2023年後期朝ドラ「ブギウギ」第12週「あなたのスズ子」のあらすじと感想を紹介します。
朝ドラ「ブギウギ」は今から75年前、戦後の世の中に、人々を楽しませ、励まし、生きる活力を与えた歌手・福来スズ子(趣里)の物語です。
モデルは昭和の歌手「笠置シヅ子」です。
⇒⇒ブギウギのヒロイン「福来スズ子」のモデルは戦後の大スター笠置シヅ子。
先週は⇒第11週「ワテより十も下や」でした。スズ子の運命の人との出会いが描かれました。
モデルの笠置シヅ子さんも人生でたった一人「愛した男性」でした。
今週の第12週「あなたのスズ子」では、スズ子の苦悩に満ちた恋愛物語が描かれます。
モデル(実存) | ブギウギの設定 | ブギウギのキャスト |
笠置シズ子 | 趣里(役:福来スズ子) | |
服部良一(作曲家) | 草彅剛(役:羽鳥善一) | |
淡谷のり子 | 菊地凛子(役:茨田りつ子) | |
村山興業の御曹司 | 水上恒司(役:村山愛助) | |
挿入歌 |
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「ブギウギ」第12週「あなたのスズ子」のあらすじ。
愛助は病弱で兵役につけない自分が恋をしていいのかと悩んでいました。スズ子は愛助の家に駆け付け、正式な交際を申し込みます。
その後、2人はしばらく会わないでいましたが、恋の噂は業界に広まってしまいます。
愛助の母・トミが手紙で「あんたの出来ることはある」「劣等感を抱く必要はない」と息子を励まします。
愛助の心は晴れ、その翌日スズ子に会いに来ました。
愛助「僕はこの先、必ず、福来さんにふさわしい男になります。なってみせます。せやから、僕と交際してください!」
こうして2人は交際することになりました。
村山興業東京支社長の坂口は、「福来スズ子とその楽団」のマネージャー・五木を使って愛助とスズ子を別れさせようとお金を渡します。
しかし、五木はお金を持ち逃げしてしまうのです。
さらに、今度は愛助の母・トミがスズ子と愛助を別れさせようとします。しかし、愛助もスズ子も別れません。
そんな中、楽団は新しいマネージャーが見つからず、活動休止になってしまいます。
その年の暮れ、スズ子と愛助は空襲警報の中を逃げまるのですが、途中で愛助が喀血。
一方、羽鳥は上海にいる軍へ慰問へ行くことになりました。
⇒趣里(キャスト)が朝ドラ「ブギウギ」で演じる「福来スズ子」とは。
第12週タイトル | あなたのスズ子 |
放送日 | 2023年12月18日(月)~12月22日(金) |
放送 | 午前8時~8時15分 |
再放送 | 午後0時45分~1時 |
「ブギウギ」第12週「あなたのスズ子」のネタバレ。
第60話:12月22日(金)愛助が喀血かっけつ。
愛助は母・トミに呼び出されます。
トミからは、スズ子に会うのはやめるように言われ、山下がマネージャーになることも認めないと言われてしまいます。
反論する愛助だったが、聞き入れられることはなく、スズ子に会わせるようにと言われるだけでした。
そうして、スズ子は初めて愛助の母・トミと会うことになりました。
スズ子とトミ。
愛助は村山興業の後継ぎになる人間だす。そのことを重々ご理解ください。
というあっさりとした一言を残してトミは応接室を去っていきました。
僕らに任せてくれはったんかな?。
きっぱり別れろ。
という意味であるとスズ子は理解しました。
それでも愛助とスズ子の気持ちは燃え上がっていきました。愛助は大学を辞めて、早くから村山興業で働くことを考えていました。
愛助にとっては、いつの間にかスズ子が一番の優先事項になっていました。しかし時勢は戦時中で空襲警報が鳴り響き愛助はスズ子を抱き上げて街を逃げ回っていました。
空襲警報が解除になると二人は見つめあい、顔を近づけ、そっと唇が触れ合います。恥ずかしさのあまり、「何や、お腹空きましたな」と声をかけるスズ子。
そんな時、愛助は酷く咳き込み、口から離した手には真っ赤な血が広がっていました。
一方、羽鳥善一は陸軍の報道班員として日本を離れ上海に行くことになりました。
第59話:12月21日(木)五木が逃亡。
長野に巡業に来たスズ子たちのもとに、スズ子の大ファンだという子連れの女性が楽屋を訪ねてきました。
その子どもはマネージャーの五木のことを「お父ちゃん」と呼ぶのです。
スズ子は五木に、この女性のことや馴(な)れ初めを聞き、五木の覚悟を知ります。
そして、スズ子は五木にボーナスを支払うという話をするが五木は断りました。しかし、公演後、五木の姿はどこにも見当たりません。
五木はスズ子のファンというナツとその子供と一緒に姿をくらましました。置き手紙には謝罪の言葉が書き記されていました。
そして、「スズさん、あんたは日本一の歌手だ」との結びでした。スズ子の義理と人情を知っている五木の心からの賞賛でした。
五木がいなくなり、スズ子と愛助を別れさせようとする坂口の工作はうやむやとなります。
しかし、愛助の母で村山興業社長のトミが坂口に愛助を呼び出すように命じました。
⇒小雪(キャスト)が朝ドラ「ブギウギ」で演じるは「村山トミ」(初出演)
そんな中、五木の後任のマネージャー山下がスズ子の前に現れます。山下は、村山興業の古参社員で愛助を「ボン」と呼び合う仲です。
第58話:12月20日(水)金を受け取った五木は?
スズ子は愛助からの告白を受け、二人は交際を始めることとなりました。スズ子は巡業先でも愛助に手紙を書き、二人の仲はますます深まります。
一方、楽団の地方巡業はスズ子の歌う「アイレ可愛や」で好評だったが、ギャラが芋に変わってしまったり、
警察から服装や化粧についての規制などもあったりと大変なこともあり、又収支は厳しい状況でした。
だが、愛助に手紙を綴るスズ子は愛助の存在が大きな支えとなっていました。
手紙を書いたスズ子も手紙を読んだ愛助も、「あなたのスズ子」の文言に大いに照れながら、愛おしくてたまらないといった表情を見せていましたね。
そんな中、マネージャーの五木は坂口とひそかに会って話をしていました。それは…。
五木はすでに「スズ子と愛助を別れさせる」ためのお礼として坂口からお金を受け取っていたのです。
まさか、もうお金もろたりしてまへんよね?。
と問い詰めます。五木は「もらうわけないじゃない。何言ってんのよ」とシラを切る姿がとても悲しい。
スズ子と愛助の恋路をもっとも理解しているのは五木かもしれないが、金を受け取ってしまった五木がどう振る舞うのか?
五木の行動が気になります。
第57話:12月19日(火)愛助の交際宣言。
スズ子と愛助の仲は“スウィングの女王”と“村山興業の御曹司”としても大きなニュースになりました。
羽鳥善一や麻里にもその噂について聞かれました。
しかし、スズ子は返事を待つ身で、相手のことはどうしようもない状況で、思い悩むばかりだと伝え麻里に相談します。
麻里の言葉。
麻里は、
今はその方のお答えを待つしかないわね。
とスズ子の悩みに優しく応えてくれました。でもスズ子にとって待ちの恋愛をするのは初めてのこです。スズ子は…
結構辛いですね。
と本音を漏らすと…
恋は辛いものよ。自分と同じくらい大切な人ができるってことなんだもの。
という言葉がスズ子の気持ちを軽くしてくれました。
⇒市川実和子(キャスト)が朝ドラ「ブギウギ」で演じるは「羽鳥善一の妻・麻里」
一方の愛助は、母・トミから手紙をもらったことがきっかけで、スズ子との関係のことである決心をします。
村山トミの手紙。
愛助は村山興業の東京支社の応接間で坂口と会っていました。そして、愛助は…
僕は福来さんと交際するで。
と告げます。
その決断を決心したのは愛助の母・トミの手紙でした。
トミ:「あんたにはあんたのやり方でお国のためにできることが必ずやあると母は思うてます。劣等感を抱く必要はありまへん」という内容でした。
⇒小雪(キャスト)が朝ドラ「ブギウギ」で演じるは「村山トミ」(初出演)
そうしたある日、スズ子たちの楽団事務所に愛助が訪ねてきたのです。
愛助の告白。
スズ子と楽団のメンバーは事務所に集まって次の巡業に向けて準備を進めていました。すると、突然愛助がやってきます。
今はこんな、親に頼ったへなちょこでっけど、
僕はこの先必ず福来さんにふさわしい男になります! なってみせます!
せやから僕と交際してください!。
と改めて告白するのです。
⇒水上恒司(キャスト)が朝ドラ「ブギウギ」で演じるは「村山愛助」
スズ子もずっと愛助のことを考えていたことを明かしました。
やっぱりワテは村山さんが好きだす。
と二人はお互いに頭を下げました。楽団のメンバーたちは音楽で2人を祝福しましたね。
第56話:12月18日(月)伝蔵さん店じまい。
愛助と坂口の話を聞いたスズ子は、耐えきれずに部屋に押し入りました。
ここで話をつけようと言う坂口に対して怒るスズ子ですが、愛助がまずは二人で話をすると言うことで怒りを収めます。
二人になったスズ子と愛助は、お互いの思いを伝えます。
愛助は体が弱く同級生と同じように戦地にいけなく引け目を感じていました。このような状況の中で恋愛をしていいのかと悩んでいることをスズ子に伝えます。
それを聞いたスズ子は、
あんさんが戦地に行かれへんいうの聞いて、今ホッとしてます。
と、スズ子にとって愛助は、いつしか失いたくない大切な存在となっていたのです。
政府は戦況の悪化に伴い、これまで猶予されていた20歳以上の文科系学生の徴兵に踏み切りました。いわゆる学徒出陣の始まりです。
さて、スズ子が帰宅する前に入るおでん屋。
そのおでん屋の伝蔵が、
もう限界だ。材料もろくに手に入んねえし、まともな商売なんかできやしねえ。
とこぼします。
戦況が悪化し、食料が不足し具材は大根しかなくなり醤油が調達できなくなったのか、色も薄くなっていまし。
伝蔵は、上京してからのスズ子をずっと見守ってくれていた存在でした。
エンディングでは愛助に一通の手紙が、差出人は「村山トミ」愛助の母親からでした。
⇒小雪(キャスト)が朝ドラ「ブギウギ」で演じるは「村山トミ」(初出演)
「ブギウギ」のあらすじをまとめた一覧はこちらから
⇒2023年後期朝ドラ「ブギウギ」のあらすじ一覧。
「ブギウギ」第12週「あなたのスズ子」の感想。
月曜日にはトミの一通の手紙が愛助の元に届きます。そして金曜日はスズ子とトミが会いました。
愛助とスズ子の年の差は9歳で愛助はボンボン、結婚すればスズ子は姉さん女房。当時としては相当騒がれたのではないか。
トミが別れなさいと言うのごく常識的な判断だったのでしょう。
史実としては愛助は子供の顔を見ないで他界してしまうのですよね。恋は当時でも盲目だったのですね。
視聴者の感想。
引用:ヤッフーニュース
愛助は身体が弱い。徴兵される事はない。でも、そんな自分がお国のために徴兵されてる人がいてる中、恋だなんだとうつつを抜かしていいのだろうか。と考えてしまったわけやな。
すず子は六郎を亡くしてる。学徒出陣で愛助も兵隊として戦地にいくんじゃないか。と心配してたんやな。
でも、行くことはないと知って安心した。でも、愛助の他のみんなに対する負い目、申し訳ない気持ちもわかるから、愛助の決断にすべて任す。
ワテは村山さんの気持ちに応えるつもりでここに来たけど、村山さんが決めた事が正しいと去っていったわけやな。切ないな。
おでん屋も限界だと店じまいやと言うてたな。天下の福来すず子に酒をついでもらった。自慢させてもらいますわ。と大阪弁使ってくれたな。
坂口はウワサのままで終わらせたいと手切れ金を渡しにきたな。すず子は、当然、断ったけど、愛助の答え待ちやねんな。切ないな。また明日も楽しみにしたいと思います。
まとめ。
次週は第13週「今がいっちゃん幸せや」です。
昭和20年8月の東京が舞台ですね。日本人が一番苦しんだ大空襲の舞台が迫っています。スズ子は無事なのか?
愛助の病気は治るのか?スズ子は歌うことも忘れてしまうのか?心配ですね。