2023年後期朝ドラ「ブギウギ」第14週「戦争とうた」のあらすじと感想を紹介します。
朝ドラ「ブギウギ」は今から75年前、戦後の世の中に、人々を楽しませ、励まし、生きる活力を与えた歌手・福来スズ子(趣里)の物語です。
モデルは昭和の歌手「笠置シヅ子」です。
⇒⇒ブギウギのヒロイン「福来スズ子」のモデルは戦後の大スター笠置シヅ子。
年末(12月25日~29日)は⇒第13週「今がいっちゃん幸せや」でした。
今週の第14週は1月4日、5日です。「戦争とうた」では、終戦間近な3名が描かれます。
モデル(実存) | ブギウギの設定 | ブギウギのキャスト |
笠置シズ子 | 趣里(役:福来スズ子) | |
服部良一(作曲家) | 草彅剛(役:羽鳥善一) | |
淡谷のり子 | 菊地凛子(役:茨田りつ子) | |
村山興業の御曹司 | 水上恒司(役:村山愛助) | |
挿入歌 |
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「ブギウギ」第14週「戦争とうた」のあらすじ。
日本の戦況は悪化し、東京大空襲から昭和20年(1945年)8月6日午前8時15分。人類史上初めての広島原爆投下が迫ってきました。
第二次世界大戦がもうすぐ終わろうとしています。
羽鳥の終戦前。
上海にいる羽鳥は軍の支援を受けていましたが思惑を無視して音楽界を実施していました。
アメリカのブギのリズムを取り入れた『夜来香(イエライシャン )ラプソディ』など、自信のやりたい音楽を演奏し、成功するのです。
そして8月15日、羽鳥の終戦は上海でした。無事帰国できるのでしょうか?
⇒草彅(なぎ)剛(キャスト)が朝ドラ「ブギウギ」で演じるは「羽鳥善一」
りつ子の終戦前。
りつ子は、九州の海軍基地を慰問していました。軍歌を拒否し、特攻隊員たちの要望に応えて、『別れのブルース』を涙をこらえ歌います。
⇒菊地凛子(キャスト)が朝ドラ「ブギウギ」で演じるは「茨田りつ子」
スズ子の終戦前。
スズ子たちは富山県高岡市を慰問しています。
そこで、戦争で夫を亡くした旅館の女中・静枝と知り合います。静枝は自身の心に蓋をして、日本勝利を信じていました。
スズ子は戦死した弟・六郎に重ねて、「あの人にも歌を届けな」と決意を新たにし、『大空の弟』を歌います。
その歌声は客席の静枝の心を溶かし、涙を誘います。
そして、 スズ子は8月6日アメリカの原子爆弾投下を新聞記事で知ります。東京にいた愛助も衝撃を受けます。
⇒趣里(キャスト)が朝ドラ「ブギウギ」で演じる「福来スズ子」とは。
第14週タイトル | 戦争とうた |
放送日 | 2024年1月4日(木)~1月5日(金) |
放送 | 午前8時~8時15分 |
再放送 | 午後0時45分~1時 |
「ブギウギ」第14週「戦争とうた」のネタバレ。
第66話:1月5日(金)二人の戦争とうた。
1945年、日本の戦況はますます悪くなってきました。
富山のスズ子は「大空の弟」
富山に慰問に来ているスズ子は、従業員の静江の話を聞き、この人のためにも歌を歌わなければいけいないと心に誓うのです。
戦争で夫を亡くした静枝もスズ子が歌うお寺の広場に来てくれました。スズ子は静枝さんだと分かると青空の下で「大空の弟」を歌います。
スズ子の弟・六郎への思いが込められた「大空の弟」。六郎との手紙を読むシーンも加わり静枝さんとの思いとリンクしました。
⇒趣里(キャスト)が朝ドラ「ブギウギ」で演じる「福来スズ子」とは。
「大空の弟」は、戦時中に歌って共感されることが多かった楽曲だそうです。
誰もが自身の肉親が戦地に赴き戦死した当時は叫ぶことさえできぬ辛い思いを「大空の弟」を聴くことで心で叫んでいたのでしょうか。
鹿児島のりつ子は「別れのブルース」。
鹿児島の茨田りつ子は、特攻隊員たちが見つめる中でステージに登りました。
隊員たちが望むものを歌います。と、りつ子は隊員たちに希望を問いかけました。静寂な空間に一人の特攻隊員が応えます。
「別れのブルース」♪二度と逢えない心と心♪踊るブルースのせつなさよ♪
明日は日本から離れて二度と戻ることができない覚悟を若い特攻隊の方々は攻撃型の軍歌ではなく愛する人への最期のメッセージを聞きたかったのではないでしょうか。
実際、モデルになっている淡谷のり子さんを演じている「菊地凛子」は、
「実際にこういった若い方々が戦地へ向かうというのは切ないことですし、歌で背中を押していいのか悪いのか、複雑な思いですよね」とコメントを残しています。
⇒菊地凛子(キャスト)が朝ドラ「ブギウギ」で演じるは「茨田りつ子」
それぞの思いを胸にステージに立った二人です。
第65話:1月4日(木)上海の羽鳥善一。
上海の羽鳥善一は、音楽会の準備を進めています。羽鳥は、黎錦光が作曲した「夜来香」にブギを取り入れた音楽をやりたいと考えています。
⇒草彅(なぎ)剛(キャスト)が朝ドラ「ブギウギ」で演じるは「羽鳥善一」
音楽が時世や場所に縛られるなんてバカげてる。音楽は自由だ。誰にも奪えないってことを僕たちが証明してみせよう。
と羽鳥は意気こんでいました。
羽鳥が作曲した「夜来香幻想曲」は敵性音楽のシンフォニックジャズにブギのリズムを取り入れています。
エンディングでは李香蘭が「夜来香」を歌います。この曲を日本で聴くことができる新しい時代が目の前に来ています。
一方、スズ子は慰問で富山に訪れました。泊まった旅館で、スズ子は旅館の女中・静枝と知り合います。
どこか思いつめた様子の静枝は夫が戦死し、女手一つで娘の「幸」を育てています。
静枝は国のために命を捧げた夫は自分の誇りで悲しくないと言いますがその表情は悲痛さを漂わせていました。
その頃りつ子は、鹿児島の海軍基地を訪れていました。そこで、特攻隊員のために歌ってほしいと要請を受けるのです。
上官から欧米風の衣装を注意されかつ軍歌の「海行かば」「同期の桜」を歌えるかと問われます。
すると、
軍歌は性に合いません。私でお役に立てないようなら、帰ります。
と答えました。りつ子は帰ろうとしますが、窓の外からりつ子を見つめる少年たちがいました。
特攻隊の一員です。
初めて生で目にするブルースの女王「茨田りつ子」に興奮しています。「特攻兵は命令が下されれば、すぐにでも出撃しなくてはならない」。
そのことを知らされたりつ子は、隊員の希望に応えて歌うことを承諾しました。散っていく若い命に手向けるりつ子の歌。
戦時下で、それぞれの活動をする3人。上海で、李香蘭の歌声が響き渡ります。
「ブギウギ」のあらすじをまとめた一覧はこちらから
⇒2023年後期朝ドラ「ブギウギ」のあらすじ一覧。
「ブギウギ」第14週「戦争とうた」の感想。
朝ドラには「太平洋戦争」が描かれますが、ブギウギの「戦争のうた」も当時の現実なのでしょう。
戦争は人と人を離れさせ心までを持ち去ってしまいます。りつ子の歌を聴く特攻隊員のあまりに実直な姿に胸を打たれました。
だからこそ、戦争がない今の日本。そこで暮らす私たちが決して忘れてはならないのが「戦争を回避できなかった日本(政治)」なのです。
視聴者の感想。
引用:ヤッフーニュース。
この時代の歌手には悲壮な覚悟と体験が幾らでもあるからね。
淡谷さんと学徒動員兵だっただろう特攻隊員の触れ合いは自身で何度も語ってるから知ってる人も多いだろうけど、現在では想像を絶する体験だ。
もうそんな事が永遠に起きないと良いのだけどね。
まとめ。
次週は第15週「ワテらはもう自由や」です。