

ただ、書籍の出版を前に星長官は亡くなりました。(ナレ死に)

第68話:7月3日(水)憲法違反か合憲か?

寅子は日本人の男性とフランス人の女性の離婚調停を担当しています。二人の間に生まれた栄二は窃盗事件を起こし、両親ともに親権を手放したがっていました。

責任を押し付け合う姿に心を閉ざしていく栄二、寅子は栄二を救う方法を模索します。

尊属殺の規定。

昭和25年10月

一方、最高裁では「尊属殺の規定」に関するある判決が言い渡されました。15人の最高裁の裁判官の中には穂高がいました。

尊属殺重罰規定が憲法に反しているかどうかの判決は「合憲」でした。

重罪を課す尊属殺の規定は憲法に反すると声をあげたのは、最高裁判事15人の中で、2人でその一人が、穂高でした。

寅子の説明。

~たとえ2人でも、判決が覆らなくても、おかしいと声を上げた人の声は決して消えない。その声がいつか誰かの力になる日がきっと来る~。

~私の声だって、みんなの声だって、決して消えることはないわ~と直治の問い「2人なんて、それっぽっちじゃ何も変わらないよ」に応えていました。

それはとっても正しいことなのですが、家族の空気はなぜかどんよりとしています。それは何なのか?

娘の優未の想い。

短いシーンですが優未の寂しさに不安を感じますね。

母(寅子)が忙しく自分をかまってくれないのは頭では理解していると思いますし、だからこそ気遣いし、寂しさを押し殺してしまっています。

眠っている優未を優しく見守る母のシーンは優未には伝わりません。

寅子は法に向き合い理想を求めているのですが、足元の「家族」と向き合っていません。そこがこの時代で女性が働くことの難しさなのでしょう。

第69話:7月4日(木)寅子が怒る!なぜ?

栄二の心を開くことができない中、寅子は穂高が最高裁判事を退任することを知らされます。

桂場に手伝ってくれと言われ、うっかり引き受けてしまった寅子。気まずい気持ちのまま退任記念の祝賀会に出席します。

桂場、久藤、多岐川らが集まる中、寅子は穂高の言葉に真っ向から意見します。

寅子の激怒、なぜ?

穂高の退任記念祝賀会が行われ、寅子は花束を渡す役割でした。

しかし、穂高のスピーチに「雨だれの一滴にすぎなかった」と自身を卑下したことが気に食わなかったのか寅子は部屋から出て行ってしまいます。

この行動に正直理解ができませんでした。なんで怒って出てしまうのか?恩師である穂高の労う場ではないのか?

第70話:7月5日(金)穂高先生が逝く。

祝賀会の翌日、穂高と寅子はお互いの立場から遠慮せずに想いをぶつけ合います。

穂高先生との最後は笑顔だった。

穂高先生は自分は古い人間だと言い、「君もいつかは古くなる。常に自分を疑い続け、時代の先を歩み、立派な出涸(でがらし)になってくれたまえ」と伝えます。

寅子にエールを送ったのです。

寅子の顔がほころび、長年気まずい空気が漂っていた“師弟”もしくは“親子”が、最後の最後で笑い合うことができました。

そして静かに逝きました。

英二が話す。

寅子は栄二に向き合い、彼の言葉を引き出そうとします。栄二は寅子の言葉をきっかけに、頼りたい人の存在を思い出すのです。

それは父の姉でした。

穂高裁判官の反対意見。

尊属殺の最高裁判決で穂高が書き記した反対意見は、

「この度の判決は、道徳の名の下に国民が皆、平等であることを否定していると言わざるをえない。法で道徳を規定するなど許せば、憲法14条は壊れてしまう。

道徳は道徳。法は法である。今の尊属殺の規定は明らかな憲法違反である」という、周りに何を言われようと声を上げ続けた。

寅子や桂場たちが理想とする穂高イズムです。

「虎に翼」のあらすじのまとめ一覧はこちら。
2024年前期朝ドラ「虎に翼」のあらすじ(ネタバレ)1週から最終週まで一覧。

「虎に翼」第14週「女房百日 馬二十日?」の感想。

寅子は常に満点でなければ気が済まないタイプなのですね。娘の優未が高得点をとっても褒めない寅子。

100点でなければ褒めないのか?

娘の優未の寂しさは計り知れません。

その気持ちを分かろうとしない寅子。穂高先生も恩師であるがゆえに「雨だれの一滴にすぎなかった」との言葉を許せなかったのか?

常に理想を求めるのはよろしいが、家庭を守っている花江の苦労を知らない寅子。今は仕事が第一で家庭を一切顧みしない寅子。

寅子の驕り、家庭への無関心、自分の正しさを疑わない、そして謝らない姿勢の寅子はまるで昭和の仕事第一主義のモーレツ父さんのようです。

これでは家庭は壊れます。家庭裁判所の裁判補は務まっていますが、母親の愛情が薄く見えてしまいますね。

視聴者の感想。

引用:ヤッフーニュース

 この話は教員などではよく起こることで、親が職場等で他人に対して尽くせば尽くすほど、自分の子供と接する時間が少なくなり、子供が親に対する不満が募りグレてしまう。

そのような親が周りからは人格者として称賛されるほど、子供は反発する。

やはり、親子であっても小さい頃からのコミュニケーションは大事だなと感じさせられる。

ハッピーエンドだけではなくそのような負の側面もきちんと入れ込だこの脚本はなかなかよくできている。

まとめ。

次週の「虎に翼」は第15週「女房は山の神百石の位?」です。

70話のラストシーンは喪服のまま布団で眠る寅子がいます。その姿を見つめるスンッとした娘の優未とその背中を見つめる花江がいます。

このシーンは何の伏線なのか?間違えなく寅子と優未そして花江の絆に入り始めている小さなヒビでしょう。

次週の寅子は一番つらいかも知れません。

2024年朝ドラ(虎に翼)
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