連続テレビ小説の第105作目として放送されている「カムカムエヴリバディ」。
今回は、心優しい主人公・安子の母で、和菓子屋「たちばな」を夫・金太と共に支えるキャスト橘小しずと子しずを演じる西田尚美さんをご紹介します。
「カムカムエヴリバディ」は岡山、京都、大阪を舞台に、祖母、娘、孫のラジオ英語講座と共に歩んだ人生を描くファミリーストーリーです。
小しずが橘家にとってどのような存在なのか、小しずを演じる西田尚美さんはどんな女優さんなのかをまとめました。
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「カムカムエヴリバディ」で西田尚美演じるキャスト橘小しずとは?
日本を代表する女性バイプレーヤー西田尚美さん。
西田尚美は主人公安子の母・橘小しず。
西田尚美が演じるキャスト橘小しずは、上白石萌音さん演じるヒロイン・橘安子の母です。
心優しい性格で、いつも家族の幸せを願って、家族の生活を支えています。
夫・金太が二代目大将として切り盛りする和菓子屋「たちばな」を共に支えている陰の立役者的存在です。
小しずは、自由な息子・算太と天真爛漫な娘・安子を温かく見守りながら、 厳しい制限や束縛をせず、
子どもたちがやりたいようにさせてあげる見守りタイプのお母さんといった印象を受けます。
ある日、おしゃれが大好きな安子が小しずに「パーマネントをかけたい、お父さんに言ってほしい」とお願いをします。
一瞬戸惑う小しずでしたが、すぐに「機嫌が良い時狙って言ってみようか」と返します。
安子がおしゃれ好きなことを知っている小しずは、安子の気持ちを否定せず、一緒になって考えてくれるのです。
夫にとっても子どもたちにとっても、肯定し、味方でいてくれる小しずの存在は重要であると言えます。
同時に、実直で厳しい父に対し、温かく子どもたちを包み込む母・小しずがいてこそ、戦前の橘家の平穏な生活があったと感じさせられます。
しかし、時代は戦争に、空襲の犠牲になってしまいます。もう少し孫の世話をしてほしかったなー。
西田尚美さんは朝ドラでヒロインの母親役をやってみたかったとコメントしています。
ヒロインの母親役は女性バイプレーヤーにとって到達点の1つなのかも知れませんね。
西田尚美が出演した朝ドラと大河ドラマは?
西田尚美が出演した朝どらは”まっさん”
2014年にNHK連続テレビ小説第91作として放送された「マッサン」
ウイスキーが作りたいのに作れない日本男児・マッサンと日本人になりたいのになれないスコットランド人の妻・エリーのデコボコ夫婦が織りなす人情喜劇です。
西田さんは、主人公・マッサンこと亀山政春の姉・岡崎千加子を演じました。
始めはマッサンとエリーの結婚は、外国人の嫁という理由から周囲に祝福されるものではありませんでした。
それでもエリーは、文化の違いを超えて奮闘し、マッサンを支え続けるのです。
次第に周囲はエリーに心を動かされ、受け入れていきます。
西田さん演じる千加子もその一人です。
始めは外国人といったフィルターによって、結婚がうまくいくはずがないと反対する千加子が、エリーを一人の女性として尊敬するようになるまで変化していく様子が描かれており、西田さんの演技が光る作品です!
西田尚美が出演した大河ドラマは風林火山。
2007年にNHK大河ドラマ第46作として放送された「風林火山」
戦国時代を舞台に、甲斐の武田信玄に仕えた軍師・山本勘助の夢と野望に満ちた波乱の生涯を描いた作品です。
西田さんは、主人公・勘助の因縁の間柄である上杉政虎の同母姉・桃姫を演じました。
桃姫は、政虎の越後統一のために嫁ぎ先を決めるなど、政虎のために尽くす強い女性です。
政虎の無事を祈る姿が印象的で、西田さんの温かくも芯の強い演技が役にハマっている作品です!
西田尚美ってどんな人?
本日また一つ歳を重ねられました。仕事始めて間もない頃の写真と。この歳になってもまだまだ出来ないこと、わからないことたくさんあるってなんなん。幸せなことです。いつもありがとう。 pic.twitter.com/GZpQ3rG0qO
— 西田尚美 (@nnnnaominishida) February 16, 2022
文化服装学院時代に友人に誘われモデルの仕事をきっかけに事務所入りを果たした西田さん。
さまざまな雑誌で活躍をし、ドラマ出演をきっかけに女優へと転身しました。
その後も美貌と高い演技力で、ドラマや映画でも幅広く活躍されています。 今回は、その中でも一押し作品をご紹介していきます。
西田尚美が出演したTVドラマ。
西田さんが出演したTVドラマで私がおすすめしたいのが、2012年放送の「GTO」です。
西田さんは、物語の舞台となる明修学苑の新校長・大門美鈴を演じました。
絶対的管理教育を提唱し、学苑を一流校にしようと生徒たちを異常に管理していきます。
その理念を貫こうとするあまり、息子を巻き込み、次第に暴走していく様子は非常にリアルで、見ている側に恐怖を感じさせるほどでした。
最終的には、主人公・鬼塚先生の奮闘によって目を覚まし、学苑から身を引いて息子との関係を改めようと前を向いていきます。
狂気的な校長から前を向く母といった大きな変化を自然に演じ、登場は2話ほどでしたが、思わず引き込まれてしまう役どころでした。
西田さんの高い演技力と地味なスーツでも美しく着こなしてしまう美貌が見れるおすすめ作品です!
西田尚美が出演した映画。
西田さんが出演した映画でおすすめしたのが、2018年公開の「生きてるだけで、愛」です。
メンタルに問題を抱える引きこもり状態の主人公・寧子。
半強制的にカフェバーでのバイトを始めることになります。
西田さんは、そのカフェバーで働くマスターの妻・真紀を演じました。
カフェバーの夫妻は、寧子の心の病を知りながら、なんとか立ち直らせようとなかなか馴染むことのない寧子を見捨てませんでした。
寧子は次第に仕事を覚え、周囲にも馴染んでいきます。
心の病を抱える寧子を特別扱いせず、見守る夫婦。 西田さんの優しい笑顔や声が役にぴったりで、引き込まれてしまう作品です!
西田尚美のプロフィール。
ここまで、西田さんの出演作品に触れてきましたが、次は西田さん本人に迫ってみましょう。
西田さんは1970年、広島県福山市で生まれました。
文化服装学院時代、友人にモデルの仕事に誘われたことをきっかけに事務所入りを果たします。
父からずっと公務員を進められていたことから、父には内緒でモデルの仕事をしていたそうです。
その後、「an・an」や「non-no」などさまざまなファッション誌で活躍を見せました。
1993年、TVドラマ「オレたちのオーレ!」への出演をきっかけに女優に転身し、女優としても幅広い役で活躍されています。
母親役を演じることが多い西田さん。 私生活でも西田さんは2005年に結婚、2008年に出産されているので、現在お子さんは13歳です。
思春期の子を持つ母親役を演じた作品のインタビューでは、「同じように子育てで悩んでいる日々…悩みは尽きないです(笑)」と答えています。
ただ、「カムカムエヴリバディ」の橘小しずを見ると、普段から優しく温かく子どもを見守っているからこそ、
あの自然な演技が生まれるのだと感じます。
素の西田さんの母親としての経験が、役をよりリアルにしているのかもしれませんね! にしても西田さんが母親…羨ましいですね。
まとめ。
「カムカムエヴリバディ」の橘小しずと小しずを演じる西田尚美さんについてご紹介してきました。
心優しく、家族の幸せを願う小しず。
これまでもいつも家族を大切に、静かに温かく見守ってきました。
稔への思いがある中で見合いを勧められた安子や借金問題で勘当された算太、戦争の影が色濃くなっていく日常。
小しずは心配事が尽きません。
ただ、これまで通り、強く優しく温かい母親として、家族一人ひとりに寄り添っていってほしいと強く思います。
そして、一人の女性として、金太の妻として、子どもたちの母として戦争の時代を生き抜いてほしいと思います。