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2024年前期朝ドラ「虎に翼」第5週「朝雨は女の腕まくり?」のあらすじ(ネタバレ)と感想をお届けします。
第5週は「共亜事件」一色だと思います。この事件を真実を寅子とその仲間が協力して権力(当時の検察)に立ち向かっていく姿をおどおどしさを少なくして表現しています。
この事件のモデルは昭和9年(1934年)に起きた「帝人事件」です。それは、台湾銀行と帝国人造絹絲株式会社(帝人)を巡る政治が絡んだ大規模な贈収賄事件でした。
「寅に翼」では寅子の父・直言は汚職事件への関与を何故か自白してしまったのです。でも寅子は父の無罪を信じ、自白の信憑性が乏しいことを証明しよう奮闘します。
そして、いよいよ開かれた法廷。(5月1日23話)
自白一辺倒で有罪に持ち込もうとする堀部圭亮が演じる「検事・日和田」VS弁護を担当する穂高教授との法廷バトルが繰り広げられます。
はたしてその判決は…。
放送は4月29日(月)から5月3日(金)までです。
ところで、伊藤沙莉さんが演じる猪爪寅子をもう一度観たい!尾野真千子さんの語りをもう一度聴きたい、と思いませんか?
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「虎に翼」第5週「朝雨は女の腕まくり?」のあらすじ。
第5週はリーガルドラマとして法廷内のシーンもあり少し重苦しいシーンが続きました。
ですので桂場や寅子たちが通う甘味処「竹もと」のモデルになっている神田淡路町「竹むら」のおしることあんみつをお見せます。
甘いものがお好きな朝ドラファンは是非足を延ばして下さい。
週タイトルの意味。
週タイトルの「朝雨は女の腕まくり?」とは、
女が腕まくりしていくら力んで見せても、すぐにへたばってしまう。 同じように、朝降る雨は、じきに上がるから恐れるに足りないことをいう。
と言う意味です。
ですが、寅子はへたばってしまうのでしょうか?仲間はどうなんでしょう。そして当事者である寅子の父・直言の法廷での証言は…
さて、さて、今週の「朝振る雨」とは何をさしているのでしょう。どんな展開になるのか?
第5週のあらすじ。
第4週20話のエンディングで描かれていましたが、ある晩、記者の目をかいくぐり、猪爪家の中庭に、花岡が穂高を連れて現れました。
猪爪家と検察の戦いが始まっていたのです。その事情を知っている花岡は寅子に優しく接してくました。
今週は「虎に翼」の最初の山場ですね。ネタバレを読んで寅子の奮闘振りを応援して下さい。
モデル(実存) | 寅に翼の設定 | 寅に翼のキャスト |
三淵嘉子 | 猪爪寅子 | 伊藤沙里(役:猪爪寅子) |
寅子の母・「はる」 | 石田ゆり子(役:はる) | |
寅子の父・猪爪直言 | 岡部たかし(役:寅子の父・猪爪直言) | |
語り(ナレーター) | 尾野真千子 | |
主題歌 | 米津玄師「さよーならまたいつか!」 |
伊藤沙里が演じる猪爪寅子のモデルは三淵嘉子さん。
⇒虎に翼のヒロイン「猪爪寅子」のモデルは戦後初の女性弁護士・裁判官「三淵嘉子」
「虎に翼」第5週「朝雨は女の腕まくり?」のネタバレ。
週タイトル | 屈み女に反り男? |
放送日 | 2024年4月22日(月)~26日(金) |
放送 | 午前8時~8時15分 |
再放送 | 午後0時45分~1時 |
第21話:4月29日(月)
視聴後に気になったのは、堀部圭亮さんが演じる検察の日和田が直言に「君の証言で全員を釈放できるんだ」と尋問するシーンがありました。
罪を認め「自白」するように誘導していたのですね。その後、日和田は「予審は順調に進んでおります」と、怪しい男に話をしていました。
この「怪しい男」は一体何者なのか?後程分かるのでしょうか。
寅子は学校を休んでいた。
直言ら16人が贈収賄の容疑で逮捕された「共亜事件」は新聞で大々的に報道され世間の注目を集めました。
家の玄関には大勢のマスコミが押し寄せていたこともあり、寅子は大学に行きづらくなっていました。
そんな中、マスコミに見つからないように隣の庭から猪爪家に忍び込み、花岡と穂高教授が来てくれました。
そして、穂高教授が直言の弁護を引き受けてくれることになり、猪爪家の家族は安堵します。
その後、穂高教授は、学生の本分は学業にありと寅子を促し堂々と大学に来るようにと言ってくれました。寅子も内心喜んでいるようでしたね。
とても頼りになる穂高教授は花岡と共に帰って行きました。
⇒小林薫(キャスト)が朝ドラ「虎に翼」で演じるは“穂高重視”そのモデルは。
寅子が久しぶりに大学に行く。
翌日、寅子が久しぶりに大学に行くと、大学の前には花岡が待っていて、教室まで一緒に歩いてくれました。
教室では涼子たちも寅子を温かく迎えてくれました。
よねは、「お前もせいぜいあがけ」と言って数冊のノートを渡してくれました。そのノートには寅子が休んでいた間の授業の内容がびっしりと書き込まれていたのです。
寅子はノートのみんなの字が「味方だ」と思ったことでしょう。
⇒土居志央梨(キャスト)が朝ドラ「虎に翼」で演じるは“山田よね”そのモデルは。
授業を終えた寅子に花岡は。
寅子は花岡にお礼を言うと花岡は…
「記者の目から君を守るには、やはり家に迎えに行くべきなのか。そもそも君が俺に守れたくないかもしれない…」
「などを日々考えていて、待つだけではだめだと気づき、穂高先生に声をかけて…」ともじもじしながら寅子に話すのです。
そんな花岡に寅子はますます好感を抱きました。果たしてこのシーンが花岡と寅子の恋バナなのか?花岡は寅子を好きになってしまったのか。
⇒岩田剛典(キャスト)が2024年前期朝ドラ「虎に翼」で演じる「花岡悟」とは。
共亜事件。
共亜事件で現職大臣が逮捕されたことにより、藤倉内閣は総辞職に追い込まれました。そして、
逮捕から4か月後、予審が終了し、「罪を自白した」と書かれた新聞記事に戸惑う寅子たちの元に直言がようやく帰ってきました。
帰ってきた直言は家族にただただ謝るだけで真相を話すことはありません。玄関で土下座し「俺はとんでもないことをしてしまった。お前たちに合わせる顔がない」と謝罪するだけでした。
ただ寅子や家族そして穂高教授も直言が悪事に手を染めるとは考え難いと思っています。
⇒岡部たかし(キャスト)が2024年前期の朝ドラ「虎に翼」で演じる“猪爪直言”とは。
第22話:4月30日(火)
直言は寝たきりでろくに食事も取ろうとしません。そんな様子をはるは心配していました。やってきた穂高が尋ねても、直言は「私がやりました」としか言わず、寝室へ入ってしまいます。
22話のアバンは少し長いと思いませんでしたか?アバンの最後のはなが日記を書いているシーンです。10月15日と…はなの日記が直虎の真実を導き出す証拠があったのです。
穂高教授の提案。
弁護を引き受けた穂高はこの事件で「直言君の口から何があったのか、謂れなき罪を背負っているならば、その事を聞き出してほしい」と寅子に言います。
寅子は「君にしかできないことがある」とも言い、寅子に調書の写しを頼むのです。寅子は快諾しすぐに取り掛かります。
しかし、膨大な資料を一人で写すには限界があります。その様子を見ていた花岡は寅子に声をかけようとしますが…
涼子たちもその様子を見ていました。そして、花岡たちと共に膨大な予審記録と調書を書き写すのです。調書内容をひとつずつ確認するために。
花江の一言。
はるの実家からこんな事件を起こした縁戚とは縁を切るとの手紙がきました。はるは子供や孫にも迷惑がかかると直道夫婦にも猪爪家の籍を抜きなさいと言います。
そのシーンでは、花江の一言がジーンをきましたね。
「今はその時期ではありません。今はお父様から真実を引き出すことです」と
⇒森田望智(キャスト)が朝ドラ「虎に翼」で演じる「米谷(猪爪)花江」とは。
寅子が気づく。
なかなか成果が上がらない中、寅子は証拠になりうる「重要なもの」の存在に気付くのです。それは、はるが結婚以来毎つけている手帳です。
優三に手伝ってもらい、調書と手帳の齟齬を14個も見つけ出した寅子は、ある晩、その事実を示して直言に迫ります。
家族裁判です。
すると直言は…無実を認めます。それは、高井理事に自白すれば若島大臣はじめ皆が解放され、感謝されると言われたからだと言います。
ただ、証言を覆すつもりはないし罪は認めるとも言います。
後日、その事を寅子から聞いた穂高教授。
寅子を共亜事件に関わる方々の弁護士を紹介します。そして、その弁護士たちに向かって無罪を主張することを決めたと宣言します。
第23話:5月1日(水)
寅子らが確認した調書内容の誤りを軸に、穂高教授は無罪を主張すると集まってくれた弁護士の方たちに話しました。
穂高教授は寅子が学生で法律を学んでいることを皆に紹介しました。
その後、寅子は学生仲間と別れ、帝都新聞の記者・竹中に記事にしてほしいと依頼しますが、竹中は危険なマネをするなと寅子に忠告するのです。
すると、やはり寅子と花岡に怪しい男たちが襲ってきました。
記者の竹中が…
花岡と寅子が襲われた場所に記者の竹中がいました。竹中は寅子たちを襲った男を背負い投げして追い払ってくれました。
そしてこの事件の闇を寅子に話すのです。
「共亜事件が起きたせいで内閣が総辞職したのではない、内閣を総辞職させたい検察畑出身の貴族議員の水沼淳三郎あたりが事件を起こしたのだろう」との見解を話してくれたのです。
事件の闇はとても深く暗かったのです。
竹中は「お前がピーピー騒いだところでどうにもならない。目障りだからこれ以上動くな。動くと死ぬぞ」と寅子に言うのです。
竹中は生粋の政治記者だったのですね。そして竹中が話してくれた「水沼淳三郎」が怪しい男だったのです。
第一回公判。
16人の被告人全員と弁護士が一堂に会し、第一回公判が始まりました。そこに裁判長と共に入廷してきた二人の判事の内一人は桂場でした。
その顔を見て寅子は驚きます。でも寅子以上に驚いたのははなでした。第1週の5話エンディングで桂場に啖呵を切っていたのを覚えていると思います。
法廷に立つ直言。
法廷に立った直言は、検察が叩く扇子の音からあの恐怖の出来事がフラッシュバックします。
それは、皮手錠をはめられ拘留され拷問されていた日々でした。
その追い詰める音が直言に恐怖を与えその場に倒れ込んでしまいました。その様子を見ていた記者の竹中の言葉は…
寅子が危ないめに遭っていることでした。それを知る直言ですが、控室では弁護人の穂高の前で泣き言を口にします。
そして、再び証言台に立った直言は、
判事から「被告人は起訴事実について罪を認めますか?」と聞かれると、寅子たちの方を振り返ります。
そして発した言葉は、うつむき加減に「ごめんな、トラ」でした。ごめんなとは何?
第24話:5月2日(木)裁判劇の頂点。
公判中に倒れた直言は、自分の無実を信じる寅子の気持ちに応え「私が罪を認めれば、私だけでなく、上司や他の人間も罪が軽くなると自白を強要されました」
「私はすべて否認します」と答弁しました。
これで一安心と胸をなでおろす花江に対し、寅子と優三は検察が認めるはずがないと考えていました。
弁護側が供述の矛盾をいくら指摘しても、検察は自白を盾にして認めようとはしません。無罪を勝ち取ることは絶望的と思われていました。しかし、
検察は自傷防止(暴れる直言を取り押さえる)のために看守が「革手錠を使用した」という説明しました。
そこで寅子「はて?」と思いある法律の条文を思い出すのです。
⇒伊藤沙莉(キャスト)が2024年前期朝ドラ「虎に翼」で演じる猪爪寅子とは。
寅子の「はて?」法律の条文とは。
その条文は、「監獄法施行規則第49条」です。検察の日和田の説明から寅子の「はて?」が発動し、穂高教授に「監獄法施行規則第49条」とつぶやくのです。
「監獄法施行規則第49条」は旧監獄法の細則を定める条項です。看守は監督する上長の許可を得なければ、「革手錠を使用できない」。
「看守が暴れる直言を放置したまま許可を得るために取調室を離れたか、あるいは規則に反して独断で手錠をかけたとは考えにくい」
その時、取調室にいた検察官の指示があったはずだと穂高教授(弁護人)は指摘しました。
直言の自白の矛盾。
穂高は「尋問による自白の強要は人権蹂躙に当たる」と鋭く指摘したのです。
さらに、直言が取り調べ中、長時間にわたり革手錠をされたことは、身体の自由を奪うことで、自白を強要したことにならないかと問い詰めました。
結審は明日です。
検察OB議員が桂場をおどす?
裁判官の桂場は裁判後に階段で出会った検察出身の貴族院議員・水沼から圧力。
「君の正義感を発揮する時は今ではない」と裁判の判決(結審)に釘を刺すのです。
司法の独立を守らんとする桂場の判断はこの件で議員に忖度するのでしょうか?明日の結審が楽しみです。
第25話:5月3日(金)
一年半に及んだ直言の「共亜事件」がいよいよ結審の日を迎えました。寅子とはるは傍聴席から直言を見守り、法廷の外では優三やよねたちが待っています。
裁判長の武井が言い渡した判決は「無罪」。
法廷がどよめく。
法廷がどよめき、寅子とはなは満身の笑顔。法廷外で無罪と聞いた寅子の仲間たちは歓喜であふれていました。
新聞記者の竹中も笑みを浮かべ退出していましたね。
裁判長の武井は改めて、検察側が提示した証拠の信ぴょう性に疑問を呈しこのように論評しました。
「あたかも水中に月影をすくい上げようとするかのごとし」と、判決後、穂高は桂場と酒を酌み交わしていました。
そこで穂高は、桂場が作成した判決文のその込められた思いに絶賛します。
⇒松山ケンイチ(キャスト)が2024年前期の朝ドラ「虎に翼」で演じる“桂場等一郎”とは。
寅子のはて!
法律は、例えるならば綺麗なお水が湧き出ている場所。
そして、
私たちは綺麗なお水を正しい場所に導かなきゃいけない。
と寅子は桂場に法について話しをしていました。
桂場は「…なんだ。君は裁判官になりたいのか?」…そう言い残し去っていきました。
はて…?
寅子は一瞬「はて!」でした。
寅子の話は裁判官よりであったのでしょうか?甘味処「竹もと」の玄関を出ると桂場は一瞬「にやッ」とする意味は何なのでしょう。
「虎に翼」のあらすじのまとめ一覧はこちら。
⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」のあらすじ(ネタバレ)1週から最終週まで一覧。
「虎に翼」第5週「朝雨は女の腕まくり?」の感想。
このような事件は令和の時代でも起きていますよね。検察が仕組んだ事件もあります。でも大きく報道されないのでその真相に知ることはありません。
またマスコミは検察に取材することなく、そのような事件はフェードアウトし世の中から忘れられていきます。
「虎に翼」第5週の時代背景は昭和の初期です。政治と検察は深い関係にあったのでしょうか?
そのDNAは令和の社会まで引き継がれているのでしょうか?
仕組まれた人の一生が壊れてしまうこともあるこのような事件はなぜに起きるのか?人の心の闇なのか?
そんな事を考えさせる第5週「虎に翼」でした。
視聴者の感想。
引用:ヤッフーニュース
検察官、想像以上に怖く、そして闇が深いです。厳しさを通り越して脅迫と呼べるほどの取り調べという名の拷問。
そして直言さんは、夜は拘束されていたようですね。ヨーロッパの拷問博物館で同様のものを見たことがあります。拘束されることは、とても辛いそうです。そして渦巻く政治的な陰謀。人の心を壊すのには十分すぎる恐怖だと思います。もしこれを克服できたとしたら、それは人類が持つ最強の力、愛ではないでしょうか。明日の展開が楽しみです。
まとめ。
次週の「寅に翼」は第6週「女の一念、岩をも通す?」です。
寅子は初めての高等試験を受けますが、筆記試験で落ちてしまいます。優三も不合格でした。またお腹を下したのかも知れません。
寅子の同級生での合格者は男子学生の花岡と稲垣だけでした。そして昭和13年春。寅子は大学を卒業します。
寅子とその仲間たちの高等試験は何処に?