2024年前期朝ドラ「虎に翼」第13週「女房は掃きだめから拾え?」のあらすじ(ネタバレ)と感想をお届けします。
寅子は判事として日々忙しく働いています。そんなある日、学生時代の友・梅子を再会します。しかし梅子は相続問題で苦労していました。
また寅子は家庭裁判所の広報として新しい企画も任されます。その企画に出演してくれた歌手はあの「福来スズ子」でした。
ところで、伊藤沙莉さんが演じる猪爪寅子をもう一度観たい!尾野真千子さんの語りをもう一度聴きたい、と思いませんか?
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「虎に翼」第13週「女房は掃きだめから拾え?」のあらすじ。
週タイトルの意味。
週タイトルの「女房は掃きだめから拾え」とは、
妻をもらうなら自分より格下の家からもらえ。
と言う意味ですが、その妻とは梅子のこと?なのか…
第13週のあらすじ。
寅子は家庭裁判所の特別判事として家事部の審判も担当することになり、多忙を極めていました。そんなある日、家庭裁判所で梅子と再会するのです。
梅子は家庭裁判所に相談をしていました。かつて女子部で一緒に弁護士を目指していた大庭梅子の遺産相続事案だと寅子は気づきます。
そこで、弁護士事務所を立ち上げた山田よね達の力も借りて、話し合いが始まります。
その案件とは、三男の光三郎と大庭家に連れ戻され、病気で倒れた夫の世話を10年以上続けていたと言います。
そんな事情もあり、夫の妾と財産相続でもめていたのです。
さて、その件と並行して寅子は多岐川から家庭裁判所の広報活動として「愛のコンサート」の企画をお願いされました。
職員増員の募集が芳しくなくて、業を煮やし、広報活動としてコンサート開催を思いつくのです。その企画に出演してくれる歌手とは「福来スズ子」でした。
モデル(実存) | 寅に翼の設定 | 寅に翼のキャスト |
三淵嘉子 | 猪爪寅子 | 伊藤沙里(役:猪爪寅子) |
猪爪花江 | 森田望智(役:花江) | |
語り(ナレーター) | 尾野真千子 | |
主題歌 | 米津玄師「さよーならまたいつか!」 |
伊藤沙里が演じる猪爪寅子のモデルは三淵嘉子さん。
⇒虎に翼のヒロイン「猪爪寅子」のモデルは戦後初の女性弁護士・裁判官「三淵嘉子」
「虎に翼」第13週「女房は掃きだめから拾え?」のネタバレ。
週タイトル | 女房は掃きだめから拾え? |
放送日 | 2024年6月24日(月)~28日(金) |
放送 | 午前8時~8時15分 |
再放送 | 午後0時45分~1時 |
※詳細は視聴後に掲載します。
第61話:6月24日(月)梅子と再会。
寅子の母「はる」が亡くなり2ヶ月が経ちました。花江は家事すべてを任され大忙しの日々です。寅子も「特例判事補」になり仕事が増えて大忙しです。
⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」で森田望智(キャスト)が演じる「花江」とは。
愛のコンサート発言。
東京家庭裁判所の独立庁舎がついに完成し、開所の式典が催されました。そこで多岐川が唐突に「愛のコンサート」開催の発言をします。
目的は家庭裁判所の存在の広報活動です。
寅子の役目は出演歌手を探すこととなり、各レコード会社に電話交渉しています。その中の一つが、“コロンコロンレコード”。です。
そうですコロンコロンレコードにはあの福来スズ子がいますよね。果たして出演してくれるのでしょうか?
⇒趣里(キャスト)は朝ドラ「ブギウギ」でヒロイン「福来スズ子」を演じる。
汐見のお子が誕生。
そんなかんなでバタバタしていていましたが、嬉しいニュースもありましたね。汐見のお子が誕生したのです。
香子の姿も映っていましたね。女の子で、名前は「かおる」でしたね。
⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」でキャストのハ・ヨンスが演じる“崔 香淑”とは。
家庭裁判所での寅子の仕事。
家庭裁判所には、戦争で戦死不明となった人の「失踪宣告」や「遺児との養子縁組」「就籍」「離婚相談」など、様々な事情を抱えた人たちが詰めかけていました。
離婚相談では民法が変わったことで妻側が親権を得ることができるようになりました。
寅子はその方々の対応にも追われていたのです。
大庭の妾が登場。
家庭裁判所の当番を担当した寅子の元にやってきた女性・元山すみれの相談は、寅子のよく知る人物の家庭に関わるものでした。
元山すみれとは寅子の学友である大庭梅子の元旦那の妾です。10年も妾をやっていたというすみれは旦那が亡くなったので、その遺産を得たいというのです。
本来、妾には遺産相続の権利はないと寅子は説明しますが、そのために旦那から遺言書を預かっているというのです。
その遺言書に記された名前は梅子の夫・大庭徹男(飯田基祐)でした。
遺言の検認。
元山すみれが持つ遺言書の検認に立ち会うためにやってきたのは、梅子と三人の息子たち、そして義理の母・常でした。
そこで、遺言の存在と内容を行う“検認”が行われました。同席者は、
- 大庭徹男の母・常
- 大庭家の長男の徹太
- 大庭家の次男の徹次
- 大庭家の三男・光三郎
- 大庭徹男の妻・梅子
- 大庭徹男の妾・元山すみれ
の6名です。
梅子が三男光三郎に声かけ。
本田響矢が光三郎の役として登場します。
光三郎は大学生の姿で登場しました。弁護士の父親や志半ばで法曹界への道を諦めざるを得なかった梅子の意志を継いでいるのかもしれません。
遺言書。
遺言書には、昭和24年3月25日付けで「元山すみれに全財産を遺贈する」と記されていました。次男の徹次は荒れ狂うが、梅子は冷静でした。
新民法では、正式な遺言書があっても妻と息子で財産の半分を“遺留分”として請求できるからです。梅子はしっかりと新民法も勉強していたのですね。
でも梅子は発言していません。そっと光三郎に耳打ちし“スンッ”としていました。
第62話:6月25日(火)轟とよねが梅子の弁護を。
62話のアバンでは寅子は学生時代最後に別れた梅子のことを思い出していました。
⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」で伊藤沙莉(キャスト)は主人公の猪爪寅子を演じる。
寅子と梅子の再会。
検認が終わり、梅子の思い出に慕っていた時、ドアのノックと共に梅子が寅子がいる部屋に入ってきました。
再度訪れた梅子は「さっきはごめんなさいね」と謝っていましたね。その温かい表情は大学時代の切磋琢磨した梅子そのものでした。
寅子はジーと見つめ、「梅子さーーーん!」と叫び、梅子に抱き着くのです。寅子は久しぶりの再会を喜ぶのでした。
梅子を轟事務所に。
寅子は梅子との再会を喜び、轟とよねの事務所に案内しました。誰よりも喜びを爆発させていたのは轟でした。
しかし、気になるのは、なぜ一度は逃げ出した大庭家に再びいるのかということです。そこで梅子が離婚したと思われる後の事情を話しました。
大庭家を出て行った梅子でしたが10日も立たないうちに見つかってしまい、連れ戻されてしまったのです。
離婚届は出していなかったのです。
そんな時、夫の徹男が倒れ介抱することになり、光三郎のそばにいてもいいという条件で戻ったようです。
⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」でキャストの平岩紙が演じる“大庭梅子”とは
轟とよねは梅子の弁護を。
轟とよねは、すみれが持ってきた遺言に書かれていた証人の住所が実在しないことをみなの前で報告します。
当然その場合には遺言書は無効であり、さらにはすみれが「有印私文書偽造罪」に問われる可能性があるとよねは話します。
妾のすみれは「なんだ、もうバレちゃったか」と白状しますが、その場からすぐには退場せず悪たれをついていました。
これで、法律上の相続人だけになったわけです。
でもこれで決着はつきません。梅子の「これからよ」といいます。それは長男の徹太の発言です。
長男の徹太の主張。
徹太は皆に「相続を放棄しろ。大庭家は俺が守っていく」と主張します。すると、次男の徹次は反発し、かつ「母さんだけ放棄すればいい!」と主張します。
そこで、梅子は放棄しないときっぱり宣言すします。どろどろ大庭家相続事件はまだ終わりが見えません。
ブギウギとのコラボはあるの?
多岐川が「東京ブギウギ」の1節を口ずさんでいました。そんな時、寅子は“福来スズ子”の名前を口に出しています。
寅子は「来てくれるわけない」と言っていましたよね。でも愛のコンサートは「福来スズ子」が趣里さんの福来スズ子が来るかも知れません。
⇒趣里(キャスト)は朝ドラ「ブギウギ」でヒロイン「福来スズ子」を演じる。
第63話:6月26日(水)梅子の想い。
大庭家の問題は解決せず、家裁に調停の申し立てが行われました。梅子は息子たちが均等に分けることを望みます。
梅子の想い。
梅子は轟とよねに言います。
「私はともかく、遺産が息子3人に平等に相続されるようにしたいの」「(息子たちは)それぞれ心配なところがたくさんあるの。だからこそ、3人、手を取り合って生きていってほしい」と。
轟は「どんな子でも、自分の息子はかわいいか」というと梅子は「そうなっちゃうのかしらね」と微笑みました。
そんな梅子の気持ちも分からず、長男・徹太は他の兄弟に相続放棄を迫ります。
当初は徹太の相続に同意していた常でしたが、長男夫婦の世話にはなりたくない、三男・光三郎により多く相続して欲しいと言い出します。
裁判官としてしか関われない寅子は梅子を案じていました。
花江が心配。
一方、猪爪家では花江が一人で家族全員を支える状況が続いていました。でも寅子は花江の本当の気持ちをまだ知りません。
花江はいつ告白するのか?いや黙ったまま、猪爪家の家庭を切り盛りしていくのか?花江が心配です。
第64話:6月27日(木)茨田りつ子がラジオ出演。
「茨田りつ子さん?」
朝ドラもけっこう長いこと観てますが、朝ドラ史上初じゃないですか? まったく別の朝ドラでAK/BK間のコラボが 現実になった瞬間ですよ! 心拍数 上がっちゃいました。ありがとう、ライアン! たぶん、明日 あるんだろうと思われる ステージの方も楽しみです。#ブギウギ #虎に翼 pic.twitter.com/Aob09Zj38I— ひぞっこ (@musicapiccolino) June 26, 2024
64話のアバンでは多岐川と寅子が女性代議士・立花幸恵と共にラジオ出演しています。そこで寅子は「かよわい女性たち」と言う司会の言葉を言い換えました。
今は民法が変わって「戦っている女性たち」と…ラジオ番組出演の成果は早速現れ、家庭裁判所の存在は広く知られるようになりました。
茨田りつ子がラジオ出演。
さらに、久藤の人脈であの有名な「茨田りつ子」が愛のコンサートの企画に賛同し、ポスター掲載を受けてくれました。
⇒菊地凛子(キャスト)が朝ドラ「ブギウギ」で演じるは「茨田りつ子」
光三郎と妾の元山すみれの関係が。
しかし、大庭家の問題はまだ解決していません。それどころか寅子は帰宅途中の街角でなんと「光三郎と妾の元山すみれ」が抱き合っているのを目撃。
よねと轟も予想していなかった事態です。
梅子が切れる。
「光三郎と妾の元山すみれ」の関係が発覚した後、大庭家の話し合いが始まりました。しかし解決には程遠い状態でした。
そんな中、梅子が切れます。民法を用いて梅子は大庭家の遺産相続を放棄し子供たちからも離れる決意表明をするのです。
梅子はこれでさっぱりしたことでしょう。その後、遺産は子供たち三人で分け合うこととなりました。
梅子が望んでいたことですね。
⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」でキャストの平岩紙が演じる“大庭梅子”とは
それと「甘味処竹もと」が復活していたのはとても嬉しいですね。
第65話:6月28日(金)花江も一安心。
愛のコンサートは人気絶頂の「茨田りつ子」が企画に賛同してくれました。福来スズ子?はやはり出演しませんでした。
愛のコンサート当日。
家庭裁判所広報活動「愛のコンサート」の当日です。寅子は楽屋でりつ子の衣装のほつれを見つけ、裁縫で直しながら二人の会話が進行します。
寅子が裁縫を終えると、りつ子は「下手ねえ……」と苦笑いしていました。
寅子は娘がいること、夫が戦争で亡くなったことをりつ子に告げます。すると、りつ子は「だからこうして働きに?」と質問します。
寅子は「それもありますがこの仕事が好きなんです。正確には法律です。憲法が変わってからより好きになりました」
「全ての人たちを平等に幸せにできる……。困ってる人たちの手助けができる最高の仕事なんです」と笑顔で答えていましたね。
りつ子は舞台に上がる前に、「ライアンさんから頼まれなくても、絶対引き受けていたわよ私。あなたと同じ。この仕事が好きなの。で、裁縫は苦手」と
笑顔で寅子に語りかけていました。
花江の夢で直道と会う。
花江は梅子と会話したその夜、最愛なる直道と夢で逢うことができました。それほど花江は直道を愛していたのです。
女学校時代の想いは今でも変わらなかったのです。
嫁は完璧でなくてもよい、梅子はそんな嫁像を自分の経験から花江に話をしていたのですね。
これで花江は気持ちが楽になったと思います。
⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」で森田望智(キャスト)が演じる「花江」とは。
茨田りつ子が「雨のブルース」を
茨田りつ子は「雨のブルース」を熱唱し会場は拍手と歓声に包まれていました。
さて、花江は梅子は二人っきりになり、花江は梅子にある秘密を告白します。梅子の言葉は花江にとってとてもとても心休まる言葉でした。
その後、これまで一人で頑張り過ぎていたと考えた花江は直明や子供たちに手抜きをさせてほしいと提案するのです。
「虎に翼」のあらすじのまとめ一覧はこちら。
⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」のあらすじ(ネタバレ)1週から最終週まで一覧。
「虎に翼」第13週「女房は掃きだめから拾え?」の感想。
第13週は大庭家の遺産相続を題材に新民法を適度に露出しながら人間模様を描いていました。
新民法になっても人間の意識はすぐには変わらないものです。その表現として「家制度」を例にしていました。
昭和の時代でもまだこの家制度が生活している人それぞれに残っていましたよね。家長としての長男、長男は家を継ぐものだという意識。
人の意識が法律に追いつくには時間がかかるのですね。
視聴者の感想。
引用:ヤッフーニュース。
『ブギウギ』で茨田さんも娘さんがいるんだけど、お相手は逃げちゃって。茨田さんは母になる事より歌ひとすじを選んで、娘さんは「実家に預けっぱなし」と述懐しておられましたね。でも娘さんへの思いが途絶えたことはないから、歌手として意識し合う仲のスズちゃんの愛娘・愛子ちゃんを楽屋であやしたり、温かい目で見てくれてた。
『ブギウギ』のそういう流れと地続きの“茨田りつ子”さんにまた会えて、歌も聴けてホントよかった。
『ブギウギ』見てなかった人には「ダレ?」状態なんじゃないの?という声もありましょうが、普通に“ライアンさんならではの広~い交友関係”“小橋も稲垣も恐懼して聴く有名一流歌手”で、“自分の仕事を愛し誇りを持ってる、同じ働く女性の同志として、寅子に好感持ってくれた!”・・で、モデルは淡谷のり子さん・・ってわかるように描かれてたし、決して『ブギウギ』未視聴組を置き去りにはしてなかったと思います。
まとめ。
次週の「虎に翼」は第14週「女房百日 馬二十日?」です。
新たな問題と新たな出会いがある第14週です。国際問題か。
寅子がどのように関わり、そして解決するのか、いや解決できないのか?梅子は轟事務所で働いているのか?
香子の出番は第13週で終わってしまうのか?気になることが多すぎます。月曜日が待ち遠しい!