連続テレビ小説の第105作目として放送されている「カムカムエヴリバディ」で雉真繊維の社長・キャスト雉真千吉を演じるのは段田安則です。
カムカムエヴリバディ岡山編では主人公の安子(上白石萌音)と雉真稔(松村北斗)はおたがいに想いを寄せていました。
稔の父、千吉(段田安則)は一代で岡山に「雉真繊維」を築き、事業を拡大する計画がありました。
戦前の当時は、家の利益になるための政略結婚が多くあった時代です。
単に自分と相手の幸せだけではなく、お互いの家族の幸せ、発展を考えなくてはならなかったのです。
安子と稔の場合は、千吉次第なんですね。今とは大いに違いますね。
そんな当時の時代背景と空気感を感じながら、千吉と稔、稔と安子のそれぞれの想いはどのようになるか見守りたいですね。
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段田安則(キャスト)が朝ドラ「カムカムエヴリバディ」で演じる雉真千吉とは?
雉真千吉は岡山で足袋、学生服、軍服を製造する「雉真繊維」を一代で築き上げた実力者です。
跡継ぎの稔と一緒に事業拡大を目指しています。仕事にはとても厳しいですが、子供には優しい一面も。
長男の稔は大学生、次男の勇は野球球児で、子供には好きなことをやらせる優しい父親の印象です。
段田安則が演じるキャスト雉真千吉。
稔には小さいころから教育を受けさせ、大切な雉真家の跡取り息子で頼みの綱です。
千吉にとって戦時中はろくに材料も手に入らない世の中ですので、安子は邪魔な存在だったのかも知れません。
四六時中、雉真繊維のことを考えている千吉にとって、家の得にならない安子との結婚には大反対だと思います。
「#カムカムエヴリバディ」“2人の父”の息子を思う気持ちにネットも感涙「グッときた」
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— モデルプレス (@modelpress) November 18, 2021
段田安則が出演した朝ドラと大河ドラマは?
段田安則の朝ドラ出演は3作品。
1996年:ふたりっ子(野田光一 役)
1996年に放送した「ふたりっ子」を紹介します。
大阪の下町で豆腐店を経営している父・野田光一(段田安則)と母・千有希(手塚理美)の間に双子の女の子が生まれます。
性格が正反対の2人が悩みながら成長していくストーリーです。
姉の麗子は女性らしく優等生なのに対して、妹の香子は問題児。唯一、香子には将棋の才能がありました。
姉は京都大学出身で仕事ができ、妹はプロ棋士となります。
姉妹それぞれの挑戦と、それを取り巻く人間模様が描かれています。
段田安則演じる野田光一は、中卒で豆腐店を継ぎ、お嬢様の千有希と駆け落ち同然で結婚をしました。
娘が成長していく中で、お嬢様育ちの妻との間に考え方のずれや劣等感が生まれ、お酒におぼれ、歌手のオーロラ輝子におぼれ失踪までしてしまいます。
ダメな夫役ですが、コミカルで愛情のあるとても人間味があふれていて、見ていて楽しかったです。
段田安則の大河ドラマ出演は4作品。
1991年:太平記(北条仲時 役)
1996年:秀吉(滝川一益 役)
2016年:真田丸(滝川一益 役)
戦国時代の名将である真田幸村を描いた三谷幸喜作品の代表作は「真田丸」です。
家康をも恐れさせる伝説の武将となった真田幸村が戦国の荒波に揉まれ、苦しみながら成長していく家族愛にあふれたドラマです。
段田安則演じる滝川一益は、織田家重臣です。
本能寺の変ののちに北条に押され、織田を立て直すための清洲会議に急ぎますが手間取って参加できません。
このことがきっかけで、秀吉の台頭により勢力・権威が失墜してしまいます。
滝川一益の役は1996年の大河ドラマ「秀吉」でも熱演していらっしゃいます。
もう滝川一益といえば段田安則ですね。
段田安則ってどんな人?
2004年度菊田一夫演劇賞「おもろい女」「幻に心もそぞろ狂おしのわれら将門」
2006年度朝日舞台芸術賞「ヴァージニア・ウルフなんかこわくない?」「タンゴ、冬の終わりに」
2006年度読売演劇大賞 大賞・最優秀男優賞「ヴァージニア・ウルフなんかこわくない?」
2011年度読売演劇大賞 優秀男優賞「大人は、かく戦えり」「国民の映画」
2018年度紀伊國屋演劇賞「夢の裂け目」「出口なし」「民衆の敵」
朝ドラの「ふたりっ子」はコミカルで親しみやすい、とても人間味のある役で大好きでした。
一方で、東日本大震災の映画「Fukushima50」ではシリアスで、パワハラな嫌われる役でした。
コミカル、シリアスとどんな演技も柔軟にできるマルチな方です。今後も幅広いご活躍を期待しています。
段田安則が出演した映画1選。
2020年3月6日に公開された「Fukushima 50」
3.11の東日本大震災で東京電力福島第一原発が大津波に襲われ、停電、建屋の水素爆発とまさに想定外の事態が発生。福島第一原発の吉田所長や職員の死闘を描いている映画です。
段田安則演じる竹丸吾郎は、東京電力本店のフェロー。政府との連絡役でした。
「原子炉内の圧力をどう下げるか」緊迫した中で必死に戦っている福島第一原発側と、「あーでもない、こーでもない」と指図し邪魔をする政府。
間に挟まれる連絡役も政府には逆らえず、吉田所長に強く当たります。
連絡役のもどかしさを熱演されています。
まとめ。
雉真千吉は戦前に岡山で「雉真繊維」を一代で築き上げた実力者です。
仕事にはとても厳しいですが、子供には好きなことをやらせる優しい父親の印象があります。
ただ戦時中、ろくに材料も手に入らない世の中。
雉真家の将来を考えて稔に銀行頭取の娘と政略結婚を進める一方で、息子に好きなようにさせてやりたいと、千吉はかすかに思っているのでは?
家族思いの千吉の葛藤、今後の行方が見どころですね。