2023年後期朝ドラ「ブギウギ」第7週「義理と恋とワテ」のあらすじと感想を紹介します。
朝ドラ「ブギウギ」は今から75年前、戦後の世の中に、人々を楽しませ、励まし、生きる活力を与えた歌手・福来スズ子(趣里)の物語です。
モデルは昭和の歌手「笠置シヅ子」です。
⇒⇒ブギウギのヒロイン「福来スズ子」のモデルは戦後の大スター笠置シヅ子。
先週は⇒第6週「バドジズってなんや?」でした。
スズ子は決心し東京に進出、秋山と一緒に下宿しレッスンに励みます。羽鳥のレッスンは声がつぶれるほどでした。
Jazz、Jazz、Jazz。スズ子は独自の感性でワクワクするスイングを得ていたのです。梅丸楽劇団旗揚げ公演「スウィング・タイム」の初日は大成功でした。
そして、今週(11月13日~17日)の第7週「義理と恋とワテ」では、スズ子に移籍話が…。
モデル(実存) | ブギウギの設定 | ブギウギのキャスト |
笠置シヅ子 | 趣里(役:福来スズ子) | |
服部良一(作曲家) | 草彅剛(役:羽鳥善一) | |
淡谷のり子 | 菊地凛子(役:茨田りつ子) | |
松竹楽劇部 | 梅丸少女歌劇団 | |
スズ子のライバル | 伊原六花(役:秋山美月) | |
挿入歌 | センチメンタル・ダイナ |
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「ブギウギ」第7週「義理と恋とワテ」のあらすじ。
昭和14年(1939年)東京に来て1年。スズ子は秋山とともに人気者になり、スイングの女王とも呼ばれていました。
秋山はダンサーの中山と付き合っています。そして、スズ子も、恋心をいだいている松永から内緒の話があると呼び出されるのですが…
それがきっかけとなり、スズ子のために「センチメンタル・ダイナ」を作曲していた羽鳥善一も巻き込んだ大騒動へと発展してしまいます。
その大騒動とはスズ子がライバル会社への移籍の誘いを受けていたことでした。秋山も中山からのプロポーズを受けてよいのか悩み…ある結論を出しました。
⇒趣里(キャスト)が朝ドラ「ブギウギ」で演じる「福来スズ子」とは。
第7週タイトル | 義理と恋とワテ |
放送日 | 2023年11月13日(月)~11月17日(金) |
放送 | 午前8時~8時15分 |
再放送 | 午後0時45分~1時 |
「ブギウギ」第7週「義理と恋とワテ」のネタバレ。
演出家の松永がスズ子の「おでこ」にキスをしたことがきっかけでスズ子は松永に恋心を抱きました。
そのスズ子に、松永は梅丸楽劇団(UGD)のライバル会社である日宝への移籍話を持ちかけます。
松永に恋心を持ったスズ子は迷い悩みますが、梅丸には拾ってもらった義理もあります。義理と恋の間で揺れ動くスズ子の姿が描かれた第7週。
スズ子と共に上京した秋山も中山のプロポーズを蹴って自分らしさを求めて大阪に戻っていきました。
第35話:11月17日(金)センチメンタル・ダイナ。
💃「センチメンタル・ダイナ」を公開!
放送では未公開のカットも含む特別編集版です!まるで今週の #スズちゃん を励ましているような歌詞にも、ぜひ注目してください。#ブギウギ #ブギウギオンステージ
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日宝からの引き抜きの話を断ったスズ子は、辛島部長に謝りを入れます。
初めは辛島に怒られるスズ子だったが、羽鳥善一のとりなしもあり、これまで通り梅丸で活動していくことになりました。
一方、中山からのプロポーズを断わった秋山は、大阪へと戻っていきました。
秋山が東京を離れていく。
秋山はスズ子に東京に来た日と同じように“せっせっせ”をお願いします。泣いて、笑って二人で遊び翌朝、秋山は東京から離ていきました。
帰阪する汽車の中で秋山の足元が映し出されタップを踏むシーン。そのタップとステージ上のスズ子がリンクします。
スズ子の歌が終わると、秋山のタップも終わり、列車の中にいたお客さまの拍手も秋山を送っていましたね。
いつかまたスズ子と会う日も来るでしょう。その日を楽しみに秋山とはお別れですね。
⇒伊原六花(キャスト)が朝ドラ「ブギウギ」で演じる役は「秋山美月」
そして迎える本番の日。
スズ子にとって新たなスタートを決意する楽曲「センチメンタル・ダイナ」。「センチメンタル・ダイナ」が響き渡るステージ。
昭和15年(1940年)にリリース。作詞・野川香文。作曲・服部良一。歌・笠置シヅ子
「センチメンタル・ダイナ」は藤村薫が作詞、羽鳥善一が作曲。スズ子は「ラッパと娘」に続く2曲目の楽曲です。
「ラッパと娘」のような陽気な歌ではなく、“恋に苦しみもがきながら”歌い続けるスズ子の決意が表現された哀恋の楽曲です。
「松永に告白したが、松永には愛する人がいた。」「松永に移籍を誘われた」
羽鳥と藤村はそんなスズ子が悩んでいることを知りながらも、戻ってきてくれると信じてスズ子の部屋にいたのでしょう。
⇒草彅(なぎ)剛(キャスト)が朝ドラ「ブギウギ」で演じるは「羽鳥善一」
スズ子は羽鳥の歌を歌うためにUGDに残ることを決意したのです。
「センチメンタル・ダイナ」は誰もが乗り越える男女間「恋」の普遍的な悩み。それを乗り越えたスズ子が歌うからこそ価値が生まれる楽曲でもあったのです。
センチメンタル・ダイナは二人の応援歌。
「♪歌を忘れた 踊りも忘れた センチメンタル ダイナ♪」「歌えよ ダイナ♪」「踊れよ ダイナ♪」
この歌詞はスズ子自身への応援歌であり、秋山へのはなむけの歌詞ですね。
第34話:11月16日(木)日宝移籍断る。
スズ子は、羽鳥善一と藤村薫からスズ子のための新曲「センチメンタル・ダイナ」が披露され、早くスズ子に歌ってほしいと言われました。
しかし、梅丸にも日宝にも義理を欠いた行動をしてしまったと感じているスズ子は、自分にはこれ以上歌う資格がないと感じていると伝えます。
でも気持ちに変化が起きました。それは羽鳥の言葉です。
羽鳥のことば。
これからもきっと人生はいろいろある。まだまだこんなもんじゃない。。
うれしいことも辛いこともたくさんあるよ。だからうれしいときは気持ちよく歌って、辛いときはやけのやんぱちで歌う。
福来君だけじゃない。僕だって、藤村ちゃんだって、きっと茨田君だってそうだ。僕たちはそうやって生きていくんだよ。
そして、最後に、歌えないと思ったら、歌えないという気持ちを歌に込めればいい。その思いが人の心を打つのだと言いスズ子の部屋から出ていきました。
その後、スズ子は日宝に行き、「羽鳥先生の歌を歌いたい」と自分の本心をぶつけました。
⇒草彅(なぎ)剛(キャスト)が朝ドラ「ブギウギ」で演じるは「羽鳥善一」
秋山は大阪に戻る。
一方、秋山は、中山から公私共にパートナーになるべきだと、プロポーズの返事を迫られていましたが…。
秋山は断りました。中山と一緒にいると自分らしい生き方ができないとスズ子に言うのです。
スズ子の生き方に影響を受けたのでしょうか?秋山はやはり男役として輝きたかったのでしょうね。
⇒伊原六花(キャスト)が朝ドラ「ブギウギ」で演じる役は「秋山美月」
第33話:11月15日(水)スズ子の初恋。
スズ子が日宝から引き抜きを受けているという話が梅丸にも伝わってしまいます。
梅丸の大熊社長は激怒し、辛島部長がスズ子の元へとやってきました。辛島から問い詰められ、スズ子は大変なことをしてしまったと悟るのでした。
辛島は、これ以上日宝に話を進められないようにするためにスズ子をしばらく軟禁すると言います。
しかし、スズ子はうまく辛島の目を盗んで抜け出し、松永に会いに行くのですが…。
スズ子の初恋は実らない。
スズ子は演者、松永は演出家。二人はともに舞台を作っていく仲間だが、そこにはわずかに溝があります。
スズ子は松永に「好きです」と告白しますが、松永はアメリカで最愛なる女性が待っていると答えます。
スズ子は松永にフラれたのです。
⇒新納慎也(キャスト)が朝ドラ「ブギウギ」で演じるは「松永大星」
失恋の後はヒロインが悲しみを乗り越えて新しい道を切り開くことが多い朝ドラ。
“スウィングの女王”として人気歌手の仲間入りを果たしたスズ子が、また一段ステップアップすることを期待しましょう。
第32話:11月14日(火)日宝移籍。
内緒の話があると松永から呼び出されたスズ子は、梅丸のライバルである日宝に一緒に移籍しないかと誘われます。
突然の引き抜き話に戸惑うスズ子に、羽鳥善一は大反対します。スズ子は梅丸には義理があると悩みます。
一方、秋山は、ダンサーの中山からプロポーズを受けるのですが、どこか違和感を感じている秋山は、この話を受けていいのか悩んでいました。
スズ子の義理と恋。
松永はスズ子の手をギュッと握って移籍の熱意を伝えます。しかし、UGDに義理があるスズ子は簡単には答えは出せません。
ある日、松永はスズ子を呼び出し日宝の社長・大林林太郎と会わせます。スズ子に対しUGDの1.5倍の給料を出すと言うのです。
大林は「何も心配はいらない。そこは会社同士で綺麗に解決する」と言いましが、スズ子は心配です。
松永の言葉「僕は君がほしい。アイウォンチュー」はスズ子へのLOVEなのか?
⇒新納慎也(キャスト)が朝ドラ「ブギウギ」で演じるは「松永大星」
第31話:11月13日(月)スズ子は恋人がいるの?
東京の梅丸楽劇団(UGD)の旗揚げ公演から1年後、スズ子と秋山美月はすっかり劇団の人気者となっていました。
作詞家の藤村薫登場。
昭和14年(1939年)4月、善一は作詞家の藤村薫をスズ子に紹介します。スズ子の新しい曲を書いてもらうため、善一が呼んだのです。
藤村は開口一番、「恋人はいるのか?」とスズ子に尋ねます。初対面で恋愛事情について根掘り葉掘り聞いてくる藤村。
⇒宮本亞門(キャスト)が朝ドラ「ブギウギ」で演じるは「作詞家・藤村 薫」
デリカシーのなさにスズ子は驚きます。
茨田りつ子も登場。
スズ子に藤村がおしゃべりしている時、もっと失礼なレディがやってきました。茨田りつ子です。
⇒菊地凛子(キャスト)が朝ドラ「ブギウギ」で演じるは「茨田りつ子」
りつ子は「ラッパと娘」を歌うスズ子を見て、下品だと思う感想をスズ子本人に言うのです。
そして、追い討ちをかけるように「素顔はおいもさんみたいなお顔じゃない?」という言葉を投げかけてきました。
スズ子のりつ子に対する第一印象は最悪でした。
中山と秋山の関係は?
秋山はダンサーの中山と舞台上のパートナー以上の関係になっていました。しかし秋山は浮かぬ顔。
その訳は中山から娘役を勧められたからでした。
⇒伊原六花(キャスト)が朝ドラ「ブギウギ」で演じる役は「秋山美月」
中山は秋山が男役よりも女役の方が輝くと確信していました。自身の恋人にし娘役としての“芸の肥やし”を与えたのです。
しかし、中山は秋山の意志を聞こうとしません。穏やかな物言いだが自身の思い通りに秋山をコントロールしています。
すっかり主従関係になっている二人。
⇒小栗基裕(キャスト)が朝ドラ「ブギウギ」で演じるは「中山史郎」。そのモデルは?
秋山の良さはこのままでは埋もれてしまいます。
USKの林部長が上京。
そんな折、USKの林部長が東京にやって来ました。スズ子と秋山、二人のうちどちらか一人に大阪に戻ってきてほしいとのお願いでした。
果たしてどちらが大阪に帰ることになるのか。それは「スズ子と松永」、「秋山と中山」の恋の行方次第と言うことか?
「ブギウギ」のあらすじをまとめた一覧はこちらから
⇒2023年後期朝ドラ「ブギウギ」のあらすじ一覧。
「ブギウギ」第7週「義理と恋とワテ」の感想。
今週のすず子はオデコにキスをしてくれた大好きな松永から言われた日宝の移籍話が興味深かったですね。
松永がまず「紅茶が美味い、ロンドンを思い出すよ」。ときざっぽく言い、スズ子は一瞬プロポーズかなと待ってたと思うのですよ。
でも「ボクと一緒に日宝に行かないか?」と言った時のスズ子のリアクション。プロポーズではありませんでした。
義理と人情、そこに恋愛が絡んで、もつれた糸でがんじがらめになったスズ子。2階から飛び降りて松永の元に走ったのは本気だったかも知れません。
だが、恋心を寄せる松永にはアメリカに残してきたパートナーがいました。もしそのことがなければ…
スズ子と松永が結ばれていたかも知れませんね。松永は罪み深い男だと思いますよね。
でもそれでスズ子は羽鳥とベストパートーとなり素晴らしい曲を歌い皆に元気を与えましたね。
視聴者の感想。
引用:ヤッフーニュース
松永への悲恋がすず子が歌うセンチメンタルダイナに活かされそうやな。完全に片思いやったな。梅丸、日宝。どっちにも義理を欠いてしまった。
そんな自分はもう歌う資格なんてない。松永さん、大好きです。ワテと一緒に逃げてくださいって言うたもんな。面白いな、すず子。
ファンも関係者も誰もそれだけは望んでないのに。日宝にしろ梅丸にしろ、どっちを選ぶのもすず子の自由。でも、歌う事は絶対にやめて欲しくない。
とみんなが望んでるのに。なんですべて捨てて、この世界から消えようとしてるの。あの時のすず子は駆け落ちする気マンマンやったからな。
羽鳥の言葉、羽鳥、藤村が作ったセンチメンタルダイナを見て、歌う事を続ける事、思い直してくれたな。よかった。アブナイとこや。すず子のセンチメンタルダイナ、楽しみやね。
引用:ヤッフーニュース
ブルースの女王茨田りつ子さんはスズ子さんがお気に召さないようでしたね。
そのモデルとなった淡谷のり子さんもご自身の好き嫌いがハッキリなさっていました。
後輩の笠置シヅ子さんがご自身の美的感覚からも含めて色んな意味で虫が好かなかった様ですね。
晩年の物真似芸人の審査員だった淡谷さんが大好きだったので、笠置さんに辛く当たっていたとしたら少し辛い気がします。
今日初めて出てきた宮本亜門さんの作詞家藤村薫役は、きっと船村徹さんですね。
もうお亡くなりなっているけど生前のお姿や人柄をテレビ画面を通じて見ていましたが、歌謡界の笠置さんの内側のドラマとして観るとやはり「業界人」らしい方だったのがよく分かりますね。
まとめ。
次週は第8週「ワテのお母ちゃん」です。
予告編では徴兵検査で「甲種合格」となった弟の六郎が「行ってまいります!」と言って家族らに見送られる姿のシーンが、
母・ツヤが「まだまだあんたとスズ子と六郎とおりたかったけど…。堪忍しとくれやす」と弱々しい声で告げるシーンもありました。
舞台でも楽しい演出ができなくなり戦前の重苦しい時代が描かれることになります。