「舞いあがれ」5話「お母ちゃんとわたし」のあらすじ(ネタバレ)をお届けします。
10月6日放送の「舞いあがれ」4話「お母ちゃんとわたし」では舞は五島の人々と触れ合っていきます。
そして、舞は学校での課外授業として海の生物観察をすることになりました。
「舞いあがれ!」5話「お母ちゃんとわたし」のあらすじ(ネタバレ)。
ヒロイン・舞は、心の繊細な少女です。
相手が今どう思っているのかを察知し、心が優しすぎるので自分の意見や思いを口に出すことができなかったりもします。
そして、舞が楽しみにしていた課外授業が始まりました。しかし男の子がおこぜを踏んで怪我をしてしまいます。
親子の会話。
めぐみは祥子の副業である「ジャム作り」を手伝っていました。でも舞の事が心配で手が止まってしまいます。
祥子:ついて回るわけにはいかんやろ。
めぐみ:でも
祥子:一人でどがんもこがんもできんけんが、来たっとじゃななかとか?
めぐみ:私の子やけん、私がなんとかする。
二人はできたジャムを車に積んで港に向かいました。そこで人々が慌ただしく砂浜を走っている姿を見て車を止めてもらいました。
そこには舞が転んでひざにかすり傷を負っていたのです。過剰に舞を心配するめぐみを祥子は黙って見ていました。
めぐみを東大阪に帰すことを勧める。
そんな様子を見て祥子は、舞を五島に置いて東大阪に帰ることをめぐみに勧めるのです。
舞はめぐみに遠慮をし、自分の気持ちを押し殺すことで、熱が出ているのではないかと思ったのです。
それは、めぐみの口から五島の言葉「およ」が出始めた矢先のことでした。
母の提案を受け入れられずにいためぐみでしたが、しばらく考えた後、1人で帰ることを決めます。
めぐみが五島を離れる夜
めぐみ:舞は、もうちょっと五島にいてるほうがええと思う。舞のペースでゆっくりやってたら元気になれると思う。
舞:「うん」
舞は寂しかったと思うがうなずくしかなかったのでしょう。
めぐみは、舞や悠人への愛に溢れた母親です。でも、舞に似て心配性過ぎるが故に、頑張りすぎてしまう一面があるのです。
その頑張りが舞の中にストレスとして潜在的に蓄積してしまっていたようです。
舞は母めぐみのことが大好きです。当然めぐみも舞のことが大好きです。
五島を離れる前夜、布団に潜り込んでくる舞の手をギュッと握るめぐみ。そのシーンを見れば二人の愛情が伝わってきますね。
五島から離れるめぐみ。
翌朝、舞と祥子は、福中島のフェリー乗り場まで、めぐみを見送りました。
遠ざかっていくめぐみの背中を見ながら、舞は祥子に自分の気持ちを明かしました。
舞:お母ちゃん、私にここ残ってほしいて思ってる。そやかや、帰られへん・・・。
そんな舞に、祥子は言います。
祥子:ちゃんと自分の気持ち,言えたばい。少しずつでよか。
めぐみと舞の親子は一旦距離を取ることを選ぶのでした。
大空に舞う凧。
エンディングで、二人が歩いていると、うなりを上げながら大空に舞う凧が舞の視線へと飛び込んできまいた。
舞:おばあちゃん、あれ何?
祥子:ばらもん凧たい。「元気もん」っちゅう意味たい。
「少しづつでよか」と祥子に背中をさすられた舞は、母とは違う帰路を初めて進みます。
その先で目にしたのは、五島名物の「ばらもん凧」。
凧は、向かい風を受けないと空に上がることはできません。五島の青い空を見上げた少女・舞は、やがて空高く飛べる日を夢見るようになるのです。
第1週(1話~5話)のまとめはこちら
⇒「舞いあがれ!」1週「お母ちゃんとわたし」のあらすじ(ネタバレ)と感想。
まとめ。
フェリーに乗るめぐみを見送った舞が途端に涙を流していました。
「私と一緒にいてたら、お母ちゃんしんどそうやから。お母ちゃん、私にここ残ってほしいて思てる。そやから帰られへん」と初めて自分の気持ちを口にするシーンは涙でしたね。
舞の細やかな優しさと少しづつ芽生え始めた強い心を演じる子役の浅田芭路の演技力に泣かされました。
そんな孫の勇気を肯定する祥子の大らかな愛が5話で描かれていました。
次週の第6話「ばらもん凧(だこ)、あがれ!」は舞の五島での新しい日々が描かれます。
先ずはばらもん凧のたこ糸を握るシーンからですね。