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朝ドラ「ブギウギ」第9週「カカシみたいなワテ」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

2023年朝ドラ「ブギウギ」
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2023年後期朝ドラ「ブギウギ」第9週「カカシみたいなワテ」のあらすじと感想を紹介します。

歌手・福来スズ子(趣里)のモデルは昭和の歌手「笠置シヅ子」です。
ブギウギのヒロイン「福来スズ子」のモデルは戦後の大スター笠置シヅ子。

朝ドラ「ブギウギ」は今から75年前、戦後の世の中に、人々を楽しませ、励まし、生きる活力を与えた歌手・福来スズ子(趣里)の物語です。

スズ子のモデルになった笠置さんのアマゾンのおすすめ盤は⇒決定盤 笠置シヅ子「ブギの女王」です。

先週は⇒第8週「ワテのお母ちゃん」でした。

そして、今週の第9週「カカシみたいなワテ」では、スズ子にとってとても悲しい出来事が立て続けに起きてしまいます。

悩み苦しみながらなんとか頑張るスズ子。そのスズ子が見たのは…。

モデル(実存) ブギウギの設定 ブギウギのキャスト
笠置シヅ子 趣里(役:福来スズ子)
服部良一(作曲家) 草彅剛(役:羽鳥善一)
淡谷のり子 菊地凛子(役:茨田りつ子)
松竹楽劇部 梅丸少女歌劇団

朝ドラ2023年後期「ブギウギ」のキャスト一覧。

さて、趣里さんの「スズ子」をもう一度観たい!そんな時は「NHKオンデマンド」です。

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「ブギウギ」第9週「カカシみたいなワテ」のあらすじ。

昭和15年(1940年)夏。

日中戦争が始まって3年が経ち、スズ子と梅吉が一緒に暮らし初めて1年が経ちました。梅吉はツヤの死から立ち直れず、酔いつぶれる日々を送っています。

伝蔵の屋台に通っては騒ぎを起こし、伝蔵やチズに迷惑をかけてばかりいます。

贅沢を禁止する法律が施行され、梅丸楽劇団は丸の内署の警察官に監督されながら公演をすることになりました。

派手な演目や演出はできなり、演奏を全て取りやめることもありました。

舞台を自由に動くスズ子は警察から「軽薄」だと言われ動きが制限されますが、スズ子はつい舞台で動きすぎてしまいます。

そして、公演の途中にもかかわらず、警察に連行されてしまいました。警察ではつけまつげや派手な化粧を注意されたスズ子。

仕方なく謝って帰ろうとした時、りつ子の「冗談でね!あたしはお客さ夢みせる歌手だ。着飾って何わりい!」という声が聞こえてきました。

自分の楽団を持つりつ子は警察のやり方に従わず、たびたび指導を受けていたのです。

趣里(キャスト)が朝ドラ「ブギウギ」で演じる「福来スズ子」とは。

第9週タイトル カカシみたいなワテ
放送日 2023年11月27日(月)~12月1日(金)
放送 午前8時~8時15分
再放送 午後0時45分~1時

「ブギウギ」第9週「カカシみたいなワテ」のネタバレ。

※詳細は視聴後に掲載します。

第45話:12月1日(金)スズ子の楽団。

楽劇団が解散して数週間、スズ子は何をするでもなく日がな一日を過ごしていました。

そんな時、スズ子は大阪に戻ってこないかと誘われます。

しかし、大阪でもかつてのように自由に歌うことはできないと聞いていたスズ子は、これからどうしていいのか悩んでしまうのでした。

羽鳥善一に相談

スズ子は羽鳥善一に相談します。

羽鳥善一
羽鳥善一

東京か大阪なんて問題じゃない。君が楽しめる場所で歌えばいいさ。

と前向きに応えていましたが、羽鳥も食事が喉を通らないほどに悩んでいることを妻の麻里が教えてくれました。

そんなスズ子に、善一は茨田りつ子のコンサートのチケットを渡します。

草彅(なぎ)剛(キャスト)が朝ドラ「ブギウギ」で演じるは「羽鳥善一」

茨田りつ子の公演。

茨田りつ子の公演は、小劇場でりつ子自身の楽団を引き連れ「別れのブルース」を歌っていました。

茨田りつ子
茨田りつ子

雇われのあなたとは覚悟が違うの。誰に何を言われようと舞台にかじりついてでも、自分の歌を歌うのよ。

と茨田の言葉にスズ子は刺激されある決心をします。

アマゾンミュージックで淡谷のり子の「別れのブルース」を聴く⇒「別れのブルース」

菊地凛子(キャスト)が朝ドラ「ブギウギ」で演じるは「茨田りつ子」

梅吉の喧嘩の原因は?

りつ子の公演を観た帰りに、伝蔵の屋台で今夜も梅吉が酔い潰れていました。スズ子は梅吉の喧嘩の件で伝蔵に謝ります。

だが、喧嘩の原因は「福来スズ子がつまらねえ」と言っていた客に殴りかかったと伝蔵から聞きます。

ツヤが亡くなって2年が経ってもなお、梅吉のツヤへの愛情と未練は消えることはありません。

柳葉敏郎(キャスト)が朝ドラ「ブギウギ」で演じる「花田梅吉」とは。

スズ子の楽団。

スズ子も同じです。「福来スズ子」はツヤが命名した芸名なんです。「笑う門には福来る」という意味の芸名です。

天国にいる「ツヤ」にスズ子の歌を聴かせたい。スズ子はある決心をし、トランぺッターの一井の家に翌朝向かいました。

「福来スズ子とその楽団」が結成されました。

第44話:11月30日(木)蘇州夜曲。

大喧嘩をしたスズ子と梅吉は、お互いに口も聞かないようになっていました。なんとか間を取り持とうとするチズですが…。

一方、梅丸楽劇団では、人数が減り続ける楽団をなんとかしようと羽鳥善一が編曲に追われています。

しかし、そろそろ梅丸から手を引くべきではないかと言われてしまいます。

羽鳥善一の言葉。

そんな中、スズ子は動かずとも歌える「蘇州夜曲」を歌わせてほしいと羽鳥善一に願い出るのでした。

が…羽鳥は、

羽鳥善一
羽鳥善一

ダメだね。

といい、

羽鳥善一
羽鳥善一

君は心から『蘇州夜曲』を歌いたいわけじゃないだろう。
僕には、君が警察の指導を避けるためにあの曲を選んだように思えるんだが、違うかい?。

と羽鳥はスズ子の心を読み指摘するのです。スズ子は「蘇州夜曲」を歌いたいと思ったわけではないことは見抜いていたのです。

そして、この言葉が刺さりました。

羽鳥善一
羽鳥善一

楽器が足りないなら他の音で補えばいい。
何度でも何度でも僕は楽譜を書き直すよ。何があっても音を出し続けるのが楽団だからね。

「楽器が足らないなら」…羽鳥の言葉は「スズ子のような歌手は代わりが見つからない」との意味なんだと思います。

草彅(なぎ)剛(キャスト)が朝ドラ「ブギウギ」で演じるは「羽鳥善一」

スズ子はこれからどうするのか?歌を歌うことはできるのか?

ところで、戦後生まれでも「蘇州夜曲」は聞いたことがあると思います。とてもいい曲ですよ。

アマゾンミュージックで聴く(プライム会員は無料)⇒「蘇州夜曲」

第43話:11月29日(水)辛い二人。

辛島の言葉

戦争は人の営みの励みになる歌の世界も封鎖してしまうのか?辛島の言葉がやりきれません。

「このままじゃ、梅丸楽劇団は解散だ」「警官に、袖の下でも渡すのかい?」と言う辛島さん。

しかしもっと辛いのは楽団に寄せられた非難の紙切れでした。さらに、楽団は、徴兵で人員はどんどん減ってしまいます。

スズ子の言葉

スズ子も相変わらず三尺四方の枠の中でおとなしく歌うことしかできず、客は退屈し、空席が目立つようになっていました。

そして、下宿に戻ると部屋では面倒をみた小林小夜と梅吉が酒を飲んで歌って踊っていました。

梅吉といつの間にか打ち解けあっていた小夜は梅吉さんの娘になるのが私の夢だとスズ子に言います。

スズ子は劇団のこともあり小夜にきつい言葉をかけるのでした。

スズ子
スズ子

約束も守られへん、言うてることもしょっちゅう変わるような子、信用でけへん。

と小夜を追い出しました。さらにスズ子は梅吉に対して思わず声を荒らげてしまうのでした。

優しくスズ子の肩に手をかけてくれた下宿のチズさんが気遣ってくれますが、スズ子は、

スズ子
スズ子

お父ちゃんばっかり、ずるいわ。お母ちゃんに会いたいんは、ワテも一緒やのに。

とこぼした言葉がスズ子の孤独感が現れこちらまでもが辛くなってしまった43話でした。

第42話:11月28日(火)「小夜」がまい込む。

警察から注意を受けたスズ子は、三尺四方(90㎝×90㎝)の中だけで自分の歌を表現するのは難しいと悩んでいました。

警察署で自身の信念を貫く茨田りつ子の姿を目撃し、これから先自分はどうしていけばいいのだろうと、辛島部長に相談します。

そんなスズ子が家に戻ると、梅吉は相変わらず泥酔して玄関の前で眠っています。

柳葉敏郎(キャスト)が朝ドラ「ブギウギ」で演じる「花田梅吉」とは。

スズ子は自身の歌のことも、父のことも、どうすることもできずにステージに立ち今日も歌いました。

そんなスズ子の前にりつ子は、

茨田りつ子
茨田りつ子

ボーッと突っ立ってカカシが歌ってるみたいだったわ。

茨田りつ子
茨田りつ子

今日のあなたはつまんないって言ってるの。つまんない歌を聞かされる客は気の毒。

菊地凛子(キャスト)が朝ドラ「ブギウギ」で演じるは「茨田りつ子」

厳しい言葉を向け、楽屋は重苦しい雰囲気になったその時に、女性が飛び込んできました。

小林小夜
小林小夜

他に行くとこなんかねえっぺ。どうかお願いします。拾ってくんしぇえ

必死にスズ子に土下座をして弟子にしてくれと頼みこんできました。

スズ子も、

スズ子
スズ子

弟子を取る気はありまへんけど、行くとこない、言うのに放り出すわけにもいきまへんわな。

小夜は満面の笑みを浮かべて、

小林小夜
小林小夜

ほんとけ?ありがとうございます!私は小林小夜(さよ)って言います。へへへ。

と喜ぶのです。さてさて、スズ子は小夜を預かって吉と出るのか?凶と出るのか?いずれにしても今後が心配です。

富田望生(キャスト) が「ブギウギ」で演じるは「小林小夜」

第41話:11月27日(月)三尺四方の枠。

スズ子と梅吉が東京で一緒に暮らし始めて1年、梅吉は何をするわけでもなく酒を飲むだけの毎日を過ごしていました。

時は昭和15年、日米開戦前の日本の東京。言いたいことも言えず、やりたいことも出来ない時代となりました。

梅丸楽劇団(UGD)も変わらざるを得なくなっていました。

ぜいたくを禁止する法律が施行され、梅丸楽劇団(UGD)は警察の指導のもと、華美な演出が一切できなくなっていました。

スズ子のファンは派手な化粧で歌って踊るスタイルを見たさで劇場に足を運んでいます。

そんなスズ子に対して丸の内署の警察官は、トレードマークのまつげを外し、“三尺四方”の枠からはみ出さずに歌うことを強要します。

スズ子は「センチメンタル・ダイナ」を“三尺四方”の枠から歌いますが観客のつまらなさそうにしている姿がスズ子にも分かりました。

羽鳥の不安が的中するのです。

居てもたってもいられなくなったスズ子は、思わず枠からはみ出して踊り歌います。しかしその時すぐに、その行動を見た警察官はスズ子を連行し演奏は中断してしまいました。

そんな時、連行先の警察署で一人の女性が連行されてきました。その女性は「茨田りつ子」でした。

茨田りつ子
茨田りつ子

着飾って何が悪い!。

果敢にも警察官に怒号を飛ばすりつ子の姿がそこにありました。

菊地凛子(キャスト)が朝ドラ「ブギウギ」で演じるは「茨田りつ子」

「ブギウギ」のあらすじをまとめた一覧はこちらから
2023年後期朝ドラ「ブギウギ」のあらすじ一覧。

「ブギウギ」第9週「カカシみたいなワテ」の感想。

41話で『あんたらも大変だな。嫌な時代になったもんだ…』と梅田のお客様が帰り際に言ってましたね。

この時代の大衆は心ではそう思っていたのでしょう。でも大声では言えない。とても辛くて悲しい暗い時代の入り口だったのでしょう。

この暗い時代をどのように描くか?今週は大注目ですね。

視聴者の感想。

引用:ヤッフーニュース

梅吉さん東京に来て一年、酒浸りになってしまった。おでん屋のおっちゃんも、同情しつつも手を焼いてる感じだね。

道に寝転がって見上げた夜空の星が切ない。

でも根はいい人だから、いつか立ち直ってほしいな。 スズちゃんはステージも色々に規制されて、小さい枠の中でしか動けない。

でも、スズちゃんは帰ってしまうお客さんを見て枠から飛び出してしまう。

取り調べ中は、笑えない状況なんだけど、 スズちゃんと警察のやり取りがちょっと面白かった。つけまつげ取ると、シジミが2つ…。表現が面白い笑。

楽器も、和名で呼ぶように言われてたね。ひん曲がり尺八はちょっと笑ってしまった。

辛島さんもつらい立場だね。

茨田りつ子さんは、警察に取り調べの常連って言われてた。自分の意見を毅然と言っていて、意思が強かった。

その姿をスズちゃんはじっと見ていたね。茨田さんの思いを何か感じ取っていそう。

まとめ。

スズ子と父ちゃんの梅吉がケンカしたけど、仲直りして良かったですね。でも次週は二人にとってもっとも心配だったことが起きてしまいます。

梅吉さん、ツヤさんの分も、長生きして下さいね。そしてスズ子を見守り応援して下さい。

次週は第10週「開戦」です。

2023年朝ドラ「ブギウギ」
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