2024年前期の朝ドラ「虎に翼」でキャストの小林薫さんは主人公・寅子を法曹の世界に導いた“穂高重親”を演じます。
“穂高重親”の読み方は「ほだか・しげちか」で、法学者です。小林薫さんは13年前の2011年朝ドラ「カーネーション」で主人公・糸子の父を演じました。
「カーネーション」は世界的なファッションデザイナーコシノジュンコの母親をモデルにしています。
その主人公糸子を演じたのが今回素晴らしい「語り」で寅子の心を披露してくれる「尾野真千子」さんです。
また、“穂高重親”は実存していたのか?そんな想像力も膨らみますよね。明治大学で女子部を創立した人物は誰なのか?
さて、小林薫さんがどんな大学教授をいや寅子の師となる男性を演じるのかとても楽しみです。
ところで、伊藤沙莉さんの寅子をもう一度観たい!!と思ったなら!!
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小林薫は朝ドラ「虎に翼」で演じる大学教授“穂高重親”とは。
穂高重親(ほだか・しげちか)は女性教育に熱心で、明律大学女子部の立ち上げに尽力しました。寅子を、法の世界に導き生涯の師となる大学教授です。
ひょうひょうとしておちゃめな一面もあります。第1週で「教壇に立ちたくないからって、腰がいたいなんてうそをついていますからね」
大学教授「穂高重親」のモデルは誰?。
穂高重親は、実存する法学者の方をモチーフにしているようです。どんな方なのでしょうか?
ドラマの明律大学は現在お茶の水にある「明治大学」がモデルです。ですので、明治大学で女子部を創立した人物は誰?ということになります。
その人の名前は「穂積重遠」さん。
穂積さんは女性法律家の育成に力を入れ、明治大学女子部を創設した人物です。そして祖父は“日本資本主義の父”と称される渋沢栄一さんでした。
穂積重遠はあの渋沢栄一の初孫。
1883年4月11日 、穂積陳重の長男として東京で生まれました。陳重は愛媛県士族で東京大学の教授です。
母は渋沢栄一の娘、歌子(うた)です。渋沢栄一にとっては初孫ですね。
2021年に放送した大河ドラマ「青天に衝け」の明治編で小野莉奈さんが歌子を演じていましたので記憶に残っている方も多いと思います。
36話で歌子(うた)と陳重の見合いシーンがありますので、録画しているファンは再視聴して下さい。
栄一とその娘歌子(うた)のDNDを受け継いでいる「穂高重親」のモデルになっている「穂積重遠」を小林薫さんが演じていますが、
大河ドラマ「青天に衝け」では渋沢栄一の父・市郎右衛門を好演していましたね。
寅子の師「穂高重親」
2024年4月1日から始まった「虎に翼」は性格や役割が異なる女性たちの世界を描きながら、法律を学ぶ5人の魔女たちの人間模様が映し出されます。
男子生徒に交じっての大学授業シーンは今では当たり前の世界なんですが、当時は特殊であったと思うとこの魔女たちの凄さが解ります。
さらに、その女性たちに門戸を開いた穂高重親教授の法の精神をこのドラマで知ることができるのはとても喜ばしいことですね。
小林さんの役柄は幅広いのですが、私は「虎に翼」のようにある人の人生を導いてくれる師匠のような役柄が大好きです。
それは小林さんの人柄が影響していると思うのです。
小林薫の役柄は。
2017年の大河ドラマ「おんな城主直虎」で演じた龍譚寺南渓和尚もおとわ(直虎)を導いていました。
2021年の大河ドラマ「青天を衝け!」で演じた主人公・渋沢栄一の父・渋沢市郎右衛門は百姓時代に商売の尊さを栄一に教えています。
ある人生の師となる役柄に見事にマッチするのが「小林薫」の魅力ですね。「虎に翼」でも最後まで寅子の師として女性の道を導く展開を楽しみにしています。
虎に翼に出演しているキャストの役一覧はこちら
⇒「虎に翼」朝ドラ2024年前期のキャストと相関図発表一覧。
まとめ。
法律を守ることは当然なんですが、法の解釈はとても難しく現代社会でも不条理に映るニュースも多々ありますよね。
女性弁護士が存在していなかった日本国を想像することはとても難しく女性の立場で法を解釈できない時代は不条理のオンパレードであったかも知れません。
そんな時代に女性の法律家を誕生させた穂高重親という教授は日本の宝ですね。ですので準主役級の人物だと思います。
そんなことも考えながら今後展開するだろう裁判シーンをとても楽しみにしています。