2024年前期の朝ドラ「虎に翼」でキャストの松山ケンイチさんは法曹の世界を志す主人公・寅子に厳しい言葉をむける“桂場等一郎”を演じます。
“桂場”の読み方は「かつらば」で、裁判官です。松山ケンイチさんは朝ドラ初出演ですね。
大河ドラマでは2012年の「平清盛」で主役を演じ、2023年の「どうする家康」では家康と切っても切れない中になる本多正信を演じて話題になりました。
ですので、朝ドラが初出演というのはビックリです。さて、松山ケンイチさんがどんな裁判官で登場するのでしょうか?
期待が高まりますね。
ところで、「虎に翼」の伊藤沙莉さんが演じる寅子をもう一度観たいと思いませんか?また尾野真千子さんの語りも聞きたいですよね。
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「虎に翼」で松山ケンイチが演じる裁判官“桂場等一郎”の戦前。
桂場等一郎(かつらば・とういちろう)は、武の精神を持ち多少のことでは動じないどっしりした男性です。
実存の裁判官がモチーフになっているようで、その方は剣道家でもあったようです。
さて、戦前の法曹界は、女性の進出に蓋をしたような社会でした。主人公の寅子にとって桂場はその蓋に乗る重石のような存在かもしれません。
令和の時代でも国会議員の女性は少数です。ですから、昭和初期時代で女性の社会進出は特例中の特例だったのでしょう。
「桂場等一郎」とは。
桂場は女性の弁護士が生まれる未来を予感していました。でも今ではないと第1週の5話で寅子に直接力説していました。
男性も女性もそして社会もその準備ができていないと思っていたのでしょう。ですから法の道を志す寅子に厳しい言葉を向けてのでしょう。
寅子は男女平等であるべきなのに、そうなっていない現実の矛盾を口にしていきます。そんな寅子と桂場は対峙ししていきます。
⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」第1週「女賢しくて牛売り損なう?」のあらすじ(ネタバレ)と感想。
厳格な「桂場等一郎」
第1週1話の冒頭(アバン)から桂場は登場します。戦後まもない東京でとある官庁の人事課に勤務しています。
そこに寅子が正装しやってくるのです。桂場は少し間をおいて「やゃ君か」と寅子の顔を見てそのシーンはカットでした。
このシーンはやがて戦後の日本、第10話裁判官編の冒頭(アバン)でも登場します。
⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」第10週「女の知恵は鼻の先?」のあらすじ(ネタバレ)と感想。
食べかけた「芋」を食べるシーンはありません。また5話の甘団子も寅子と口論してしまうので食べるシーンはありません。
寅子の人生に大きな転機が訪れる前のアクションなんですかね。今後「食べられないシーン」は何回登場するのでしょうか?
さて、桂場は感情が表に出にくいタイプの裁判官です。ですので今後厳格なだけではない桂場を探すのも楽しみの一つになりますね。
何週かに有名な言葉も残しますので、お見逃しないようにして下さいね。
「虎に翼」では主役の寅子が口にする「平等な世の中ではない」という声が等一郎を支えることになると思います。
「虎に翼」で松山ケンイチが演じる裁判官“桂場等一郎”の戦後。
第10話「女の知恵は鼻の先?」から裁判官編となります。昭和22年(1947年)戦後のまだ荒廃とした日比谷の法曹会館が舞台です。
桂場は人事課。
桂場は法曹会館の人事課で働いていました。そこに寅子がやってくるのは第1週のアバンで描かれたシーンです。
ここから寅子は裁判官への道を歩むことになるのですが、桂場は最初は反対していました。しかし友の久藤が乗り気なのです。
結局、久藤が寅子を後押しし桂場は寅子を見守る役になるのか?それはもう少し物語を見てから執筆いたします。
「虎に翼」で松山ケンイチが演じる裁判官“桂場等一郎”は最高裁長官に。
9月9日放送の第116話で桂場は最高裁長官に就任しました。ついに司法の頂へと登り詰めました。
司法の独立を常に念頭に置き裁判官としての職務を遂行してきました。
⇒2024年前期朝ドラ「虎に翼」第24週「女三人あれば身代が潰れる?」のあらすじ(ネタバレ)と感想。
しかし、最高裁長官となった桂場に試練が押しかかります。最終週前の第25話でどんなシーンがあるのか?最終週はどうなるのか?
大きな見どころを見逃さないで下さい。
虎に翼に出演しているキャストの役一覧はこちら。
⇒「虎に翼」朝ドラ2024年前期のキャストと相関図発表一覧。
まとめ。
万人は法の下に平等とされていると言いますが、女性に限らず弱い立場の人への不平等は令和の社会でもとても多いですよね。
特に議員と一般人への法は別物とのような出来事が令和ではとても多いのが気になります。「虎に翼」はそんな令和社会にリンクする出来事がとても多いのではと思います。
そこに桂場等一郎のような司法を何にも汚されたくないと真っすぐな視点で物事を判断していく姿に共感を覚える瞬間があると思います。
そのようなシーンを見ながら桂場を演じる松山ケンイチを応援していきましょう。