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朝ドラ「ブギウギ」第10週「大空の弟」のあらすじ(ネタバレ)と感想。

2023年朝ドラ「ブギウギ」
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2023年後期朝ドラ「ブギウギ」第10週「大空の弟」のあらすじ(ネタバレ)と感想を紹介します。

朝ドラ「ブギウギ」は今から75年前、戦後の世の中に、人々を楽しませ、励まし、生きる活力を与えた歌手・福来スズ子(趣里)の物語です。

モデルは昭和の歌手「笠置シヅ子」です。
⇒⇒ブギウギのヒロイン「福来スズ子」のモデルは戦後の大スター笠置シヅ子。

先週は⇒第9週「カカシみたいなワテ」でした。

今週の第10週「大空の弟」では、スズ子が結成した楽団も演奏できなくなる時代になってしまいます。

モデル(実存) ブギウギの設定 ブギウギのキャスト
笠置シヅ子 趣里(役:福来スズ子)
服部良一(作曲家) 草彅剛(役:羽鳥善一)
淡谷のり子 菊地凛子(役:茨田りつ子)
松竹楽劇部 梅丸少女歌劇団
挿入歌(淡谷のり子) 雨のブルース
挿入歌(笠置シズ子) 大空の弟/ラッパと娘

朝ドラ2023年後期「ブギウギ」のキャスト一覧。

さて、趣里さんの「スズ子」をもう一度観たい!そんな時は「NHKオンデマンド」です。

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「ブギウギ」第10週「大空の弟」のあらすじ。

昭和16年(1941年)12月8日。

ついに太平洋戦争が始まってしまいます。日米開戦です。スズ子が結成した楽団もなかなか公演ができない厳しい時代へと突入しました。

羽鳥は、スズ子の楽団の現状を憂い、茨田りつ子との合同コンサートを発案し開催が決定します。

そんな中、弟・六郎の戦死の訃報がスズ子に届きます。スズ子は苦しみます。歌おうとすると六郎のことやら色々浮かんで歌えません。

その姿を見た羽鳥は、スズ子のために『大空の弟』という楽譜を渡します。

羽鳥善一
羽鳥善一

君が話してくれた六郎君への想いを歌にしたんだ。六郎君の歌だ。

スズ子はこの『大空の弟』で、亡き弟への思いをステージで歌います。

次に『ラッパと娘』を歌って踊りました。コンサートは大成功を収めます。

その後、梅吉は香川に帰ることをスズ子に告げます。スズ子も了承し、親子は別れました。年が明け、締め付けが増々厳しくなってきました。

スズ子たちは地方巡業をすることになります。羽鳥は餞別として新曲『アイレ可愛や』を渡して、スズ子を励ますのです。

第10週の時代背景は日本歌謡界にとって苦しい時代になる「米英開戦前後」を描いています。

趣里(キャスト)が朝ドラ「ブギウギ」で演じる「福来スズ子」とは。

第10週タイトル 大空の弟
放送日 2023年12月4日(月)~12月8日(金)
放送 午前8時~8時15分
再放送 午後0時45分~1時

「ブギウギ」第10週「大空の弟」のネタバレ。

第50話:12月8日(金)梅吉香川に戻る決意。

羽鳥善一が企画した茨田りつ子と福来スズ子の合同コンサートは、りつ子の「別れのブルース」も披露され、大盛況のうちに幕を閉じました。

コンサートの帰り道、スズ子は、梅吉がいつもの伝蔵のおでん屋台で飲んでいるのを見かけます。

六郎が戦死してから香川へ帰りたいと行っていた梅吉。スズ子は、屋台に立ち寄り梅吉の隣りに座って、親子水入らずで話をするのでした。

第49話:12月7日(木)合同コンサート成功。

羽鳥善一が企画した合同コンサートは、ブルースの女王・茨田りつ子とスウィングの女王・福来スズ子の共演が評判を呼び、客席は満員になりました。

梅吉もカメを連れて客席にいました。

いよいよ開演、りつ子のこん身のスピーチ、そして「雨のブルース」が響き渡ります。

そして迎えたスズ子の出番。

六郎を思うスズ子のために羽鳥が描き下ろした「大空の弟」をたずさえ、スズ子はステージへと歩みを進めるです。

スズ子が歌う「大空の弟」

「大空の弟」は2019年に楽譜が見つかったそうです。笠置さんが歌う「大空の弟」を聞いたことはありません。

ステージで趣里さんが歌う「大空の弟」を聞いた瞬間から号泣でした。

そして、歌った後に泣き崩れたスズ子の前に六郎が幻となって現れます。涙が増幅され止まりません。

その時の六郎の表情がいつも以上に凛々しく感じたのは私だけではないでしょう。「歌を歌って」とスズ子の背中を押しているようでした。

この曲は羽鳥のモデルである服部良一が作詞・作曲。笠置さんの弟は八郎さんなので、ドラマに合わせて歌詞を少し変えたのでしょう。

服部さんは軍歌でなくスズ子が弟を思う気持ちを「歌にしなければいけない」と、純粋に思ってこの曲を作られたのでしょう。

この曲なら歌えると思ったのでしょう。スズ子は弟への愛を歌で感情をぶつけていました。

スズ子は歌う「ラッパと娘」

「大空の弟」を歌い切った後、様々な感情を吹っ切るように「ラッパと娘」を歌います。静と動のコントラストがより一層表現され感銘を受けた視聴者も多かったと思います。

横移動なしで『ラッパと娘』を歌い切りました。躍動感がしっかり伝わりました。

第48話:12月6日(水)ワテにはもう歌もない。

スズ子は、

スズ子
スズ子

葬式とお祭りがいっぺんに来たみたいですわ。六郎は死んでんのに、世の中は『バンザ~イ、バンザ~イ』て……。

と、羽鳥に愛する六郎との昔話をしました。羽鳥は六郎のことを、

羽鳥善一
羽鳥善一

面白い子だね。

と返しました。

弟との大切な思い出を語るスズ子のやりきれなさを、羽鳥は理解していました。そして、

羽鳥善一
羽鳥善一

久しぶりに食事でもしよう。

と、落ち込んでいるスズ子を自宅に誘います。

後日、スズ子が羽鳥の家を訪れると、そこには茨田りつ子も食事に招待されていました。羽鳥が二人を誘ったのには、ある理由があったのです。

羽鳥は、

羽鳥善一
羽鳥善一

くそ食らえだ。

と珍しく、口汚い言葉を吐きます。そして、

羽鳥善一
羽鳥善一

誰も君たちから歌を取り上げるなんてできない。そんなこと許してたまるか。

羽鳥は思うように歌や音楽を楽しめない現状に憤りを感じていたのです。

そして、羽鳥はスズ子とりつ子による合同コンサートの開催を提案しました。

一方、一井ら楽団員は人前で音が出せることへの喜びをあらわにしますが、スズ子は浮かない顔のままでした。

スズ子は「歌いたい」と「歌えない」が入り混じり六郎の顔が浮かぶと歌に気持ちが入らなくなっていたのです。

そんな中、梅吉は幼名馴染みの繊維工場を手伝うために荷造りをしています。引き止めるスズ子ですが、梅吉は聞く耳を持ちません。

スズ子は諦め、怒りを感じながらも再度、羽鳥の家に訪れ、力なく言うのです。

スズ子
スズ子

ワテ……もう、あきまへん。歌おう思たら六郎のことやら、いろいろ浮かんで喉が詰まるんです。

ワテにはもう歌もない

今のスズ子は“歌もない”と思うほど追い詰められていました。

趣里(キャスト)は朝ドラ「ブギウギ」でヒロイン「福来スズ子」を演じる。

そんなスズ子に羽鳥は新しい歌を手渡すのです。「大空の弟」と名付けられたその歌は、スズ子が話した六郎への思いが詰まった歌でした。

羽鳥善一
羽鳥善一

六郎君の歌だ。これなら歌えるんじゃないか?。

りつ子との合同コンサートには「大空の弟」を歌うのでしょうか?いや歌えるのでしょうか?

第47話:12月5日(火)歌も踊りも無理なスズ子。

役場の職員が梅吉の元を訪れて手渡した手紙は、六郎が戦死の知らせでした。しばらくして、家に戻ったスズ子も六郎が戦死したことを知ります。

しかし、突然の出来事に、スズ子と梅吉は現実を全く受け入れられずに一晩を過ごすのでした。

翌朝、チズが心配したり、小夜がスズ子はしばらく休むだろう団員に伝えたりする中、スズ子は楽団の事務所へ向かいます。

趣里(キャスト)は朝ドラ「ブギウギ」でヒロイン「福来スズ子」を演じる。

突然の知らせに混乱し、ショックのスズ子。

スズ子
スズ子

じっとしてたら気がおかしなりそうや。

と事務所に顔を出したのですが、平静を装うとしますが、歌もうまく歌えず、ステップも踏めません。

スズ子
スズ子

なんで動かへんねん!。

と、苛立ちが次第に悲しみの感情を引き出し、気づけばスズ子は自分の体を叩きながら泣き喚いていました。

スズ子
スズ子

気ぃ抜くと六郎のことが頭に浮かんでくんねん。

というスズ子。

小夜はそんなスズ子に寄り添い、体をしっかりと支えながら「オレが、そばにいるから。なんでも、言ってくんちぇえ」と言い聞かせました。

富田望生(キャスト) が「ブギウギ」で演じるは「小林小夜」

第46話:12月4日(月)六郎戦死の訃報。

梅丸が解散し、スズ子は自らの楽団である「福来スズ子とその楽団」を結成しました。

マネージャーは五木ひろきです。

トランペットは「一井」、ピアノは「二村」、ギターは「三谷」、ドラムは「四条」から成る少数精鋭の楽団です。

面白い編成ですね。一、二、三、四、そして一番新しいメンバーは五でした。

そんな面々ですが、腕は確かです。さらに、以前に弟子にしてほしいと訪ねてきた小林小夜も付き人として加わりました。

富田望生(キャスト) が「ブギウギ」で演じるは「小林小夜」

しかし、警察の締め付けは厳しくなる一方です。

「福来スズ子は敵性音楽を歌っている」という評判がたち、結成からしばらく経ってもスズ子の楽団は一度も公演をできずにいました。

大口を叩いていた五木マネジャーもすっかりお手上げで、梅丸の後ろ盾を失ったスズ子に責任転嫁する始末です。

そんな中でもトランペットの一井は「福来スズ子を信じる気持ちは変わらない」と言ってくれます。

しかし、スズ子の責任はますます重くのしかかってくるのです。

一方、善一は今日も警察に連行され嫌味を言われたりつ子を待っていました。そして、スズ子を心配していました。

茨田りつ子
茨田りつ子

あの子は相当“じょっぱり”ですよ。

と、スズ子のことを善一に語るりつ子の言葉はスズ子を同志と思っているようでした。

菊地凛子(キャスト)が朝ドラ「ブギウギ」で演じるは「茨田りつ子」

※)じょっぱりとは、津軽弁で頑固者を意味しりつ子なりの褒め言葉なんです。

しかし、 誰もが不安になる中で、残酷な知らせが梅吉に届きました。それは、戦地に行った六郎の訃報でした。

柳葉敏郎(キャスト)が朝ドラ「ブギウギ」で演じる「花田梅吉」とは。

月曜の朝から重い空気が「あさイチ」のスタジオにも我が家にも舞い降りてきました。ただ、スズ子はこの現実をまだ知りません。

「ブギウギ」のあらすじをまとめた一覧はこちらから
2023年後期朝ドラ「ブギウギ」のあらすじ一覧。

「ブギウギ」第10週「大空の弟」の感想。

六郎は今、思いっきりお母ちゃんに「甘えて」いるだろうか。

それにしても赤紙一枚で戦地に連れられ手紙一枚でその死を知るのは惨いですね。戦争は、人を不幸にします。

戦争を起こした人でなく一般の市民が犠牲になる出来事がこの当時の日本だったのです。しかし現代の世界でも同じことが起きているのです。

戦争で人を殺しても人殺しにならない。こんなことは起きてはいけないのです。

視聴者の感想。

引用:ヤッフーニュース:49話視聴後

「まるまる隊にて六郎より」という歌詞が出た時に梅吉さんの表情が変わり、六郎の大切な亀を見て抱きしめるシーンでもう涙が出ました。

その後も弟と何度も歌われ泣けて、最後は舞台の中央で泣き崩れるスズ子を見ていると涙がとめどなく出て来ました。

「大空の弟」の歌詞や曲は当時まだ発表されていなかったそうですが、史実とドラマが絶妙にアレンジされ、それを趣里さんが完璧にミックスされましたね。

歌や踊りが上手いだけでは出来ないテクニックです。

引用:ヤッフーニュース

六郎の戦死・・梅吉もさすがに深い悲しみのなかにいるだろう。

仕事もなく、娘に依存している生活。これから、梅吉は自分の心をどうやって立て直していくのか?

もう「呑気な酒好き父ちゃん」ではいられない。

まとめ。

次週は第11週「ワテより十も年下や」です。

ブギウギでは戦時の中でスズ子がどんな歌い方に変わっていくのかをどのように描くのかに注目しています。

ドラマでの大衆(国民)は日米開戦で浮足立っていました。

でもそれは日本がアメリカに負けたこと。この戦争が愚かであったことは現代に生きる人間だから知り得ることなのです。

当時の大多数の方(国民)は勝つことを信じ日本は強い国だというベクトルに皆向かっていた時代だったと思います。

スズ子も羽鳥もその認識はあったでしょうが、二人の真情は楽しく歌を歌いたいとの素直な気持ちは持っていたことでしょう。

2023年朝ドラ「ブギウギ」
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