「虎に翼」キャスト一覧と相関図
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2024年前期朝ドラ「虎に翼」第18週「七人の子は生すとも女に心許すな?」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

2024年朝ドラ(虎に翼)
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2024年前期朝ドラ「虎に翼」第18週「七人の子は生すとも女に心許すな?」のあらすじ(ネタバレ)と感想をお届けします。

今週は放火事件から朝鮮人への人種差別の問題へと展開していきます。戦後から7年、新潟の地方都市で起こっている差別。

それはまだまだ奥が深い問題です。

ところで、伊藤沙莉さんが演じる猪爪寅子をもう一度観たい!尾野真千子さんの語りをもう一度聴きたい、と思いませんか?

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「虎に翼」第18週「七人の子は生すとも女に心許すな?」のあらすじ。

週タイトルの意味。

週タイトルの「七人の子は生すとも女に心許すな?」とは、

七人の子どもまででき、長年連れ添った妻にも油断してはならない。女には気を許すなということ

と言う意味すが「七人の子は生すとも女に心許すな」との女とは今週いるのでしょうか?

視聴後もよくわかりませんでした。

第18週「七人の子は生すとも女に心許すな?」あらすじ。

昭和27年(1952年)

戦後、未だ朝鮮人を差別する言動が散見される世相の中、寅子は、朝鮮人青年が被告となっている放火・詐欺事件を担当することになりました。

公判で証拠として提出された被告の手紙の翻訳文を読んだ寅子達は、被告が書いたその内容に、なにか違和感を感じるのです。

そこで、法廷に提出された手紙の朝鮮語原文を、学友の香子に再翻訳してもらいました。

その結果、証拠に相当する手紙の箇所が、朝鮮語ならではの表現ゆえに誤訳されていた事に気づくのです。

その誤訳とは…。朝鮮語の「燃やす」の訳です。

モデル(実存) 寅に翼の設定 寅に翼のキャスト
三淵嘉子 猪爪寅子ともこ 伊藤沙里(役:猪爪寅子)
猪爪花江 森田望智(役:花江)
星航一 岡田将生(役:星航一)
語り(ナレーター) 尾野真千子
主題歌 米津玄師「さよーならまたいつか!」

伊藤沙里が演じる猪爪寅子のモデルは三淵嘉子さん。
虎に翼のヒロイン「猪爪寅子」のモデルは戦後初の女性弁護士・裁判官「三淵嘉子」

「虎に翼」第18週「七人の子は生すとも女に心許すな?」のネタバレ。

週タイトル 七人の子は生すとも女に心許すな?
放送日 2024年7月29日(月)~8月2日(金)
放送 午前8時~8時15分
再放送 午後0時45分~1時

ネタバレ第86話:7月29日(月)差別。

昭和27年(1952年)。

寅子と優未の姿を見ていきなり号泣した杉田ですが、実は杉田は昭和20年の長岡空襲で娘と孫を失っていたのです。

そんな中、ある放火事件が発生します。火災があったスマートボール場の経営者である朝鮮人の金顕洙が逮捕されました。

裁判では傍聴席に三条支部の事務員・小野が座っていました。

判事補の入倉と警察官の差別。

判事補の入倉は法曹界の人間なのか?と思われる発言が多いと思います。今日もまた、「また朝鮮人か。事件ばかり起こして困った奴らですよ」との発言します。

生まれた国だけで朝鮮人の顕洙を犯人と決めつけてしまいます。また、寅子のところに逮捕状請求にきた検察官も差別的発言がありました。

寅子たちの時代から100年近く経った現代社会でも根強く残っている差別問題、特に昨今のSNSではひどい言葉が拡散されています。

法の下の平等はいつ実現するのでしょう。

ネタバレ第87話:7月30日(火)差別発言といやがらせ。

兄・顕洙の無実を訴える弟・広洙に、小野は思わず声をかけます。それは、小野にはかつて朝鮮人の恋人がいました。

結婚しようとしたが、親の猛反対に遭い、別れさせられたらしいのです。改めて公平な目で事件を見ようと決める寅子です。

わかり合えない人とも諦めずに関係を深めようと踏み込んでいく寅子の姿を航一は見守っていました。

初公判では、朝鮮人「顕洙」の弟「広洙」が傍聴席から無実を訴えて退席させられそうになっていました。

そのシーンで、三条支部の事務員・小野が朝鮮語で「広洙」をなだめその場を落ち着かせます。

弁護士・次郎の差別発言。

次郎は過去に小野が朝鮮人と関わりがあったことを寅子に話します。そして傍聴人として今後は出席しないようにと言うのです。

小野の結婚は親の猛反対に遭い、別れさせられたらしいとのことですが、「勝手に他人の過去」にずかずかと足を踏み入れる次郎にはいい気はしません。

公開された裁判の傍聴は本人の自由意志なのです。

次の公判での入倉の差別発言。

次の公判では検察側が時限装置を使えば放火は可能であると述べます。

すると、傍聴席にいた朝鮮人「広洙」は「そんなに俺たちを悪者にしたいのか?」と反論します。

その後、事務所に戻った寅子たちですが、入倉は「あの弟が怪しいんじゃないですか。あんな騒ぐってことは何かあるとしか」と憶測で犯人扱いするのです。

涼子のお店に嫌がらせ。

ライトハウスにいつもより早く訪れた寅子と航一です。しかし、そこで寅子が目にしたのは店の扉の落書きを消す涼子の姿でした。

店は月に1度か2度、嫌がらせに遭っていたのです。涼子はよそ者なので、開店するときに関係者の方々とより良いコミュニケーションとっていました。

しかし、そのことを知らない人が未だに嫌がらせをしているようです。警察にも相手にされず、嫌がらせにも慣れつつあるという涼子と玉です。

しかし寅子は激怒します。

ネタバレ第88話:7月31日(水)翻訳の解釈。

改めて放火事件の証拠品を調べた寅子は弟・広洙に宛てて兄・顕洙が送った手紙の内容に疑問を持ち、小野に協力を仰ぎます。

寅子は小野に「燃やす」を朝鮮語で書いてもらいます。

崔香淑(汐見香子)に相談。

小野は朝鮮語で「燃やす」をどう書くかを教えてくれました。寅子は東京にいる同窓生の崔香淑(汐見香子)に手紙を書き新潟に来てもらいました。

そして朝鮮語で書かれた手紙を読んでもらい日本語に翻訳してもらいます。

香子はその燃やす言葉の上に「中」を表す言葉がつくことで「気を揉ませる」「心を苦しめる」という慣用句になると教えてくれました。

つまり全く異なった翻訳をしていたのです。

2024年前期朝ドラ「虎に翼」でキャストのハ・ヨンスが演じる“崔 香淑”とは。

ネタバレ第89話:8月1日(木)放火事件の判決。

小野は、自分の苦しさを告白します。朝鮮人との結婚を周囲に反対されて断念したが、それ以来、後悔の念にさいなまれていたのです。

香子は小野に「好きになった相手が日本人だった。それだけ」と答え、汐見もうなずいていました。

そして、小野に「自分に正直に」と呼びかけます。

判決。

金顕洙の事件はいよいよ判決の日を迎えました。

寅子たち判事は手紙の翻訳の正確性について、杉田ら弁護人と検察の双方に意見を求めます。

その結果、手紙から自白を裏付けることはできず、その他証拠と合わせて顕洙は無罪となりました。

土下座する顕洙に、裁判長の航一は「感謝されることはしていない」顔を上げるように促しました。

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偏見。

寅子は法廷での入倉の表情が気になっていました。入倉は明らかに朝鮮人に偏見を持っています。

寅子はそんな入倉を食事に誘い、溝を埋めようとしますが、入倉は「おせっかいですね」と返しました。

入倉の偏見は朝鮮人の広洙の目が「俺らをまるで仇でも見るみたいに見てた」と言います。

そのことが、おびえていた直接の理由だったのでしょうか。確かに昭和27年当時では、日本にいる朝鮮の人々は日本人を憎んでいたことでしょう。

入倉の感情は当時の日本人の感情を代弁しているようにも感じました。でも入倉は裁判補です。それなりの教育も受けています。

ですので、自分の感情を抑えて法に従う人間でなくてはいけません。国籍は関係ないのです。それが寅子の言う平等なのです。

判決後、涼子の店で偶然一緒になった寅子たち判事と弁護士の杉田たちです。

どんな話になるのでしょうか?

ネタバレ第90話:8月2日(金)航一の過去。

涼子の店で航一が言う「ごめんなさい」の意味が分かります。それは航一が話した過去の出来事でした。

航一は「戦争を止めることはできなかった」という言葉をきっかけに、戦争中に経験した「ある秘密」を語り始めます。

それは、戦時中、総理大臣直轄の「総力研究所」で働いていた秘密でした。

「総力研究所」とは日米開戦を想定したシミュレーションをする機関で、航一らは何度も机上演習を行った結果、敗戦は確実だと政府中枢に報告しました。

しかし、その研究結果は無視されて日米戦争に突入したのです。航一は真実から目を背けたことへの後悔をずっと抱えて苦しんでいたのです。

まだ雪が降っている外に出た航一は、その場にしゃがみこんで号泣します。寅子はその隣に座って背中をさすりながら今週の虎に翼は終わりました。

その時、雪が止み日が照ってきました。

「虎に翼」のあらすじのまとめ一覧はこちら。
2024年前期朝ドラ「虎に翼」のあらすじ(ネタバレ)1週から最終週まで一覧。

「虎に翼」第18週「七人の子は生すとも女に心許すな?」の感想。

88話で寅子が、日本国憲法が公布されてもなお、なくならない「差別や偏見」。寅子は無力さを感じていました。

そして、航一に「私、ご一緒している裁判にふさわしくないかもしれません」「どうしても被告人側、差別を受けている方たちに気持ちが寄ってしまいます」と話します。

すると、航一は「全ての事件に公平でいるなんて無理ですよ」とボソッと言うのです。とても気になりました。

この言葉は何を指すのか?航一の過去も気になりますよね。続いて航一は、「もちろん感情が法を超えてはいけません」

「でも裁判官だって人間で、揺れ動くのは当然だ。先人たちはそれも分かっているから合議制を作ったのでは?」

と応えます。

超えてはならない一線はあるが、心が揺れ動くことはあると航一は言ってました。寅子を理解しているからこそのシーンではないかなと思います。

視聴者の感想。

引用:ヤッフーニュース

“戦後”民主主義は占領軍発で始まったけど、日本ではわりとすんなり定着したんですよね
すんなりしすぎて“法の下の平等”だけは生煮えのまま呑み込まれて、いろんなところで消化不良を起こしている気がする。

人間が「平等って良いな」と実感するのは“自分だけは他よりちょっぴり恵まれてる、トクしてる、重んじられてる”という優越感があるときだけなんですよ。

本当のまっさらの混じりけない“平等”は人間みんなほんとはキライなんだと思います

戦中戦後の食糧難などは国の生産力に見合わない戦争を始め 無理とわかっても継戦した政府の失政のせいですが、

空襲され焼け野原にされ核兵器落とされても あっさり“アメリカを恨まない憎まない”“アメリカ映画も音楽も野球も大好き”な日本になった日本人の本当の心は いまだ自分もわからないところがあります。

まとめ。

次週の「虎に翼」は第19週「悪女の賢者ぶり?」です。

引き続き新潟編ですが、事件も続きます。その事件はとっても人間の感情を揺さぶる事件なのですが、寅子の判断は…

そして航一との関係もとても気になりますね。

2024年朝ドラ(虎に翼)
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