「虎に翼」キャスト一覧と相関図
スポンサーリンク

2024年前期朝ドラ「虎に翼」第23週「始めは処女の如く、後は脱兎の如し?」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

2024年朝ドラ(虎に翼)
Pocket

2024年前期朝ドラ「虎に翼」第23週「始めは処女の如く、後は脱兎の如し?」のあらすじ(ネタバレ)と感想をお届けします。

今週はいよいよ「原爆裁判」がテーマですね。とてもシリアスな内容になりそうです。

先週ラストに流れた予告では、「原爆投下は人道に反する国際法違反であり…」というセリフがありました。

雲野先生はどう戦うのでしょう。よねや轟の活躍をどう描くのか注目です。

ところで、伊藤沙莉さんが演じる猪爪寅子をもう一度観たい!尾野真千子さんの語りをもう一度聴きたい、と思いませんか?

そんな朝ドラファンは「NHKオンデマンド」です。「NHKオンデマンド」の選び方は2通りあります。

U-NEXTの「NHKオンデマンド」

詳しくは⇒朝ドラは無料期間中に「U-NEXT」のNHKオンデマンドで。

アマゾンの「NHKオンデマンド」

詳しくは⇒“朝ドラ”ファンにはアマゾン(amazon)プライムが”おすすめ”。

どちらも無料期間中に視聴し納得したら登録しましょう。

「虎に翼」第23週「始めは処女の如く、後は脱兎の如し?」のあらすじ。

昭和34年(1959年)

寅子は、人類史上初の原子爆弾による被害者を原告とし、国を相手に損害賠償を求めた原爆裁判を担当しています。

原告側弁護人の一人・雲野六郎が倒れるが、裁判官である寅子は公平性に疑念を持たれない様にと駆けつける事も出来ずにいました。

歴史的意義のある裁判にもかかわらず、時代の社会情勢もあって注目度が低い裁判でした。

しかし、往年の新聞記者・竹中次郎が渾身のルポを発表し、大きな注目を集めていくこととなりました。

23週のテーマは「原爆裁判」です。

週タイトルの意味。

週タイトルの「始めは処女の如く、後は脱兎の如し?」とは、

最初のうちはぱっとしないが、(他が油断していると)後になって手腕発揮することのたとえ。

と言う意味です。ぱっとしないのはヒトなのか?ことなのでしょうか。

モデル(実存) 寅に翼の設定 寅に翼のキャスト
三淵嘉子 猪爪寅子ともこ 伊藤沙里(役:猪爪寅子)
猪爪花江 森田望智(役:花江)
星航一 岡田将生(役:星航一)
語り(ナレーター) 尾野真千子
主題歌 米津玄師「さよーならまたいつか!」

伊藤沙里が演じる猪爪寅子のモデルは三淵嘉子さん。
虎に翼のヒロイン「猪爪寅子」のモデルは戦後初の女性弁護士・裁判官「三淵嘉子」

「虎に翼」第23週「始めは処女の如く、後は脱兎の如し?」のネタバレ。

週タイトル 始めは処女の如く、後は脱兎の如し
放送日 2024年9月2日(月)~9月6日(金)
放送 午前8時~8時15分
再放送 午後0時45分~1時

※詳細は視聴後に掲載します。

ネタバレ第111話:9月2日(月)

昭和34年(1959年)。

直明と玲美の間に子供が産まれ、ますますにぎやかになった猪爪家です。星家では寅子が百合の様子がおかしいことに気付きます。それは…

昭和34年11月。

一方、「原爆裁判」は約4年間、27回にも及ぶ準備手続が終り、いよいよはじまる口頭弁論に向け、弁護士の雲野は気合いを入れ直していました。

争点は…

原爆投下が国際法に違反しているか否かと、米国および日本の政府に国民個人が損害賠償を求める権利があるかどうかの2点に整理された。

裁判長の汐見圭は、日米両国の賠償責任を立証するのは困難だが、法廷で議論を尽くそうと力を込めていました。

雲野先生倒れる。

さあーこれからやっと原爆裁判が行われることになりました。しかしその時雲野六郎先生が轟の事務所で倒れ帰らぬ人になってしまいます。

轟は寅子に電話で雲野先生の訃報を伝えました。

しかし、よねは、後で判決に難癖をつけられてはいけないと、葬儀にも自分たちの事務所にも顔を出さないよう寅子に助言するのです。

百合の異変。

雲野先生の訃報を航一や百合に話をしていた時、のどかが寝坊したのか遅れてリビングにやってきました。

のどかが百合に「私は何をやればよい…」と言ったとき、百合はのどかの名前が出てきませんでした。

そのことをのどかから指摘された百合は、「まさかやめてちょうだい。人をボケ老人扱いするのは」と笑ってごまかしていましたが…。

百合はゆっくりとですが「ボケ」の表情が多くなってきた感じです。

口頭弁論。

雲野亡き後、岩居は、訴訟の継続をあきらめようとしていました。

しかし、よねと轟は反対で、広島と長崎に足を運んで被爆者から話を聞いてきたと言います。

彼らの苦しみを救わなければならないという使命感に駆られていた2人は、雲野の遺志を引き継ごうと岩居を鼓舞するのです。

昭和35(1960年)年2月。

そして、日米安保条約の改定が行われた翌月「原爆裁判」の第一回口頭弁論が行われました。

開廷から遅れること数分後…

杖をついた老人が誰もいない傍聴席に入ってきました。それは戦前からの寅子の知り合いの記者、竹中次郎でした。

ネタバレ第112話:9月3日(火)

昭和35年2月

いよいよ「原爆裁判」の口頭弁論が始まりました。記者の竹中次郎は雲野から裁判の記録を記事にしてほしいと依頼されていたのです。

星家の百合は老年性痴呆の症状。

昭和36年6月

航一は図書館で百合の物忘れの件を調べ、老年性痴呆の症状ではないかと推測しました。百合の認知症はゆるやかに進み深刻な状態でした。

物忘れも目立ってきました。炊飯器をセットし忘れ、優未に頼んでいたときつい言葉で言い訳していました。

そのため、星家では、平日は家政婦の吉本が百合を見守りながら介助するという生活に移っていきます。

寅子も更年期障害。

寅子の体調も相変わらずすぐれません。冬なのに熱いと扇子を手放すことができません。航一はそのために一冊の本(更年期障害)を寅子に渡すのです。

原爆裁判。

昭和36(1961年)年8月。

第1回口頭弁論から1年半が経過しました。原爆投下が国際法に違反しているかどうか?とてもシリアスなシーンです。

原告・被告双方が国際法学者による鑑定を求めました。

原告側の鑑定人で教授の保田敏明は、「人道の初等的考慮」という国際法の基本的原理に違反している。

と述べました。

一方、被告側の鑑定人を務める教授の嘉納隆義は、

新兵器である原爆を想定していない国際法の規定を類推解釈すべきでない。

と反論します。よねの反対尋問でも、

個人の権利が国家に吸収されないと規定した日本国憲法は戦後に作られたもので、戦時中の出来事には国際法が適用されるため個人が国に賠償責任を求めることも不可能だ。

と答えました。

ネタバレ第113話:9月4日(水)

原爆投下は国際法に違反しているかどうか、原告・被告双方が国際法学者による鑑定を求め裁判が行われていました。

世間の関心はとても低かったのですが、竹中の記事によって「原爆裁判」に注目が集まりはじめます。

傍聴席は傍聴人が

「原爆裁判」に注目が集まりはじめると、傍聴席には記者や一般の傍聴人が埋めつくされていました。

それは、原告側の励みとなりますが、早く裁判を終わらせたい国側の指定代理人、反町忠男には焦りとなります。

桂場等一郎へ圧力。

甘味処「竹もと」では梅子が桂場に甘団子の品定めを受けていました。今日も合格点をもらえることができません。

そんな時、桂場等一郎は、原爆裁判を速やかに終結させるようにと圧力をかけられていると珍しく愚痴るのです。

その愚痴を聞いた寅子も「法をつかさどる自身の無力さを感じる」とこぼします。すると、桂場は「司法に何ができるのか、そのことだけを考えろ」と助言するのです。

原爆裁判の原告人との電話。

原爆裁判原告の1人吉田ミキさんが法廷に立つことを電話で岩居に伝えてきました。よねと轟は一瞬喜びます。

原告本人の出廷はさらに世論を喚起され、裁判は原告側に有利になると思ったからです。でも轟は原告が出廷することには反対でした。それは…、

賠償金を得られたとしても、彼女が生涯苦労しないで済むほどの金額にはならず、この先に彼女が味わうであろう苦労とは釣り合わないと考えていた。

しかし、よねは轟に「それを決めるのはお前じゃない。どの地獄で、何と戦いたいのか、決めるのは彼女だ」

と説きます。

昭和36年12月

東京地裁に吉田ミキの当事者尋問を申請しました。

寅子たちのもとに届いた訴状には、ミキの経歴について広島で被爆して、全身にケロイドがあり、痛みのために就業不能であることが記されていました。

百合の認知症。

一方、星家では百合の認知症が進行し悪化するばかりです。寅子は航一と優未とで共に懸命に百合を支えますが、寅子自身の更年期障害もひどくなります。

ある日、百合がシチューが腐っていると言って台所で暴れました。優未は混乱します。しかし、その時、のどかは台所の外でひとりタバコを吸っていました。

優未とのどかはそのことで言い合いになります。その場面を見ていた百合は昔のようにのどかをほめるのです。

優未が家を飛び出す。

のどかは、「これ以上、私に求めないでほしい」と爆発!。優未はその声を聞いて「ばか!」とのどかを突き飛ばして蹴り上げます。

そして、優未は、そのまま家を飛び出してしまいました。

のどかは百合のいうことを聞いて芸術の道を諦め銀行員として働いたのでしょう。しかし当時銀行で働く女性はお茶くみなどの単調な毎日だったと思います。

ネタバレ第114話:9月5日(木)

優未が家を飛び出して行った先は轟とよねの法律事務所でした。

優未の行先は。

優未は百合に振り回されている星家の実情を話し轟に話し、悩みを打ち明けます。そのシーンでは轟の恋人の遠藤時雄が優未にアドバイスします。

口や手を出すことは相手との関係や状況、自分自身に変化をもたらすから、その責任は背負わなければならないと忠告。

そして口出しするだけで責任を負わないような人にならないでと助言しました。

その話しを事務所の玄関で聞いていた寅子は大喜び、優未を抱きしめ2人で帰宅します。玄関で待っていたのどかは素直に優未に謝り、優未も謝罪し二人は仲直りをしました。

吉田ミキが上京。

昭和37年1月

原告のひとり「吉田ミキ」が広島から轟の事務所にやって来ました。ミキは事務所に一晩することになり轟は遠藤の家へと向かいました。

吉田ミキは、壁に書かれた憲法第14条を見てつぶやくのです。

差別されない…どういう意味なのかしらね?

と。よねは、ミキが発した言葉に彼女の迷いを察し助言します。

声をあげた女に、この社会は容赦なく石を投げてくる。傷つかないなんて無理だ。だからこそ、せめて心から納得して、自分で決めた選択でなければ。

と尋問の取り止めを提案しました。

ミキは、それでも自分の苦しみ、つらさを伝えたいと言葉を絞りだし、よねが尋問に代わる方法を考えると応じると、号泣し謝るのです。

よねは、泣きじゃくるミキを「あなたが謝ることは何もない…。何もないんだ」と慰めながら、静かに闘志を燃やすのです。

ミキの尋問は取り止め。

ミキの尋問は取り止めとなり、代理人の轟が法廷で彼女の手紙を代読しました。

その内容は、

被爆で全身にやけどを負い、娘を産んだものの乳腺を焼かれて母乳を飲ませてやれず、三度目の流産の後、夫が家を出ていったなどという壮絶な半生が綴られていた。

ただ、人並みに扱われて穏やかに暮らしたい。それだけです。助けを求める相手は国以外に誰がいるのでしょうか

と。

昭和38年3月、最終弁論が行われ、あとは判決を言い渡すだけとなりました。114話では23週の中でも最もシリアスで重たい雰囲気でしたね。

でも、原爆投下でいや先の大戦で苦しんだ国民は大勢いると言う事実は歴史から決して消えることはないのです。

令和の社会でも貧困にあえぐ国民は沢山いるのです。

ネタバレ第115話:9月6日(金)

昭和38年6月

桂場は最高裁判事のひとりに任命されされました。

その桂場が梅子が作った団子の味にOKを出しました。このOKまでの時間は何年かかったのでしょう。

そして、そこに寅子に報告があるとやってきた道夫は寿司屋を継ぐことを諦める件を寅子に話します。

その理由は、金勘定や接客ができないとの事でしたが、それならと梅子が一緒に店をやろうと提案します。

梅子は自ら「私頭がいいのよ」と道夫を安心させ道夫も快諾しました。一方寅子は、更年期の不調を抱えながらも、認知症の百合に向き合っています。

昭和38年(1963年)12月

「原爆裁判」の判決の草案。

判事補の漆間昭が「原爆裁判」の判決の草案を書き上げました。

残念ながら、原告に賠償を請求する権利があると認めることは法的に不可能と言わざるを得ません。

という裁判長の汐見圭。

しかし、寅子だけは「はて?」と首をひねります。最後にもう少しだけ書き加えることを提案します。

「原爆裁判」の判決は原告らの請求を棄却する。国の勝訴でした。

汐見は異例の「主文後回し」をいたしました。当時、民事裁判で主文を後回しにして理由を読み上げるのは異例の出来事でした。

…主文。」

「虎に翼」のあらすじのまとめ一覧はこちら。
2024年前期朝ドラ「虎に翼」のあらすじ(ネタバレ)1週から最終週まで一覧。

原爆裁判の主文後回し。

当時、広島市にはおよそ33万人の一般市民が、長崎市にはおよそ27万人の一般市民が住居を構えており、

原子爆弾の投下が仮に軍事目標のみをその攻撃対象としていたとしても、その破壊力から無差別爆撃であることは明白であり、

当時の国際法からみて違法な戦闘行為である。

では、損害を受けた個人が国際法上、もしくは国内法上において損害賠償請求権を有するであろうか?

残念ながら個人に国際法上の主体性が認められず、その権利が存在するとする根拠はない。

人類始まって以来の大規模、かつ強力な破壊力をもつ原子爆弾の投下によって被害を受けた国民に対して心から同情の念を抱かない者はいないであろう。

戦争を廃止、もしくは最小限に制限し、それによる惨禍を最小限に留めることは、人類共通の希望である。

不幸にして戦争が発生した場合、被害を少なくし、国民を保護する必要があることは言うまでもない。

国家は自らの権限と、自らの責任において開始した戦争により、国民の多くの人々を死に導き、傷害を負わせ、不安な生活に追い込んだのである。

原爆被害の甚大なことは、一般災害の比ではない。

被告がこれに鑑み、十分な救済策を執るべきことは多言を要しないであろう。

しかしながら、それはもはや裁判所の職責ではなく、立法府である国会及び行政府である内閣において果たさなければならない職責である。

それでこそ訴訟当事者だけでなく、原爆被害者全般に対する救済策を講ずることができるのであって、そこに立法および立法に基づく行政の存在理由がある。

終戦後十数年を経て、高度の経済成長を遂げたわが国において、国家財政上、これが不可能であるとは到底考えられない。

われわれは本訴訟をみるにつけ、政治の貧困を嘆かずにはおられないのである。

汐見裁判長が主文後回しのシーンはジーンときました。

国の勝訴で市民の損害賠償請求権は認められませんでしたが、この裁判は当時の日本人の心に突き刺さるインパクトがあったと思います。

最後の文章は令和の時代でも国民一人一人が心に刻んでおかねばならないのではないかと思います。

「虎に翼」第23週「始めは処女の如く、後は脱兎の如し?」の感想。

令和6年9月6日(金)

虎に翼も残り3週となった金曜日の「あさイチ」で寅子役の伊藤沙莉さんが出演していました。

朝からとっても幸せな時間をもらいTVの前で泣き、笑いそして名場面を懐かしく視聴しました。

山田よねを演じた「土井志央莉」さんや親友であり家族になる花江を演じた「森田望智」さんのビデオメッセージを受けての沙莉さんの表情。

思わず涙するシーンにジーンときました。

極めつけは優三を演じた仲野太賀さんのメッセージ中に流れた出征シーンでした。当時の日本で多くの夫婦が体験した思われるとても辛いシーンはやはり涙、涙でした。

そして今週23週のラストで読み上げた原爆裁判の汐見裁判長が主文後回しにした訳あるシーンに脚本家の吉田恵里香さんの熱意が伝わってきます。

サラリーマン時代は「朝ドラ」を視聴する習慣はありませんでした。でもリタイアした後、「カムカム」で感動し、「虎に翼」でも朝を楽しく迎えることができました。

改めてTV制作に携わる人々の凄さを感じます。

伊藤沙莉さんお疲れさまでした。そして感動をありがとうございます。

視聴者の感想。

まとめ。

次週の「虎に翼」は第24週「女三人あれば身代が潰れる?」です。

残り3週となりました。原爆裁判が終了し残りのテーマは何になるのかを想像すると楽しくなります。

寅子の孫は登場するのでしょうか?そんなことまで考えてしまいますね。

2024年朝ドラ(虎に翼)
スポンサーリンク
U-NEXT
U-NEXT

朝ドラから始まる私の日常生活。朝が楽しみです。

でも、見逃してしまった日は、午後のスタバーで「U-NEXT」にログイン。

朝はTVで、昼ならスマホ。いつでも、どこでも「U-NEXT」で朝ドラ。

アマゾンプライム

配送料が無料のアマゾンプライム。

会員の方は無料で映画やドラマをイッキ見しています。更に、「NHKオンデマンド」を
チャンネル登録し、貯まったポイントで「朝ドラ」をイッキ見しています。

アマゾンプライム会員はお得なキャンペーンを上手に利用し生活に役立てていますよね。

愛する方へのプレゼントもアマゾンですよ。

アマゾンでは書籍はもちろん、家電、食品、飲料など生活雑貨まで品揃いが豊富です。

takahashiをフォローする
タイトルとURLをコピーしました