「チコちゃんに叱られる」過去の問題から「大相撲の制限時間は誰が決める?」をチコちゃんがお答えします。
2020年の大相撲五月場所(5月24日~6月7日)は中止になりましたね。
そして、七月の名古屋場所(7月19日)は名古屋から東京の国技館に変更になり、無観客での開催になりました。
2020年はそんな年でした。
「チコちゃんに叱られる」過去の問題。大相撲って何故6時に終わる?
さて、大相撲を見ていていつも疑問に思っていたことがありました。
どうして大相撲はいつも決まった時間で終わるのか?そんな素朴なギモンです。
知っていますか?「チコちゃんに叱られる」の過去の問題で放送していましたが、解る方はいません。
そこで、詳しく教えてくれたのは、相撲の歴史に詳しい相撲博物館学芸員の長瀬光仁(こうじ)さんです。
大相撲って何故6時に終わる?の疑問。
現在大相撲は、午前8時35分ごろから幕下以下の取り組みを開始して、最後の「結びの一番」を終えるのは、午後5時55分が目安です。
意外と早くから取り組みを開始しているのですね。
そこで、この時間を守るために、土俵の内外で、いろいろな“技”が駆使されていると言います。
相撲興行の基礎は江戸中期。
今の相撲興行の基礎が出来上がったのは江戸時代の中期です。ただしその頃はまだ終了時間は決まっていませんでした。
立ち合いでは互いの呼吸が合うまで、どれだけ時間をかけてもよかったため、明治45年(1912年)の記録によれば、取り組みに1時間以上かかったこともありました。
相撲の制限時間はNHKラジオの始まり。
制限時間が設けられたのは昭和3年(1928年)1月の初場所です。
NHKラジオでの大相撲中継が始まってからだそうです。
仕切りの制限時間を、それぞれ幕内4分、十両3分、幕下以下2分と決めて、これをベースに、一日200番近くある取り組みの時間をコントロールするようになったのです。
そのために、実にいろいろな技を使って時間調整をしているのです。
「チコちゃんに叱られる」過去の問題。制限時間は誰が決める。
相撲の制限時間は取り組みによって変わってきますよね。例えば、「物言い」があれば長くなり、「力士の休場」で短くなります。
相撲の制限時間。
この制限時間は日によって状況が異なりますのでその都度調整をしているのです。
例えば、土俵をほうきで掃いて時間調整、呼び上げをゆっくり行って時間調整、これらは予定よりも早く進んでいるときに使われます。
相撲の制限時間の番人は?
仕切りの制限時間の“番人”は・・・?実際の土俵での仕切り時間を計って、調整している人は誰なんでしょうか?
教えてくれたのは、芝田山親方です。(元第62代横綱・大乃国)審判5人のうち“時間係審判”が時間を計っています。
土俵を囲む5人の審判のうち、正面左側(TV画面の左側)にいるのが、時計係審判です。手にストップウオッチを持って、仕切りの時間を計っています。
「チコちゃんに叱られる」過去の問題。相撲の制限時間の合図は?
そして、時計係審判が右手を出すのが「時間いっぱい」の合図です。
相撲の制限時間確認は右手?
これを行司と土俵下の呼び出しが確認します。
呼び出しは力士に告げ、行司は軍配を返して、いよいよ「はっきよい、のこった」となるのです。
つまり、時計係審判が、時計を見ながら、仕切りの回数を時によっては減らし、時によっては増やし、時間を調整しているというわけです。
つまり、時計係審判の腕次第ですね。では仕切り時間とは?何でしょうか
相撲の仕切り時間とは?
それは、力士が土俵に上がってから立合いまでの時間です。
一般に土俵に上がってもすぐには相撲を取らず、しこを踏み、塩をまき、両者向かって・・・・という仕切りを繰り返します。
お互いの呼吸を合わせていくのですね。呼吸が合わずにどちらかの力士が待ったをかける場面を時々見ますよね。
呼吸が合わない力士はやはりいるのですかね。
まとめ。
いかがでしたか、
大相撲も若い力士の方がお亡くなりになり部屋の関係者の皆さんの悲しみ、そして後援会の皆さんの悲しみはニュースで伝わってきました。
相撲だけでなく全てのスポーツが今、無観客試合で少しづつ前進してきています。
大相撲もいろいろな方々が場所の運営に関わってきていて、その取り組みを伝えるTVも試行錯誤していると思います。
今回の「チコちゃんに叱られる」過去の問題「なぜ6時に終わる」の疑問は2019年12月27日の放送でしたので、当然無観客は想定していません。
でもTVの放送に合わせていてその時間を管理する審判さんが重要なお仕事しているかはお解りできたと思います。
いつの日か多くの相撲ファンが力士を応援をする映像をTVで放送されることを願っています。