2023年後期朝ドラ「ブギウギ」第18週「あんたと一緒に生きるで」のあらすじと感想を紹介します。
朝ドラ「ブギウギ」は今から75年前、戦後の世の中に、人々を楽しませ、励まし、生きる活力を与えた歌手・福来スズ子(趣里)の物語です。
モデルは昭和の歌手「笠置シヅ子」です。
⇒⇒ブギウギのヒロイン「福来スズ子」のモデルは戦後の大スター笠置シヅ子。
先週は第17週(1月22日~26日)は「ほんまに離れとうない」でした。
⇒朝ドラ「ブギウギ」第17週「ほんまに離れとうない」のあらすじ(ネタバレ)と感想。
さて、今週の(1月29日~2月2日)ブギウギ第18週は「あんたと一緒に生きるで」です。今週は涙だ、涙のストーリーですよ。
モデル(実存) | ブギウギの設定 | ブギウギのキャスト |
笠置シズ子 | 趣里(役:福来スズ子) | |
服部良一(作曲家) | 草彅剛(役:羽鳥善一) | |
淡谷のり子 | 菊地凛子(役:茨田りつ子) | |
村山興業の御曹司 | 水上恒司(役:村山愛助) | |
挿入歌 |
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「ブギウギ」第18週「あんたと一緒に生きるで」のあらすじ。
ブギウギの第18週は嬉しい事と悲しいことがごちゃごちゃです。昭和22年月、愛助が大阪の療養所にいるまま、スズ子は静かな正月を迎えます。
二人は、手紙のやり取りをしてお互いを支え合っていました。妊娠しているスズ子は、看護師の東の付き添いで、ジャズカルメンの稽古を開始します。
一方、愛助はに、スズ子と結婚して生まれてくる子供の父親になりたいと母のトミに話をし、説得します。
そして、二人は離れ離れのまま、ジャズカルメンは幕が切って落とされました。
愛助は、東京に戻ることは叶いませんでした。スズ子は愛助の服を握り締めて、元気な女の子を出産するのです。
しかし、愛助は自分のお子を見ることも抱くこともできずに、病魔が押し寄せ逝きました。
週タイトル | あんたと一緒に生きるで |
放送日 | 2024年1月29日(月)~2月2日(金) |
放送 | 午前8時~8時15分 |
再放送 | 午後0時45分~1時 |
「ブギウギ」第18週「あんたと一緒に生きるで」のネタバレ。
第86話:2月2日(金)愛子と一緒に生きる。
スズ子が出産してから2日。羽鳥善一と麻里の家族が見舞いにかけつけ、スズ子は幸せな時間を過ごしていました。
しかし、スズ子はまだ、愛助が亡くなったことを知らされずにいました。そんな中、スズ子は、山下と坂口の様子がおかしいことに気がつきます。
二人になにかあったのかと聞くと、山下は、愛助が亡くなったことをスズ子に告げるのです(´;ω;`)ウゥゥ。
愛子と一緒。
スズ子は愛助の死を知り自分も死にたくなったのでしょう。でも、愛助の苦しくなったときは「歌を歌って下さい」との手紙を読み、
愛子を抱きながら、愛子と一緒に生きる覚悟ができました。スズ子は愛子と一緒にベットで寝ています。
そして、楽しい3人の夢を見ていました。
エンディングは3人一緒。
スズ子が自宅で愛助、愛子と楽しく過ごす夢を見ていました。
スズ子が柔らかく歌う「ラッパと娘」が流れ、シャボン玉が空に向かうエンディングに一筋の光が感じられました。
夢の中の「ラッパと娘」はごく平凡な家庭が過ごす幸福感を観ることで悲しいストリーからホットになった瞬間でした。
⇒趣里(キャスト)は朝ドラ「ブギウギ」でヒロイン「福来スズ子」を演じる。
第85話:2月1日(木)帰らぬ人。
スズ子のもとに愛助から、病状は快方に向かっており、出産予定日までには東京に帰ることができるだろうという葉書が届きます。
しかし、実は愛助の病状は非常に悪いままで回復の見込みはありません。愛助は、トミに、自分はもう助からないのだろうと聞きます。
その数日後、スズ子に陣痛。スズ子は一人、そして家には電話がなさそうです。歩いて病院へ行けるのかな。
緊急の知らせ。
ちょうど同じ時、山下と坂口のもとに、大阪の矢崎から緊急の知らせが入りました。その知らせとは…。
愛助の最期。
病床の愛助は生気がなく、病院食に手をつけていません。母のトミは元気なっとるではと言うが、
お母ちゃんの子でほんま良かったわ。
と感謝を伝え、
あの人は僕の人生を明るうしてくれた唯一の女の人や。
と伝えます。トミも折れて、
病気治したら、なんでも言うこと聞いたるわ。
と励ましますが、遂に帰らぬ人となってしまいました。最後まで「絶対治して結婚するで」と結婚する意志は固かった愛助。
けれどもその願いは叶いませんでした。
⇒水上恒司(キャスト)が朝ドラ「ブギウギ」で演じるは「村山愛助」
スズ子が出産。
いとしい愛助さんの丹前を握りしめて、スズちゃんはひとりでがんばりました。
むちゃくちゃかわいらしい、女の子が産まれました。#趣里#ブギウギ pic.twitter.com/xDthogakM5
— 朝ドラ「ブギウギ」公式 (@asadora_bk_nhk) January 31, 2024
愛助がいない東京の病室でスズ子は元気な女の子を出産しました。我が子を見つめる表情は母親そのものです。
愛助の生まれ変わりなのですね。
⇒趣里(キャスト)は朝ドラ「ブギウギ」でヒロイン「福来スズ子」を演じる。
第84話:1月31日(水)先輩ママの麻里の助言。
スズ子のジャズカルメンの舞台が終わって3ヶ月、愛助はまだ東京に戻ることはできません。
一方、スズ子も大阪の愛助のもとを訪ねたいと希望しますが、出産予定日まであと10日で認めることはできないと医師に言われてしまいます。
スズ子のもとには、愛助から良くなりつつあるとの内容のハガキが届くばかりでした。
スズ子は愛助に何かあったのではないかと心配し、山下と坂口を問い詰めながらも、出産が近づき不安になり羽鳥家に向かっていました。
先輩ママの麻里は。
3児の母である先輩ママの麻里は、スズ子の不安をすぐに察知しました。
そして、長男・カツオを身ごもった際は不安だったと振りかえり、優しくスズ子に寄り添います。もちろん麻里も初産の時は不安だったと思います。
その経験を活かし、
小さな支えになったのがお腹にいたカツオだったの。
とスズ子に語ります。その言葉を聞いてスズ子は安心したと思います。この時は二重の不安を抱えていましたからね。
⇒市川実和子(キャスト)が朝ドラ「ブギウギ」で演じるは「羽鳥善一の妻・麻里」
一向に愛助と会えず不安を募らせていたスズ子でしたが、少し落ち着いた感じでした。
第83話:1月30日(火)ジャズカルメンの千秋楽。
妊娠したまま舞台に立ったスズ子のジャズカルメンは好評を博しながら順調に公演を重ねていました。
しかし、愛助の病状は悪いままで、医者から東京行きの許可は出ません。
スズ子のもとには、風邪を引いてしまったため、ジャズカルメンの舞台を見るのは断念するとの手紙が愛助から届きます。
そうして愛助と会うことができないまま迎えた千秋楽、スズ子の楽屋に茨田りつ子が突然訪ねてきます。
茨田りつ子の真実。
舞台公演の前にスズ子のもとに「りつ子」がやってきました。
妊婦がどんな踊りをしているのか見に来てあげたのよ。
二人のやり取りはとても愉快で微笑ましいのですが、「大変なのはこれからよ」と母親のような言葉の後に衝撃な事実を口にしました。
私し子ども産んでいるのよ。
なんと、10歳になる子どもがいて、田舎の母親に預けているとのこと、父親は子どもが生まれる前に家を出ていたこと。
歌を歌うために自分の手で子どもを育てられなかったことが唯一の後ろめたさだとりつ子は語ります。
りつ子は子育てと歌手の両立の難しさを知っていたのです。経験者だったのです。だからこそ、本心では妊婦としてステージに立つスズ子をリスペクトしていたのです。
⇒菊地凛子(キャスト)が朝ドラ「ブギウギ」で演じるは「茨田りつ子」
第82話:1月29日(月)ジャズカルメンの開幕。
昭和22年1月。愛助が大阪の療養所にいるまま、スズ子は静かな正月を迎えます。二人は、手紙のやり取りをしてお互いを支え合っていました。
スズ子は妊娠していましたが、看護師の東の付き添いで、ジャズカルメンの稽古を開始します。
一方、愛助はトミに、スズ子と結婚して生まれてくる子供の父親になりたいと話をしますが、トミは相変わらずスズ子と愛助の結婚には反対でした。
愛助の再度の説得でも、トミは頑なに自分の考えを曲げようとはしません。でも、
(スズ子に)ほんまの家族になってほしかっただけや。
と、「ぽろっと」と本音をこぼしていましたね。“ほんまの家族”…。
⇒小雪(キャスト)が朝ドラ「ブギウギ」で演じるは「村山トミ」(初出演)
スズ子の出生の秘密が明らかになった第5週「ほんまの家族や」でも使われていたワードですね。
愛助は大阪、スズ子は東京、二人は離れ離れのまま、舞台「ジャズカルメン」の幕が切って落とされました。
💃「ジャズカルメン」より“ハバネラ”を公開!
放送では未公開のカットも含む特別編集版です!「妊娠中の福来スズ子のあふれ出す生命力」をテーマに撮影された「ジャズカルメン」。
男性を惑わす情熱的なカルメンを、激しい踊りは抑えつつも妖しく演じます。#趣里#ブギウギ #ブギウギオンステージ pic.twitter.com/mqKVNdOka2— 朝ドラ「ブギウギ」公式 (@asadora_bk_nhk) January 28, 2024
「ブギウギ」のあらすじをまとめた一覧はこちらから
⇒2023年後期朝ドラ「ブギウギ」のあらすじ一覧。
「ブギウギ」第18週「あんたと一緒に生きるで」の感想。
86話の視聴後は涙が止まりません。
少し救われたのはエンディングで、シャボン玉のシーンなどスズ子の夢の中だけど愛子と寄り添う愛助さんがいました。
このシーンはスズ子が夢見た家族だったのですね。
85話では愛助の死を知らぬまま、出産に臨んだスズ子が描かれました。生と死。史実では愛助のモデルある「えいすけ」の死は出産の2週間前とあります。
生と死という明暗をぼかすためにシーンでは雨が降っていました。脚本と演出家の考察がよく現れていました。
可愛い赤子の頬を触りながら幸せの絶頂の中、事実を知ったスズ子は、悲しみをどのように乗り越えていくのでしょうか。今後の展開から目が離せません。
84話では、作曲家羽鳥善一の妻・麻里さんを演じる市川実和子さんの台詞にジーンときました。スズ子が悩むときにいつも寄り添ってくれます。
スズ子が相談すると、優しい言葉をかけてくれたり励ましてくれます。音楽のことしか考えていない羽鳥善一より、ずっと頼りになりますね(笑)。
視聴者の感想。
引用:ヤッフーニュース
トミのポロっと言ったホンマの家族になってほしかった。やっぱり、トミはすず子にスパッと歌手をやめて、村山にきて、愛助と共に村山を守ってほしかった。
支えてほしかったと本気で思ってたんやな。中途半端に歌手しながらは絶対に困る。でも、愛助はすず子の歌の力で自分は、今まで生きる事ができたと思ってるから、絶対に歌手をやめさせるわけにはいかない。
結婚して、村山を繁栄させていくのと同時に、歌手福来すず子は、みんなの希望やから、絶対にやめないでほしい。と考えてるわけやな。どっちも強い信念を持ってるからな。認めてくれないよな。
愛助にとっても結婚、生まれてくる子ども認めてくれないストレス。お母ちゃんとずっと口論するストレス。すず子に会えないストレス。いろいろ病気にもよくないんやろな。
まとめ。
次週は第19週「東京ブギウギ」です。
スズ子は妊娠の体で舞台に臨みました。
しかし、その舞台を観ることもできず、生まれてきた子供を抱くこともできずに、遂に愛助は逝ってしまいました。
「生と死」というテーマをバランスよく脚色してくれた足立さんの脚本力と演出家の力を最大限に活かした週だったと思います。
なにより、趣里さんの演技に引き込まれました。愛助さんの死を知った後の「自殺」も考えた放心状態と愛子を抱き「生きる」を決心する姿で号泣。
愛助さんが渾身の想いで書き綴った手紙には、「辛いときは歌を歌って下さい」と歌手スズ子をもっとも理解し、応援した愛助さん。
その想いを受け取ったスズ子は誰もが口ずさむことができる「東京ブギウギ」を披露するのです。