2023年後期朝ドラ「ブギウギ」第25週「ズキズキするわ」のあらすじと感想を紹介します。
戦後の世の中に、人々を楽しませ、励まし、生きる活力を与えた歌手・福来スズ子(趣里)の物語も2週となりました。
モデルは昭和の歌手「笠置シヅ子」です。
⇒⇒ブギウギのヒロイン「福来スズ子」のモデルは戦後の大スター笠置シヅ子。
先週の(3月11日~15日)ブギウギ24週は「ものごっついええ子や」でした。スズ子の家に大事件が起きましたね。
そして、今週の(3月18日~22日)ブギウギ25週は「ズキズキするわ」です。スズ子と競うことになる新人歌手が登場します。その新人歌手とは…。
モデル(実存) | ブギウギの設定 | ブギウギのキャスト |
笠置シズ子 | 趣里(役:福来スズ子) | |
服部良一(作曲家) | 草彅剛(役:羽鳥善一) | |
淡谷のり子 | 菊地凛子(役:茨田りつ子) | |
挿入歌 | ラッパと娘 | |
挿入歌 | ヘイヘイブギー |
さて、趣里さんの「スズ子」をもう一度観たい!そんな時は「NHKオンデマンド」です。
アマゾンプライム会員の方は、ポイントを利用しましょう。
詳しくはこちら⇒“朝ドラ”ファンにはアマゾン(amazon)プライムが”おすすめ”。アマゾンをよく利用しない朝ドラふぁんはU-NEXTがお得です。
詳しくはこちら⇒朝ドラは無料期間中に「U-NEXT」のNHKオンデマンドで。
「ブギウギ」第25週「ズキズキするわ」のあらすじ「ラッパと娘」。
週タイトル | ズキズキするわ |
放送日 | 2024年3月18日(月)~3月22日(金) |
放送 | 午前8時~8時15分 |
再放送 | 午後0時45分~1時 |
スズ子に年末の「第7回オールスター男女歌合戦」でオートリの出演が決まりました。しかし、丸の内テレビのディレクターの沼袋勉は新旧交代のプランを考えていました。
それは、新人歌手の水城アユミが大トリのスズ子の前に「ラッパと娘」を歌う企画です。そして、驚くことに、
水城アユミはスズ子が大阪時代のUSKでお世話になった尊敬していた「大和礼子」の娘でした。アユミはスズ子を尊敬しているようです。
⇒蒼井優(キャスト)が朝ドラ「ブギウギ」で演じるは「大和礼子」
ただ、偶然にもスズ子は雑誌で「ブギは終わり、これからは水城アユミの時代」と書かれたばかりでした。
アユミからもスズ子の「ラッパと娘」を歌わせてもらえないかとお願いをされ、迷うスズ子が出した結論とは?
「ブギウギ」第25週「ズキズキするわ」のネタバレ。
第121話:3月22日(金)オールスター男女歌合戦。
第7回オールスター男女歌合戦の当日です。スズ子が楽屋で支度をしていると、股野と水城アユミが訪ねてきました。
アユミは負けませんとスズ子に言い残し、本番に向かいます。羽鳥善一と家族はテレビで応援しています。
愛子と大野さんは客席でスズ子を見守ります。茨田りつ子も楽屋に来て励ましてくれました。
そして、水城アユミは「ラッパと娘」、福来スズ子は「ヘイヘイブギー」で、新旧二人の歌合戦が始まりました。
水城アユミは「ラッパと娘」
先ずは、水城アユミの「ラッパと娘」ですね。若さがはじけてエネルギッシュに歌っていました。
でもなんとなく、勝ち誇った表情をしていません。精一杯だったのかも知れません。それは当然で歌唱力は評価されていましたが、
観客の心を掴むには100%ではなかったのです。
福来スズ子は「ヘイヘイブギー」
歌合戦のトリはスズ子の「ヘイヘイブギー」でした。趣里さんの福来スズ子が貫禄を感じさせてくれました。
ヘイヘイ!というスズ子の歌は観客を一体化させました。観客を盛り上げるエンターテイメントとしてのスズ子は抜群でとても楽しい舞台でした。
その様子を見ていた水城アユミがこれから活躍するための「栄養剤」だったのかも知れません。
「水城アユミ」は当時の美空ひばりと江利チエミをミックスさせた架空の人物ですが、実存する二人の活躍は昭和生まれの朝ドラファンなら承知していますよね。
二人をテレビで観ている羽鳥先生。
スズ子が歌う「ヘイヘイブギー」を観ながら麻里さんと子どもたちは手を叩きながら聴いていました。
でも、善一ははしゃぐでもなく、静かに観ています。なんか意味深です。水城アユミと福来スズ子の違いを感じ取ってしまったのでしょうか?
何を感じ取っていたのか?それは次週に持ち込みですね。
⇒草彅(なぎ)剛(キャスト)が朝ドラ「ブギウギ」で演じるは「羽鳥善一」
第120話:3月21日(木)羽鳥が許諾。
愛子は、翌日の体育の時間に足の早い転校生と競争することになりました。しかし、勝てる見込みがなく、愛子は学校を休みたいと言い出します。
スズ子は、自分も水城アユミとの新旧対決から逃げたかったが、今は逆に楽しみだと話します。
そして、逃げるかどうかは愛子が自分で結論を出すようにと伝えるのです。翌日、学校に行くかどうか迷う愛子を家に残し、スズ子は羽鳥善一のもとに向かいました。
羽鳥先生の自宅。
羽鳥の自宅を訪ねたスズ子。あらためて大晦日の歌合戦で水城アユミに「ラッパと娘」を歌わせてほしいと頼みます。
近頃のワテは、たしかに仕事も減って、体も前みたいに言うこと聞きまへん。水城さんと一緒に歌たら、比べられるのが怖いと思てしもたんです。
と、正直に自身の不安を羽鳥先生に打ち明けるスズ子でした。福来スズ子の代名詞である「ラッパと娘」。
戦前から戦後の「ラッパと娘」を歌うスズ子の映像が流れる中で、スズ子はアユミはどう歌うだろうと考えるとワクワクがまさって、抑えきれなくなります。
と羽鳥先生に話します。そんなスズ子の言葉に、羽鳥先生は、
やっぱり大したもんだね。君は。
⇒草彅(なぎ)剛(キャスト)が朝ドラ「ブギウギ」で演じるは「羽鳥善一」
と嬉しそうにほほ笑みながら、アユミが「ラッパと娘」を歌うことを認めました。
大スターになった福来スズ子ですが、若い歌手の台頭はやはり怖さもあるのだろう。成功者でも苦労はあります。
愛子の事、自身の事、そしてスターとしてのプライド。のこり6日間となった「ブギウギ」は私たち庶民にも勇気を与えてくれました。
明日は新旧対決があるのだろうか?「ラッパと娘」対「ヘイヘイブギー」
第119話:3月20日(水)羽鳥の表情。
水城アユミに「ラッパと娘」を歌わせてほしいと頼まれたスズ子は、困ってしまい結論を出せずにいいました。
記事にまでなってしまったため、スズ子は、羽鳥善一に相談に行きます。しかし、羽鳥は、そんな大事なことを軽く言わないでほしいと、厳しい言葉を投げかけます。
羽鳥の言葉。
羽鳥は戸惑うスズ子の姿を見て、その曖昧な姿勢が珍しく気にくわない様子でした。羽鳥の表情は今までと違っていました。
俯いた視線でどこか失望感が漂っています。
それで? 君は何て答えたんだい?僕がいいって言えば、君はいいのかい?
とスズ子に問いかける声は冷やかでした。スズ子は「ラッパと娘」を静かに…
先生の歌…。
と返しました。その返事に羽鳥は…
そんなに軽く言わないでほしいな。
羽鳥は落胆していました。羽鳥にとって「ラッパと娘」はスズ子がいなければ成り立たない“君と僕の歌”なのです。
羽鳥は水城アユミの実力にも言及すると、厳しい言葉をスズ子に突きつけます。
水城アユミが「ラッパと娘」を歌って、君以上だったら、君は戻る場所がなくなるかもしれないよ。
⇒草彅(なぎ)剛(キャスト)が朝ドラ「ブギウギ」で演じるは「羽鳥善一」
この言葉はスズ子にとってもショックでした。いつものスズ子ではなく明らかに気落ちしていました。
スズ子はりつ子に相談。
スズ子はりつ子に相談します。りつ子の答えは…
あなた、羽鳥先生に甘えてるだけじゃない。先生なら、あなた以外には歌わせないって言ってくれるって期待したんでしょ
りつ子はスズ子の胸中を的確に捕らえていました。淡々と静かに発せられた言葉ですが、とても厳しい口調でした。
あなた、自分の弱さに目を向けなさい。自分の弱さも取り込んで歌うってもんでしょう、歌手は
⇒菊地凛子(キャスト)が朝ドラ「ブギウギ」で演じるは「茨田りつ子」
スズ子はりつ子の言葉で目が覚めました。いつものスズ子に戻ったようです。
スズ子はりつ子と別れると、
あの子は……どんなふうに歌うんやろ。
と水城アユミが歌う「ラッパと娘」に興味を抱くようになりました。さてさて明日のスズ子が楽しみです。
第118話:3月19日(火)水城アユミはラッパと娘。
スズ子のもとに、誘拐未遂事件を犯した小田島が訪ねてきました。すっかり反省した小田島の話を聞いたスズ子はなんと庭師として雇うことにしました。
マネージャーが反対しても義理と人情だと言い聞き入れません。
一方、年末の歌合戦では、スズ子は新旧対決に挑むことになります。しかも、対戦相手の若手の有望株・水城アユミは、大和礼子と股野義夫の娘でした。
スズ子は股野と会う。
しばらくして、スズ子は股野と久しぶりに話をすることとなり喫茶店に向かいます。しばらく昔話をしていると、
そこに水城アユミが現れます。そして父と一緒にあるお願いをされます。そのお願いとは、「ラッパと娘」を歌わせて欲しいと願うのです。
スズ子は羽鳥先生と相談しますと言いますが、羽鳥先生への相談に行くことに時間がかかってしまいます。
そんな時、雑誌にスズ子とアユミのゴシップ記事が載ってしまいます。
第117話:3月18日(月)沼袋ディレクターは中村倫也。
東京ブギウギのヒットから9年、ブギブームも下火になってきつつある中、スズ子や羽鳥善一のブギは古いという記事が書かれてしまいます。
同時に、若手歌手の水城アユミが新たなスターとして台頭してきました。
そんな中、スズ子は丸の内テレビのプロデューサー・代々木から、年末の歌番組にトリで出てほしいとオファーを受けます。
しかし、トリ前に「水城アユミ」を持ってきてもいいかと聞かれます。スズ子は返答に困ってしまいます。
そんな時、沼袋ディレクターが現れます。
ご無沙汰、音沙汰、色恋沙汰はもうたくさん!。
沼袋はスズ子が大トリを飾る大晦日恒例の番組「オールスター男女歌合戦」を担当するディレクターです。
なんと演じているのは「中村倫也」でした。
そしてエンディング近くでスズ子が大阪時代に所属していた梅丸少女歌劇団(USK)のピアニスト・股野がスズ子の前に現れました。
大和礼子と結婚し妊娠している時に会ったのでスズ子とは20年ぶりの再会です。今はマネージャー業をしていると言います。
彼は礼子との子供を男手一つで育て、その子供のマネージャーを行っていると言います。その子供はなんと「水城アユミ」でした。
「ブギウギ」のあらすじをまとめた一覧はこちらから
⇒2023年後期朝ドラ「ブギウギ」のあらすじ一覧。
「ブギウギ」第25週「ズキズキするわ」の感想。
今までの明るく朗らかな羽鳥善一が初めて見せた表情に感動しました。いや草彅剛さんの演技力にゾクゾクしたのかも知れません。
戦前から、いや物語では第1回から登場していた羽鳥さん。スズ子との付き合いは長くて太いのです。
もしかしたら、福来スズ子は歌手を辞めると思ったのでしょうか?そんな仕草も垣間見ました。
また、茨田りつ子に相談したのもスズ子にとって正解でした。やはりりつ子と会うとスズ子は元気になりますね。
羽鳥とスズ子は戦友ですからね。
会って元気になった福来スズ子はきっと「水城アユミ」に「ラッパと娘」を歌うことを認めるでしょう。
晴れの舞台での対決を楽しみにすることでしょう。
視聴者の感想。
引用:ヤッフーニュース
スズ子さんが体力の低下から、自信を失いかけている時に、厳しくも優しく、彼女に教えを授けているのは、先達である羽鳥先生と、同じ道を歩んできたりつこさんでした。今までの様々なエピソードが、今、一つのテーマに集約されつつあるのではないでしょうか。
スズ子さんは、これまで多くの人々を歌で勇気づけてきました。人を助ける喜びこそが、スズ子さんにとっての元気の源泉です。歌のみならず、生活の中でも助け合い、支え合うことで、世の中が、そして巡り巡って自分自身が生き生きとし、情熱を持って仕事を続けられるのかもしれません。
まさに「この世は義理と人情」の精神だと感じました。羽鳥先生やりつ子さん、そして大和さんから受けた恩を、アユミさんに送っていくのでしょうか。
今は3月、別れの季節。受けた恩をどのように返していくか、考える場面が多い今日この頃。私はこのドラマを見てきて、本当に良かったと実感しています。
まとめ。
次週は第26週最終週「世紀のうた 心のうた」です。
ラス前の週が終わりましたね。美空ひばりと江利チエミを足して割ったのが「水城アユミ」ですね。それも尊敬していた大和礼子の娘さんであることにもビックリしました。
美空ひばりは母が、江利チエミは父がマネージメントをしていましたからね。
さて、歌は勝負する世界ではありません。当時は流行歌と呼んでいましたから「流行りスタリ」の世界だと思います。大御所になった福来スズ子。
新メディアのテレビ局のスタッフは大御所福来スズ子の扱いには苦労したと思います。でもブギウギの福来スズ子は年を感じさせません。
中年になって踊ることもしんどくなった趣里さんの福来スズ子はみたくないですよね。いよいよ来週は大ラスです。
気になるのは羽鳥先生です。